Re: 東海北陸地方の相互貸借実験結果について

ジェミニさん、こんばんは！
さかい＠tadoku.orgです。

〉　ジェミニです。

〉　平成１９年１１月３日に「多読講演会 in 高岡」で、私の方で
〉発表させて頂きました東海北陸地方の公立図書館の相互貸借実験
〉結果について、概略を報告します。

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〉（１）富山県内の図書館の洋書事情
〉富山県立図書館：HCの洋書、絵本
〉富山市立図書館：Puffin Booksなど
〉高岡市立図書館：HC、絵本、ドラえもんの漫画
〉富山大学：PGRなど
〉富山市民国際交流協会：PGR、OBWなど

〉（２）相互貸借にチャレンジしてみよう
〉・相互貸借とは、図書館にない本を他の図書館から借りる制度です。

〉・富山県内の市町村立図書館は、富山県立図書館が核になって、相互に図書を無料で借りることができます。
〉　例）県内Ａ市→富山県立図書館→県内Ｂ市

〉・富山県外の図書館からも、県により相互貸借で図書を無料で借りることができます。

〉（３）東海北陸地方の相互貸借制度
〉　　　　貸出県
〉　　　　富山県　石川県　福井県　愛知県　岐阜県　三重県

〉借受県
〉富山県　−　　　◎　　　○　　　◎　　　×　　　◎
〉石川県　◎　　　−　　　○　　　◎　　　×　　　×
〉福井県　○　　　○　　　−　　　×　　　×　　　×
〉愛知県　◎　　　◎　　　×　　　−　　　◎　　　◎
〉岐阜県　×　　　×　　　×　　　◎　　　−　　　◎
〉三重県　◎　　　×　　　×　　　◎　　　◎　　　−

〉◎：貸出県の市町村立図書館から、借受県の市町村立図書館へ無料で相互貸借可能。
〉　　Ａ県Ｘ市立図書館→Ａ県立図書館→Ｂ県立図書館→Ｂ県Ｙ市立図書館

〉○：貸出県の市町村立図書館から、借受県の県立図書館へ無料で相互貸借可能。
〉　　　Ａ県Ｘ市立図書館→Ａ県立図書館→Ｂ県立図書館

〉×：無料での相互貸借はできない。

〉（４）富山県内の公立図書館での相互貸借実験
〉ケース１）富山県立図書館から、小牧図書館へリクエスト
〉リクエストしてから、２週間で届いた。

〉ケース２）高岡市立中央図書館から、小牧市立図書館へリクエストして、受取を伏木図書館。
〉リクエストしてから、２〜３週間で届いた。

〉ケース３）富山市立図書館から、金沢市立泉野図書館へリクエスト。
〉リクエストしてから、２週間で届いた。

〉ケース４）富山市立図書館から、豊橋市立図書館へリクエスト。
〉３週間程度で届いた。司文庫は、館内でのみ閲覧。

〉（５）相互貸借３原則
〉〇事前リサーチをしっかりする。
〉多読ブックガイド、読書記録手帳、SSSの書評、タドキストのブログ、図書館マップ、県立図書館の横断検索などでどの図書館のどの本をリクエストするか調べておく。

〉〇多読本の到着は気長に待とう。
〉リクエストしてから、本の到着まで２週間程度かかることがある。

〉〇貸出図書館の相互貸借ルールに注意。
〉図書館によっては、相互貸借に際しいろいろなルールがある場合があります。
〉例）豊橋：館内閲覧。蒲郡：洋書ダメ、金沢：新刊ダメ、名古屋市：愛知県内公立図書館にない場合のみ。

ありがとうございました。
相互貸借ルールについては知らない方がほとんどだと思います。
それをこうして知らせてくださって、しかもそれが多読普及に
有効な可能性があることを教えてくださること、
とても感謝に堪えません・・・

ありゃりゃ、ちょっと堅い口調になってしまいました。
それというのも、みなさんがいろいろな形で多読多聴の普及に
手を貸してくださることを厳粛な（？）気持ちで感謝している
からなのですね・・・　ご了解のほどを！

ま、つまり、ジェミニさん、図書館活動関係のみなさま、
ありがとー！　ってことです・・・　ありがとー！！