多読の定義

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1923. 多読の定義

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/2/4(01:23)

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"ちんげん斎"さん、こんばんわ

〉そうしてないのは、
〉860点クラスにしちゃうと、購買層ががくんと減るし
〉470点〜600点の一番数の多い顧客層を狙えないという
〉商売上の理由で決めたとしか考えられないです。
〉多読関連の企画の中で最低の企画だと思います。

同感!

ところで、千田氏も含め 旧多読派の共通点(そしてそこが
最大の弱点なのですが)は、

「リーディングは自分のレベルより一つ下のレベルの素材で」というトレーニングの大原則

ということにつきると思います。

 自分のレベルって一体なんなのでしょうね!?
 一つ下のレベルの素材の 「一つ」とは?

何か主張しているようで、実は全く不明な日本語です。

おそらく 自分のレベル=問題集でやっている英文のレベル
           =辞書を使って精読して理解できる英文のレベル

ってことなのでしょうけど、
自分のレベルの素材が読めない「自分のレベル」ということ自体
自己矛盾しているのでは?

あと、下記の様に多読を定義する人がいる以上、やはり、我々の
多読というのもきちんと定義しないといけないですね。

多読:辞書を全く(または、ほとんど)使わずに、内容を楽しむ読み方

千田さんの 「多読:量をこなし、問題意識を広げたいときの読み方。」
というのは、一体どんな本を読むことを想定しているのでしょうね?

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(以下 洋版のホームページから引用)

洋書の読み方・選び方はこうでなければならない、というものはありません。人の数だけ人生があるように、読む人の数だけ読み方・選び方があります。読む人の目的や興味、英語レベルによって、読むものも読み方もおのずと異なります。そのため、一概にどんな読み方・選び方が良くて、どんな読み方が悪いとは言い切れませんが、基本をあげるとすると次の2つになります。

自分の目的にあった読み方をする。

自分のレベルにあった読み方をする。

目的別読み方

様々な読み方の中から、代表的なものを下の表に示しました。この中から、まず、自分が洋書を読む目的にあわせた読み方を探していただきたいと思います。目的が不明確な行動が失敗するように、目標が不明確なまま読んでも失敗するからです。

訳読:戻り訳しながら、英語を日本語に置き換える読み方。英語のまま読む妨げとなる。

直読:訳さず英語のまま、頭から読み下す読み方。これで英語回路ができ始める。

精読:小説をじっくり味わったり(味読)、技術書を正確に理解する時の読み方。

音読:名文を朗読し、英語のリズムを身につけたい時の読み方。記憶に定着する。

速読:実用書の拾い読みなど、主に必要な情報をすばやく収集したい時の読み方。

乱読:本を手にとり、片っ端から読んで会話のネタ・話題を増やしたい時の読み方。

多読:量をこなし、問題意識を広げたいときの読み方。これで英語回路ができる。

【速読・多読が基本】
紹介した7つの読み方のうち、洋書、中でもペーパーバックを読むときは (5)の速読と (7)の多読がお薦めです。速読・多読によって読む力がつくだけでなく以下の5つの力も同時につくようになるからです。

聞く力がつく:速く読めるようになってくると、瞬時に聞き取る力もつく。
話す力がつく:聞き取る力がつくと、聞けた英語から順に話せるようになる。
書く力がつく:自然に話せるようになると、自然な英語を書けるようになる。
語彙力がつく:速読・多読でインプットが増え、適切に使える語彙が増えてくる。
文法力がつく:速読・多読で出会いの回数が増え、自然な文法力がついてくる。

レベル別読み方

「リーディングは自分のレベルより一つ下のレベルの素材で」というトレーニングの大原則がありますが、日本では「リーディングは難しい英文を訳す」という逆をしがちです。これではスキルとしての英語力はつきません。洋書のリーディングにおいても、易しめのものをなるべく速く、たくさん読み、高速英語回路を作ることが大切です。

【私の読み方・学び方】
私も英語とは40年以上付き合ってきました。長く英語と仲良くできたのは英語に自然体で向き合ってきたからだと思います。洋書のリーディングについても、「読みたいときに、読みたいものを、読みたいだけ」読んできました。その時々の心の乾きに合わせて、できるだけ速く(速読)、たくさん読んで(多読)きたことで、結局量を確保でき力がついたのです。

「4技能のうち読むことが最も難しい。古今東西の世界の知性が相手だから」
 ——國弘正雄先生(同時通訳の神様)。

「読むことは重厚な人間を作る」
 ——ベーコン。 

会話先行で自分が軽く感じたときや、話題に乏しさを感じたときにはぜひ思い起こしたい言葉です。また、会話全盛の昨今だからこそ、しっかりと胸に刻みたい言葉でもあります。

【千田潤一】
1948年岩手県生まれ。福島大学卒業後、タイム・AIU・TOEICを普及する国際コミュニケーションズを経て、現在英語トレーニングのICC代表取締役。著書に「英会話・ぜったい・音読」。2003年度より、文科省の「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」を受けた、都道府県教育委員会による英語教員研修の講師を務める。

 


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