Re: 超長文の返事です(俳句添え)

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1653. Re: 超長文の返事です(俳句添え)

お名前: モーリン
投稿日: 2003/9/22(05:13)

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海さん、こんばんは。モーリンです。
今夜はちょっと寒いです。

〉お話できる機会があるといいな、と思っていました。ありがとうございます。
そう言われるとうれしいです。

〉お返事を書きたくて書けなかったのですが(能力の問題)モーリンさんの
〉「My Favorite Kyoto 俳句添え」のファンです。「八坂神社の狛犬の下で雨
〉宿りする小さな明るい色の猫のお話」としてよろしいでしょうか?
はい、そうです。猫は三毛猫です。英文見直したら黒が書いてなかったですね。

〉光景が目に浮かぶようなお話。猫が可愛くて私も思わず「ニャアニャア」
本当に、印象深かったんですよ。カメラ持ってなかったのが残念で、なんとか記憶に
残したくて、そのときも慣れない俳句を作ったんです。

「狛犬の下に猫入る通り雨」(こまいぬのしたにねこいるとおりあめ)

なんか、英語のほうがいいかもしれないですね。
でも、このときに昔の人も同じように印象に残った風景をスナップして記憶に残すために
俳句を作ったんだって気付きました。

〉いったいどうしたらあんなに素直で伸びやかな英文が書けるのでしょう?
〉モーリンさんの秘密、よろしかったら教えてください。
〉私、悲しくなるくらい書けません。 海
海さんは書けると思いますよ。日本語でも、こんなに素敵な文章を書くんだから。

たぶん、心構えを変えればいいだけだと思います。それは、正しい英文を書かなっきゃと
思わないこと、そしてりっぱな文章を書こうと思わないことです。
日本語で掲示板に書くときは、いちいち文法は気にしませんよね。でも、英語で書こうと
すると、文法的に正しく書かなきゃ、スペル間違えないようにしなきゃて思っちゃいます。
きっと学校英語の弊害ですよね。日本人が漢字を間違うように英米人だってスペルは
間違います。だから、スペルチェッカーが存在するんです。また、立派な文章を書こうと
すると日本語でだって書けなくなりませんか。書けたって生きた文章にはなりませんよね。
文章はパッションです(多読もですが)。細かいことは気にせず、感じたことをそのまま
ぶつけなければ生きた文章は書けません。掲示板に書きこむときは、みなさんそうして
るんじゃないでしょうか。だから、SSSの掲示板はおもしろいんですよね、きっと。

そして、「感じたことをそのままぶつけて英語を書く」ためにもう1つ必要なことは、
一旦日本語で文章を考えないことです。まず日本語で文章を考えてから英文を書こうとすると、
日本語に縛られます。そうすると、日本語にあまりなくて英語に多い無生物主語などの
言い方は出て来ようがありません。それに英語が難しく不自然になります。最初から
英語で考えれば、自分の知っている単語や表現で考えますから簡単で単純になります。
でも、どうやったらそうなるか、ですよね。
私の経験からしか言えませんが、4、5語の簡単な英文、つまりレベル0の本を読むのがいいと
思います。私は確か10万語前後までレベル0をたくさん読んでました(GR はあまり
読んでませんが)。そうしたら、そのうち起きた直後の寝ぼけている間、頭の中で意味が
あるのかそうかもわからない短い文章が勝手に次々と浮かんでくるようになりました。
これによく似た経験をされているタドキストの方はたくさんいらっしゃると思います。
海さんもそうではないですか。そうしているうちに、多読で印象に残ることがあったので
掲示板に書き込もうと電車の中で考えていたら横から英文も浮かんでくるんです。それで、
これはいっちょ英語で書いてみるかと思ってかいたのが、最初に English Chat に書きこんだ
「My Story related with TADOKU」の件でした。

あと ICR などの各ページに絵のある本の絵は丁寧に見たほうがいいように思います。
それは、文章と絵が協力して物語を語っているので、文章だけだと情報不足になることが
あります。たとえば、ICR3 の「Emma's YUCKY BROTHER」では、里親のところに戻る
Max を見送るときに Emma が家の方に駆けていくのですが、実はこれを友達の Sally が
心配そうに振り返って見ています。これは、文章に書いてありませんが、この本を読んで
いくには重要な情報です。これは、いい例ではないかもしれませんが、ことばの後ろに
あるのは情報でありイメージです。ことばのイメージの蓄積は、英語で直接考えるために
重要だと思います。レベル0や1の本で絵を丁寧に見ることで、これができると思います。
子供って、絵を飽きるほどよく見てますよね。
でも、すでに100万語読まれた海さんは、これは出来ておられるかもしれませんね。

書きたいことが出てきたら、細かいことを気にせず英文にぶつけてみてください。
海さんならきっとかけますよ。English Chat で待っています。

いつのまにか超長文になってしまいました。
では、HappyReading!


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