[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/23(10:56)]
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お名前: KYO
投稿日: 2004/7/24(07:07)
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皆さん、すっかりご無沙汰しています。KYOです。
ちょっと報告が遅くなりましたが、7月3日で私もようやく100万語を達成しました。
1昨年の2月26日から始めたので、達成までに1年5ヶ月!もかかりました。
私は専門学校等で英語を教えていて、SSSの多読を始めたきっかけは、
現在、高2の娘によいのではないかと思ったからでした。
娘に勧めるからには、私自身も読んだ方がいいだろうと100万語多読を始めました。
やっているうちに、これは英語学習法としては非常に力のある、汎用性の高い方法だと気がつき、
学生たちに勧めるようになりました。この4月からは思い切って多読の授業を開始しました。
授業のない長期の休みしか読めない状態が続いて、休みの2ヶ月間ほどを読んで3ヶ月中断の繰り返しでした。
2003年2月末〜4月初めで20万語弱、3ヶ月の中断。7,8月で40万語、また3ヶ月の中断。12月と2004年1月で70万語。
2,3月の休みで達成かと思ったのですが、息子の受験や引越しでほとんど進まず、
4月から7月まででちょっとずつ読み、やっと最後の30万語を読み終えました。
4月から多読の授業を始めて、学生たちに読みましょうとよびかけるからには、自分でも読まねばと思い、
終わりの30万語は学生たちのおかげで読めたような気がします。読んだ冊数は205冊で内訳は以下の通り。
英語学習者向けのGraded Readers レベル0-2が主 計103冊
PGR 0-1 32冊
PGR 2 18冊
OBW 0-1 13冊
OBW 2-3 11冊
MGR 1-2 21冊
CER 1-2 6冊
PGR 6 とCER 4 がそれぞれ 1冊
ネイティブの子供向けのGraded Readers や絵本 計72冊
(AAR PER AW SIR ICR LRAFなど) レベル0-1
ネイティブの子供向けの児童書 レベル2-3 計16冊
Nate the Great/ The Zack Files/ Marvin Redpost /Maximum Boy / Full House Michelle /
Nancy Drew Notebooks / A to Z Mysteries/ Magic Tree House / R.Dahl 各シリーズ1,2冊ずつ ネイトのみ5冊
ネイティブの子供向けの児童書 レベル4以上 計14冊
Captain Underpants / Cat Wings / Daren Shan / Sachar が1,2冊ずつ
J. Wilson が6冊 Harry Potter 1〜3巻
このほかに語数には入れていませんが、絵本を20冊ほど、ORTを70冊、
Literacy Land を80冊ほど読んでいます。
私の場合は、正直に言うと、多読指導の資料読みという感じがどこかにあったようです。
ですからレベル3までを意識して読むようにつとめました。
本を読むのは好きですから苦にはなりませんが、今まで読んできたのはお話が単純で短いものが多かったです。
英語学習者向けのGraded Readers は限られた語彙や言い回しで
これだけ複雑な内容も言い表せるんだと感心するのですが、
ストーリー的にはちょっと物足りないなと思うこともありました。
もっと書き込めば相当おもしろくなるなと思う本もいくつかありました。
その点、ネイティブの子供向けの本は読んでいて絵もかわいくて楽しかったです。
最近は絵がないと寂しかったりします。
読んでいて本当におもしろく感動したのは、ジャクリーン・ウィルソンとルイス・サッカーでした。
ダールは昔から好きだったので(Boy / Matildaなど大ファン)読んでいない本を読めてうれしかったです。
ハリー・ポッターはベストセラーになってしまったのでヘソを曲げて読まないでいたんですが、
読んでみればやはりおもしろい。映画を見たから読んだ1巻よりも、見ていない2、3巻がわくわくして読めました。
100万語読んであらためて感じることは、本を読むのは英語でも日本語でもやっぱり楽しいなということです。
英語のほうが解像度が落ちるんですが、お話の中に引き込まれて、
頭の中を絵が動いてる状態は日本語でも英語でも、私にとっては至福の時間です。
英語を教師だからお勉強モードになるということもなく、何回かの中断を経ながらも、楽しんで続けられました。
100万語多読をしてみてよかったなあと思うのは、忙しい中でも少しでも英語に触れる時間が持てる方法を見つけられたことです。
英語教師として英語の自己研修は欠かせないものですが、
授業の準備や後処理に追われてなかなか時間がとれず半ば諦めていたのです。
でも英語の本を読むという方法なら続けていけるという思いを強くしています。
そして英語教師としてはこれほど多くのものを与えていただいた方法はありませんでした。
これから、英語教師とどうやっていくかという大きな指針を得られました。
この掲示板で皆さんから学んだことは数知れません。本当にありがとうございました。
来週は、ボランティアで多読の集中講座を毎日3時間×5日間やる予定です
4月から始めた授業の方は、わりとうまくいっていて、「多読は楽しい」「読むのが苦にならなくなった」
「できるだけ自分でも続けていきたい」といった感想を寄せられています。
集中講座は、授業では受け持たなかった学生たちに主に呼びかけたのですが、
思いのほかたくさんの参加希望があってうれしいです。
でも本が足りるかなというのがちょっと心配です。
100万語を通過して、今後は、買ってはあるものの、
未読の本がまだ160冊ほどあるので、それをどんどん読んでいこうと思います。
シリーズものの児童書は、1,2冊しか読んでいないものが多いのですが、
どのシリーズも数冊から10冊ほど買ってあるのでそれを読んでいくのが今から
楽しみです。
書いているうちに何だか胸がいっぱいになってきました。
やっぱり100万語通過うれしいです。
これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!
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