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お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2003/9/21(01:42)
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杏樹さん、今晩は。 まりあ@SSSです。
〉時間が無駄!目からウロコのようなお答えです。「辞書を捨てろ」と言われたら肩の荷が下りて読めるようになった、という人は多いですが、辞書を有効活用して読んできたらなかなかそれができません。そういう単純明快な答えの方が納得できるような気がします。
ただし食べ物関連は、google の画像検索から始めて、料理の
名前と分かれば、レシピまで検索します。勿論英語サイトですが...
〉やさしい本のレベルの区別がつかない…ということで、気になっていたことを聞いてください。
〉先日PGR2と4の本を続けて読みました。そうしたらレベルの落差を全く感じなかったのです。2が難しくて4が読みやすかったのかもしれませんが、それにしても語彙数にすると600語と1700語。こんなに違うのに同じように感じたのです。GRで語彙数が明記してあるんじゃなかったら、同じレベルだと判断したんじゃないかと思います。これはもしや読めるものは同じに感じてしまうというマジックにかかったのでしょうか。
その可能性もなきにしもあらずですね。楽に読めたもの同士の
比較は難しいと思います。
〉ちなみにPGR2は「Scarlet Letter」、PGR4は「Strangers on a Train」です。
レベル分けにはいろんな要素があって、難しいですね。
語彙レベルだけでなく、Retold作者の文体も難易度の感じ方に
影響するでしょうし、個人の好みも見逃せません。作者の発想に
ついていけないと、英語レベルが低くても難しく感じる可能性が
ありますし。
「Scarlet Letter」は現代の道徳観念とかけ離れた世界
ですし、「Strangers on a Train」は現代物ですから、その
あたりも難易度感に影響していないかなぁ?
各レベルの古典のRetoldばかりで比較したり、ミステリーばかりで
比較したりすれば、やっぱりレベルの低いものが易しく感じるのでは?
と思うのですが、実験してみないと何とも言えませんね...
それから私達が学校で習う単語はひどく偏っていますし、
日本人的難易度判定と、英米人の難易度判定に相当ズレがあります。
そのため英米人が易しいと位置づけている単語でも、日本人には
難しいとされているものが多々あり、それらが集中的に出てきたり
して「レベル○なのに難しいなぁ..」となる可能性があります。
私達はかねがね、各レベルで使っている単語がどんなものか
知りたいと、各出版社に教えてくれるようお願いしているのですが、
各社とも企業秘密らしく決して教えてくれないのです。
一度アルクが発表している語彙レベル表をダウンロードして、
何冊かのGRの単語を全て入力してチェックしたことがあるの
ですが、あまりに手間がかかるので10冊くらいやって断念しました。
という訳でレベル分けはまあ、ないよりはまし、くらいの
付き合い方で...誰がどう見てもレベル0よりレベル4が
難しいし、レベル1よりレベル5が難しいことに異論はありますまい。
レベルよりも愛! ですっ
Happy Reading!
〉ついでに、私はレベル4に分類されている児童書はあまりすんなり読めないことが多いです。PGR4は一応レベル4のようですが、児童書よりやさしく感じます。
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