[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/23(17:31)]
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お名前: フク
投稿日: 2004/2/22(21:47)
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フクです。 100万語通過しましたのでご報告させて頂きます!! ■これまでの英語暦(つまらないので読み飛ばしてください) 受験勉強の間、英語はとても好きでした。(成績が良かったからでしょう) 辞書はたくさん引きました。辞書を引くスピードが上がったのがわかる くらい引きました。当時の先生から「辞書が傷むくらい引きなさい」 と教えられて、実際辞書のカバーがとれそうになるくらいまで使いました。 学生になっても英語は結構好きでした。英検の2級を取ったりしましたが、 英語が自分のものになったという実感はついてきませんでした。 社会人になり、ソフトウエア開発の仕事につきました。 早い時期に英文のマニュアルを読む機会があり、「英語は必要だ」という 実感を感じとりました。入社したての頃は、中辞典を引き引き一生懸命 「日本語に訳して」読んでいました。 それから度々仕事で英語を読む機会がありましたが、多少「慣れ」はあっても どうも時間がかかる、といった感触がいつも着いて回りました。 ■多読を知ったきっかけ 日経BPの記事、「仕事で読まなきゃならない英語で頭痛がしなくなる日」 を昨年(2003年)の10/1日に見つけました。 記事が書かれたのは2002年ですが、丁度1年後にたまたま見つけました。 当時、英文のマニュアルを頭を抱えながら読んでいた自分ですから、 その日の夕方に早速「日から読みます英語100万語!」を立ち読み(!)し、 Penguinのスターターセットを買って帰りました。 ■経歴曲線 多読をやっている間の「感じ」を縦軸、「年代」を横軸にとり、100万語通過 までの経歴曲線を描きました。名づけて、「ガスクロマトグラフィー」 (普段は平坦なのに、ピークがあるとやたら高く出る、の意)です。 感じ +| 4 9* | * 6 ** 10 11 | 2 * ******* 7 * ***.... .... |* ** * * * ********* * ... .. | * * * * * * *** 8 * +-*-*---*-+---*--*--+*--------+---------+--***----+--------------- | ** *20 * * 40 60 80 100 年代 | * ** * * (語数) | 1 ** 5 | 3 | -| 1.読み始めの頃、レベル0を読んでいる間はあまり楽しめませんでした。 2.GRの中でも、Little Woman,The Wizard Of Ozなどおもしろいと思える 本が出てきました。 3.GR2を読んでいましたが、「もっと内容のあるものを読みたい」という焦り があり、あまり楽しく読んでいなかったと思います。読んでいた作品も PGRの映画のリトールドものが多く、当たり外れに影響されたと思います。 4.古川さん、マリコさんの福岡公演に行ってきました。質問をすることで 焦る気持ちがなくなり、読書に取り組めるようになりました。 5.この頃にはレベル4にも手を出しましたが、投げ出しが多く、選び方がマズイ 感じがしていました。 6.「日から読みます英語100万語!」を買って、お勧めの本を読むように すると、「楽しい」と思う作品によくあたるようになりました。 この頃、bigfootさんの「四股を踏むつもりで」やさしい本を読むと良い という話をよく憶えています。 7.レベル2-3を読んでいると、レベル2になるとすごく読むスピードが上がり、 驚いたのを憶えています。 8.レベル2のGRも目ぼしい作品はあらかた読み終えてきたので、レベル3だけ で固めると、読書スピードががたがたと落ちてきて焦りを感じました。 9.酒井先生の福岡公演を聞き、福岡のタドキストの皆さんの話を聞くにつれ、 英語の読書というものは面白いと実感が沸いてきました。 10.ここが今日ですが、100万語というのは通過点にすぎないし、99万語の次 に100万語があり、100万語の次に101万語があるのだなあ、と感じています。 11.これから先は未来です。忙しい時期やいろんな出来事もあるでしょうが、 長い間日本語の読書からも遠ざかっていた自分が本を読む楽しさを知りました。 これから100万語の先に続く道にはどんな「お土産」が待っているのかを 考えると、とても楽しみです。 ■読んだ本について レベル0(GR):10 レベル1(GR):13 レベル2(GR):44 レベル3(GR):41 レベル4(GR):3 児童書:12 都合、123冊になってます。振り返ってみるとよく読んだ、という気がします。 40万語の辺りでレベル上げが早すぎるのに気がついて、それからレベル2を 重点に戻したのは後々のための基礎作りに役立ったと思います。 100万語通過本はDarlの「George's Marvelous Medicine」でした。 Darlの作品は奇抜な発想で毎度驚かされるのですが、これはまた辛口な ラストで違った意味で驚きでした。 ■英語がわかるとは!? 折角の100万語通過ですので、「英語がわかるとはどういうことか」 という禅問答のようなテーマについて書いてみたいと思います。 (1)英語を読む (2)書いてあるが自分の中で像になってでてくる ということにしていますけど、言葉にすると伝わらないもんですね。 (1)と(2)の間に、日本語が介在していないことが、「英語でわかっている」 ことではないかなーっと思います。 ■変わったこと 100万語を読み始める前と読んだ今、変わったことは山ほどあります。 ・返り読みをしなくなった。 かなり早い段階で実感しましたが、英語は前から読むものだと思いました。 ・英語を翻訳しなくなった 英語の文章を読んで、そのままイメージするようになりました。 日本語は介在しないので、「〜〜って英語でなんていうの!?」と聞かれると とても困ったりします。 ・ちょっと聞き取れそうな気が.. 聞き取りに抜群の効果がでたと感じたことはないですが、映画やニュースなど ちょっと拾えるようになってきたかもしれません。法廷で話しているシーンや、 スピーチの場面などが比較的聞き取りやすい気がしています。 ・「頑張る」から「Happy」へ 最も変わったことですが、「勉強しよう」と思って始めた多読ですが、 今は英語での読書を楽しんでいます。 そして、楽しむということがいかに強い影響を及ぼすかを知りました。 最後になりますが、酒井先生、古川さん、マリコさん、苦しいときに支えて頂いた タドキストの皆さん、ほんとうにありがとうございました。 これからもHappy Readingを!
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