[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/23(05:29)]
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お名前: むっちゃん
投稿日: 2004/8/25(00:24)
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やりました!
100万語達成です。
2004年1月17日から読み始めて8月22日に100万語達成。約7か月強かかりましたが、三日坊主の私が英語力も無いのにこれだけの英文を読むことが出来たことにひとりで感慨にふけっております。
以下、印象に残った作品を推薦セットの順に書いてみます。
●まず、1月中旬に読んだ SSS-1ANH1(Starter Set A-H1(2003))ですが、
これは続くかどうか不明だった私が1Aの半分だけ購入したものです。
こういう配慮、いいですね。やってみようかという気になります。
ここでは、Long Road が印象的です。風邪を引いた私がかかった診療所の待合室で読んだのですが、ふと顔をあげると本と同じ写真のポスターが貼ってあるではありませんか。若くして癌で亡くなったテリー・フォックスの意志を受け継いだイベント、テリー・フォックス・ランが私の町でも行われていたのです。彼の想いや行動を英語で知ることができたことに感慨深いものがありました。
●次に、1月下旬に読んだSSS-1ANH2(Starter Set A-H2(2003)) ですが
なんといっても The Coldest Place On Earth ですね。これを読んではじめて、南極点一番乗りがわずかな差の闘いだったことを知りました。英語で実用的な情報を得たとはじめて実感できた瞬間でした。
● 2月上旬、SSS-1B(Starter Set B)に入りました。
ここでは、A Little Princess が最高です。レビューにも入れましたが、実は本年の私の豊富は、「6冊以上英語の本を読む」と「英語の本を読んで涙を流す」というものでした。SSS多読を知って、6冊という目標はズルしてクリアですから達成感はなかったのですが、まさか、本当に涙を流せるとは思いもよりませんでした。英語の本を読んで泣いている私を誰かが観たら、私の素晴らしい英語読解力をうらやましがってくれたでしょう。かっこいいですね(笑)。
●2月中旬は、SSS-2A(Beginner Set A)です。
Pocahontas や FLY AWAY HOME など読んで良かったと思える作品に出会うことができました。
でも、HEIDI に強い印象が残っています。特に町に連れてこられて精神的にまいってしまうHEIDIの描写にはこれまた、涙がこぼれました。
●3月は、 SSS-2B(Beginner Set B)です。
The SECRET GARDEN は映画で観てすごく良かったのですが、この作品もすごく良かった。今から内容を思い出そうとすると、日本語で読んだのか英語で読んだのか混乱しているというくらい、物語にはまってしまったようです。
また、やはり、Anne of Green Gables も名作ですね。内容は超名作のアニメで知っていましたが、やはり格別な感じがします、英語で読むと・・・早く原著を読むようになりたいです。
●4月は、SSS-3A (Elementary Set A) です。
ここでは感動した作品は少なかったのですが、The Wave は、非常に興味深い内容でした。「善の強制」という昔に聞いた言葉を思い出しました。9.11直後の米国では「戦争反対」を言えなかったでしょうが、こんな感じだったのでしょうか?
このセットでは他に、Love Story があります。これは、1月に書店で観て、「こんなのが辞書を引かずに読めればいいなぁ」と思って手にとったものだったのですが、このセットに含まれていて、しかも辞書を引かずに読んじゃいました。retoled だったけれど一人で感動してました。
●5月は、 SSS-3B(Elementary Set B)です。
ここには、魅力的な作品がいっぱい。私はこんなにも損をしていたんだ。子供の頃に読んでおきたかった作品もありました。Five Children and It、これは最高!、嫌みもなく、こどもたちが可愛くてしかたがありませんでした。また、The Man From Nowhere もドキドキ。この先どうなるのかと心臓に悪いので一気読みです。読んでホット安堵のため息。
・・・・うーん、知らず知らずの間に英語力がついているのかも。でもこの辺りになると、英語力のアップよりも、面白い作品をもっと読みたいという気持ちの方がうんと強くなっておりました。
ただ、このセットの Last Sherlock Holmes Story は、後味が悪すぎた(映画エイリアン2の後、エイリアン3の最初の方を観せられた感じ)ので、今後の読者のためにセットからはずして欲しいと要望しておきます。
●6月と7月は、SSS-4A(Intermediate Set A)です。
このセットは凄い!
