[掲示板: 〈過去ログ〉図書館・Website・Event等情報 -- 最新メッセージID: 1222 // 時刻: 2024/11/24(12:59)]
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Ernieです。
この3連休を利用して、「赤ずきんと名作絵本の原画たち」展に行ってきました。
これが予想以上にステキだったので、
つい絵本好きの方にお薦めしたくて書き込みしています(*^^*)
正確には「赤ずきんと名作絵本の原画たち」〜トロースドルフ絵本美術館展〜
という名称で「板橋区立美術館」2006年1月15日(日)まで開催中です。
その他の詳細は美術館のHPをご参照下さい。
[url:http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/schedule/now.html]
赤ずきんのコーナーは小さめの部屋一部屋だけなのですが、
絵本好き・童話好きの人ならいくらいても飽きないと思います。
もともとは、お話もハッピーエンドではなく、赤ずきんちゃんもティーンエイジャー位だった設定がだんだんと幼い少女に変化し、
狼がそれに対応してどんどんと大きく描かれていくようになった経緯等が手にとるように分かります。
これらのほとんどをスイスのご夫妻が収集し寄付したそうです。
ドイツ語の絵本が勿論、一番多いのですが、
文字通り世界各国(イスラエルから北イタリアの、世界でも数万人しか話さないという言語の絵本まで!)の
赤ずきんちゃんが楽しめます。
果ては赤くない頭巾の赤ずきんちゃんから(!)
おばあさん赤ずきん(!!)記号だけで物語られる赤ずきん(!!!)まで
ほんっとうに様々な赤ずきんちゃんに出会うことができます。
ご夫婦がどんどん嵌っていったのもよく分かるなぁ、という感じ。
コレクションを寄付したヴァルトマン婦人宛に、ビネッテ・シュレーダーが送った手紙のイラストも展示されていますが
これらも本当にキュート。
今回の展示会のポスターやチケットに使われているのはそのイラストです。
更に別コーナーでは絵本の原画が鑑賞できます。
レオ・レオーニからヘルム・ハイメまで、こちらも贅沢。
レオーニは切り絵を用いた作品なので糊付けしてある様子やホワイトで修正した後が見られます。
また、絵本を書くのに絵コンテを書く方がいたり、模型をわざわざ製作する方がいたり、に新鮮な驚きだったのですが
そういったものも一緒に展示してあり興味深いです。
更に原画が展示してある絵本はほとんど実際に手にとれます。
と、小さな美術館ながら、興味のある方なら見どころ満載です。
足を運びにくい場所だと思いますが、時間のある方は是非!
ちなみに館内出口前には「あなたも赤ずきんに変身!」というコーナーが設けられており、
そこでは、赤いマントや造花の花束等が用意されており、写真撮影が可能です!
赤ずきんになりきりたい方はデジカメ持参必須です(笑)
(私には勇気がなく、自分の娘さんにマントを着せているお母さんを横目に帰宅しました(苦笑))
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