[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/11/23(19:48)]
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お名前: 直ママ
投稿日: 2003/11/29(21:08)
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■100万語通過しましたのでご報告します。 5月29日に読み始め、11月25日に通過したので6ヶ月かかりました。 読んだ本のリストは次の通りです。 YL0 PGR0 18 Curious George (Short) 8 OBW0 5 ICR2 9 SIR3 3 Swimmy YL1 PGR1 9 Magic Finger MGR2- 5 Enormous Crocodile CER1 5 Esio Trot OFF1 10 SIR4 2 Magic Tree House 8 Marvin Redpost 8 YL2 OBW1 23 There's a boy in the girls' bathroom PGR2 24 OBW2 14 計43冊 CER2 8 YL3 MGR3 9 OBW3 6 PGR3 3 MGR4 3 計142冊 総計185冊 ■100万語通過本は“There's a boy in the girls' bathroom”でした。 少しキリンかと思いましたが、皆さんの評判がとてもよく、通過記念本としては読みごたえの ありそうなものにしたくてこれにしました。忘れている単語、知らない単語が沢山出てきましたが 半分位読み進んだところで問題児のBradleyが変わり始め、面白くなりchapter38くらいからは一気に 読んでしまいました。Bradleyのせつない心理描写に思わず作品に惹きこまれました。 Carlaの心の広さ、愛にBradleyは救われましたネ! 日本ではカウンセラーを置いている学校は少ないので、どうも保健室の先生のところが避難場所に なっているようですね。誰にとっても立ち直るには何らかの癒しの場は必要なんでしょう! しかし、この本のことを“今日から読みます英語100万語!”や書評、掲示板で読んでいなかったら 私は表紙や題名で引いてしまい、多分読んではいなかったでしょう。 通過本に選んでよかったです。 以下は長くなってしまいましたが興味のない方はとばして下さい。 (なかば 自分のためのまとめとしてだらだら書いてしまいましたので。) ■英語歴について 中学生の頃から英語はほどほどに好きで(重箱の隅をつつくような問題にはうんざりしていましたが。) 受験英語を経た後、当時は就職に資格をうるさく問われるほど世知辛い世の中ではなく入社当時、私は 何も英語資格を持っていませんでした。(就職試験に英語はありましたが) 何と私が英検2級をとったのは26歳くらいだったと思います。一応資格という形にしておいた方がいいか なという感じでした。当時まだ英検準1級はなく(年がわかるか!)何を血迷ったか英検1級とダブル受験 しましたが、これは完璧単語量不足を感じたと記憶しています。(若気の至り、無謀でした。)試験の 途中で出直そうと決意したのを覚えています。 TOEICも当時まだなかったです。 その後、職場環境としては海外派遣帰りの人、英検1級をもっている人が周りにはごろごろいて簡単な 英単語は仕事会話では日常的という感じではありましたが外資系企業ほどの切実さ、私の仕事の英語 必要度もさほど高くなく、そのうち共稼ぎ、子育て、転職と30代40代前半は生活するのにせいいっぱい という状況になり、自分個人の時間などほとんどとれず、当然英語もまとまった勉強時間もなく 錆びついていく一方で、まあ、老後に腰をすえて勉強し直しペーパーバックでも読みたいなあという くらいの感覚でした。 ■TOEICとの出会い そうこうしているうち、一人娘も高校生になり手が離れ、仕事もまあまあ安定的となり、世間では “英語第二公用語論”が出だし、一部企業ではTOEICの基準以上の点数がないと出世もできないとか 言われ出し、私も人並みに“TOEICって一体どの程度の内容のもの?”と興味をもっていたところ、 たまたま私が住んでいる東京近郊の市の生涯学習事業団での講座でTOEIC初中級コースというのが 格安の受講料で設けられ、去年の5月から今年の2月まで計30回(内模擬テスト2回含む)を受講 しました。 久しぶりのやり直し英語ということで最初はついていくのが大変でした。簡単な単語も忘れている 始末で2時間で知識を詰め込まれ終わる頃には、もう当分英語にふれたくないというほど頭がぱんぱん になりました。 初中級といっても私からみればかなり高いレベルの人も参加していて、テープを聴かされて一人ずつ at randomに当てられreproductionさせられるんですが、私はお手あげ状態でした。隣に座った方は かなりtrainingしてらっしゃる方らしく、天才的に上手で私はめげましたが、それでも毎週日曜日に 2時間教室で知らないことを勉強するという時間がたのしくてうれしくてほとんど30回全出席でした。 最初は好奇心で通い始めたつもりだったんですが、せっかくだから本当のTOEIC Testも受けてみようと いう気になり、やり直し英語で初受験だから500点とれればよしとしようというくらいでしたが、 結果は640点でした。 ■TOEICからSSS式まで しかし640点の内容って何?と考えた時、私の場合は講座で習ったテクニックと直前ドーピングと消去式 解答で成り立っているのでは?ということでした。 今後も参考書から知識をとり入れれば、それなりに点数は上がっていくでしょう! game的なおもしろさも確かにあります。 でも何かが違う。 私の場合は圧倒的に英語の基礎体力が落ち込んでいる。頭の中に英語量が蓄積されていない。からからに 乾いてしまっている!ということでした。 今年の4月5月頃はまだこのようなはっきりした形で私自身認識していたわけではありませんでしたが 今まとめてみると上に書いたようなことだったと思います。 そういう状態にあった時に書店で出会ったのが“今日から読みます英語100万語!”だったわけです。 一旦TOEICの参考書から離れ、迂回して英語基礎体力をつけようと思ったわけです。 ■SSS式を始めてから しかし、生活の忙しさにかまけて何でも三日坊主になることが多く、実は最初SEG Book ShopでStarter Setを買うことができませんでした。一万円もかけて20冊も買うなんて無駄になるのでは?と自信が もてず(今から考えるとうそのような感覚)、本屋さんでちょっとずつ買って読み始めました。 ところが、おもしろいじゃありませんか! 最初の頃は簡単なレベルですから一冊が簡単に読みきれちゃ う! 色々な本が英語で読みきれちゃうおもしろさ! 名作で読んだことのなかった本の内容がわかる おもしろさ! 三日坊主どころか寝てもさめても多読三昧! 主な読書時間は通勤電車(35分×2) でしたが仕事時間中から早く電車で読みたいなあ状態、恋に落ちたような状態(?)この6ヶ月は 軽い興奮状態が続き、もっと読みたい!もっと読みたい!という意欲がうまくkeepされているという happyな状態でした。 ■失速について そんな私にも若干失速した時がありました。 第一は35万語くらいでEsio Trotを読もうとした時です。 YL2.6だし皆さんの評判もいいし表紙も惹きつけるしお話も面白そうだしと思ったんですが大間違いでした。 まず、知らない単語がいっぱい出てきて35万語の私にはまだ飛ばし読みができなかったんですネ。 今から思えば学校英語の一語一語丁寧に調べて読んでいくという域を脱していなくて、こんなに知らない 単語が押し寄せてきたら、もうお手あげでした。 前に進めなくなってしまいました。 そして、最近ペギー双葉山さんが掲示板でおっしゃっていたように“GRのYLと児童書のYLはイコールでは ない。別コースととらえた方がよい。”ということでした。 その時の私にはまだレベルが高かったん ですネ! それにその時点では気づきませんでした。 ですから当然投げました。そして3ヶ月後、90万語過ぎで再度挑戦!今度はスンナリ飛ばし読みができる ようになっていました。それも楽しんで読めました。(ほっ!)Dahlはお話作りがうまい! 第二の失速は60万語くらいでMagic Tree Houseを読み出した時です。 やはり学校英語では習っていないだろう単語が山ほど出てきてとまどいました。 この時は飛ばし読みに慣れていたので投げまではいきませんでしたが、GRに較べれば失速しました。 しかし、シリーズで同じ文章、単語が繰り返し使われるのでこれにはすぐ慣れました。 第三の失速はOBW3です。 Chemical SecretやSecret Gardenは50万語くらいでスンナリ読めていたんですが83万語くらいで他の OBW3、2冊を読んだところ失速してしまい、まだ私にはちょっとレベルが高いのかなあと思っていた ところ、次に読んだChristmas Carolに救われました。 忘れている単語がいっぱい出てきましたが、お話の面白さでHappyReadingできたので、他のOBW3も たぶん読めるだろうとの感触をつかみました。 ■印象に残った本 (1)There's a boy in the girls' bathroom 100万語通過本について前に書いたとおりです。 (2)Dahlの本 前にも書いたとおり、お話作りのうまい作家だと思った。他の作品も読んでいきたい。 (3)Matilda(PGR3) PBで読みたい。 (4)Sue Graftonの本(MGR4のA B) 現代アメリカっぽい雰囲気が好きです。 PBで女主人公Kinseyの活躍ぶりをアルファベットシリーズ全冊で読みたい。 (5)Christmas Carol (OBW3) ディケンズの作品を日本語であまり読んでいませんでしたが、お話作りが上手い人と認識したので GRで他の作品も読んでいきたい。 (PBは私には難しいと思うので。) ■200万語までの予定 YL3.0までの児童書、OBW3、PGR3を中心に読んでいきたいと思っています。 そして私の娘が地元の市立高校3年生ですが、“学校の図書館にOBWが0から6までかなり揃っている。” と最近知らせてくれたので、卒業までに急いで読めるところまで借りて読んでしまおうと思って います。もう少し気づくのが早かったらなあとは思いましたが、まあしょうがないです。 国際科が3年前に新設されたのでそれにともなってGRも買い揃えられたのではと思われますが ほとんど借りている人がいないようです。もったいない!紹介する先生もいないし、今時の高校生は 他のことが色々忙しそうですし。 ■SSS式多読について こんないいシステムにもっと早い時期に出会いたかったと思いました。 できれば大学1年2年のような時間がたっぷりあり頭が柔軟な時に。 今までの英語の先生もしくはTOEICなどの高得点者の書いている本などでは“自分はこの勉強方法で 成功しました。”の内容で終わりだったような気がします。それはほとんどの人に全然役にたたな かったと思います。 それはごく一部の語学の才能のある人、記憶力のいい人、環境に恵まれた人、人並み外れた忍耐力 のある人、英語の必要性の高い人などには有効でも大部分の人にとってはまねできないものであった ような気がします。レベルが高すぎたんです。 ところが、SSS式はとても面倒見がよいと思いました。簡単なレベルからですし、いろんなレベルの 人に対応しているので、ごく平均的な人でも“今日から読みます英語100万語”を読み素直にその 通り実行すれば、自然のうちに100万語まで導かれますし、具体性(何を読めばよいか、躓いた時 どうすればよいか)が優れていると思いました。 おまけに掲示板。はげみになりますよネ! 一人でやっているのではなく同時に同じようなことを している人がいると思ったり、参考になることがいっぱい書かれていたり、交流があったりと。 まだ私自身も大人用のペーパーバックまで手が届いていませんが、今後GRなどをこのまま読み続け れば、届くだろうという感触を得ています。そして一生の趣味になるだろうと確信しています。 “<今日から読みます英語100万語!>は学校英語からペーパーバックにうまく移行できないすべての 日本人のBibleになる”のではと私は思っています。 最後になりましたが酒井先生、SSS式を世間に公表していただいて本当にありがとうございました。
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