The Ring などは、推理小説の要素も含んでうーんとうなる作品、Littel Women の姉妹の友情もうれしかった、究極のラブストーリー JANE EYREは、挿絵は最低だけれども原作の持つ凄さで(原作を読んでいた私には)感動的でした。・・・でもこれはダイジェスト過ぎたので、OXFORD版の本を買い直しました。まだレベルが私には高いので全セットを読んでからの挑戦です。
David Coperfield は、私が読んだもっとも長い英語の本。Agnesという女性が出てくるのですが、彼女がもっとも魅力的でした。
そして、なんといってもこのセットの中の最高作品は、Two Lives です。私は、感動してしまい、1行読むたびに涙を拭かなければなりませんでした。年月の重さ、そして、年月では解決しない人の心、今でも胸が熱くなる宝物のような作品です。
実は、この作品を読んだあと、しばらく読書が止まってしまいました。仕事が忙しくなったというよりも、ちょっと夏ばてだったのですが、その夏ばての遠因にこの作品を読んだ反動というものがあったように思います。
●8月のお盆前にSSS-4B(Intermediate Set B)に入りました。
途中なので感想は無しです。
Z For Zachariah が100万語達成の作品でした。特に印象のある作品ではありませんが、記念すべき作品になりました。
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以上、大変長くなりましたが、こうして振り返ってみると、本当にSSSに出会えて良かったなぁと思います。普段手をださない分野の作品を読むことで、自分自身も知らなかった自分の好みというものに気づくことができましたし、多くの素晴らしい作品の前を素通りしていた贅沢すぎる馬鹿な自分を発見しました。
英語力は、どのくらいアップしたかというと、一文、一文の英語を読む力はそんなに変わっていないように思います。高校2年生程度の力だと思います。けれども、自分で実感するのですが、日本語の順番に変えずにまっすぐ英文を読むことができるようになったり、had が出てくる文、つまり「完了」を表す表現については、全くそのまま瞬時に理解できるようになったりというように、英語を読むときのわずらわしさといったものからは、ずいぶんと解放されたような気がします。
でも、この前、Harry Potter シリーズの「フェニックス軍団?」の原著を立ち読みしはじめたら、最初の数行続く英文で目が回ってしまい、スタコラサッサと逃げ出してしまいました。
ところで私の読書方ですが、知らない単語は、メモしておいてできるかぎり、推定した意味を書いておきます。これは読後の暇なときに辞書で引きます。
それから、人名を小さな紙辺にメモします。人物がわからなくなって面白くなくなることが多いからです。時々地名をメモすることもあります。
これだけです。シャープ・ペンシルが必要ですが、あまり無理がありません。自分に合った読み方だと思っています。毎日2時間から3時間、読書の7ヶ月でした。これからも続けたいと思います。
最後に、今後の私の抱負は、
1.SSS多読セットを読み終える。・・・映画でも来ている I,Robotも読めるぞ!
2.皆が感動的だと言う噂の There's a Boy in the Girls' Bathroom を読む。
3.買ってある JANE EYRE(OXFORD版)をキリン読みする。
4.Love Story の原著をキリン読みする。
5.Harry Potter シリーズを全てキリン読みする。
6.好きなSFをいくつか原著で読み直す。
7.トールキンのホビットの冒険を原著で読む。
8.トールキンの指輪物語を原著で読む。・・・・死ぬまでに。
です。
本当に長くなりましたが、100万語達成記念に免じてお許し下さい。
むっちゃん2
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