Re: 停滞の神経細胞多数決理論モデルの派生モデルの発展モデル

[掲示板: 〈過去ログ〉多読で壁を感じたときの広場 -- 最新メッセージID: 420 // 時刻: 2024/11/23(11:26)]

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176. Re: 停滞の神経細胞多数決理論モデルの派生モデルの発展モデル

お名前: たこ焼
投稿日: 2004/1/7(23:19)

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〉こんにちは、理論家たこ焼さん、実証家ペギーさん。評論家道化師です。
〉このペギーさんの停滞研究に初めて参加します。

こんばんはー、道化師さん。たこ焼です。
検事さんから評論家さんへ転職ですか?
たこ焼に関しては、「理論家」というより、
「妄想癖のある屁理屈屋」といったほうが、
実情に近いと思います。あははっはっは。

〉なんで、変な肩書を付けたかと言うと、
〉ペギーさんが、実証的に実例をコツコツと皆さんから集めてデータを作っておられ、

ほんと、ペギーさんの努力と才能には頭が下がりますー。
書き込みをひとつひとつ丁寧に読んで、的確で簡潔な表現に要約したり、
重要ポイントを引き出すような質問をしたり、
たくさんのデータから大きくまとめたり、などなど、
労力としてもかなり大変だと思うし、
さらには、ペギーさんの才能も賞賛ですー。
「編集」という特殊技能では?そう簡単にできることではないですよ。
少なくとも、たこ焼にはできない。(キッパリ断言)

〉たこ焼さんが、論理的に理論を構築されるのに較べ、
〉私が、外野から野次を飛ばすが如く、ああだこうだとデータにも基づかず、
〉論理的一貫性にも欠けて、無責任な事を書こうとしてるからです。
〉だから、予め言っておきますね〜『ごめんね。』

しょっぱなに『ごめんね。』とは・・・
うまく考えましたね。今後、たこ焼も使わせていただきますよ。(^^)
それにしても、
「論理的一貫性にも欠けて、無責任な事を書こうと」
というのは、たこ焼も実はそうなのですが・・・。

〉さて、たこ焼さんの論文を拝読しました。

ありがとうございます。

〉で、たこ焼さんも最後に

〉〉例えば、「感情はall or nothingだ」と書きましたが、これなど
〉〉「あまりに単純化しすぎ!」との批判を受けても当然だと思います。
〉〉(ただ、感情というものを少し詳しく観察すると、
〉〉「all or nothing」の側面があることは納得していただけると思います。)

〉と書かれていますから、改めて書く必要もないのですが、
〉all or nothingが理論の根幹にある気もするので、
〉その点について、ちょいと思う所を書きたいと思います。

ワクワク。(^^)

〉たこ焼さんの「好き・嫌い」「幸・不幸」モデルは、
〉私の読んだ所によると、こういう事になると思います。

〉(無意識脳領域)         境界  (意識脳領域)
〉                    ¦
〉      ¦−(好き要因1)−→¦
〉      ¦−(好き要因2)−→¦
〉      ¦−(好き要因3)−→¦
〉認識対象¦             ¦−(好き)−→
〉      ¦−(嫌い要因1)−→¦
〉      ¦−(嫌い要因2)−→¦
〉                    ¦

〉これに対して、私が考えるモデルはこうなります。

〉(無意識脳領域)   (意識脳領域)  (行動領域)
〉          境界
〉            ¦           ¦
〉      ¦−−−¦(好き要因1)−→¦
〉      ¦−−−¦(好き要因2)−→¦
〉      ¦−−−¦(好き要因3)−→¦
〉認識対象¦     ¦          ¦−(好きとして行動)−→
〉      ¦−−−¦(嫌い要因1)−→¦
〉      ¦−−−¦(嫌い要因2)−→¦
〉                        ¦

〉つまり、好き要因1が何故、好き要因として出てくるのかは、
〉意識脳では解らない無意識脳領域の決定で、
〉この時点では51:49でも、all or nothingで出てくると思うのですが、
〉一つの認識対象に対しても、好き嫌い両方の様々な要因が出てくると思うのです。
〉その要因ひとつひとつは、意識脳で認識可能だと思うのです。
〉(認識しようと、自分の心を分析しようとすればの話ですが。)

う〜ん、うん、うん、
道化師さんのこのモデルのほうが、たこ焼の先のモデルよりも
実情に近いと思いますよ。

〉そして、行動はある瞬間、一つしか選択出来ませんから、
〉(好き要因)(嫌い要因)を見比べた上で、どちらかの要因を切り捨てる形で、
〉行動を選択する訳です。

(行動領域)を付け加えたのは、スゴイ卓見ですね。

〉ここで、大切なのは、この要因の取捨選択で、
〉これは、私たち一人一人が持っている、「目的」「必要性」「快感」と言った、
〉価値の付与によって、つまり価値観によってなされると考えられます。
〉従って、(好き要因)が一つで、(嫌い要因)が99個あっても、
〉その(好き要因)に付与する価値が、
〉(嫌い要因)99個に与える価値より大きければ、
〉(好きとして行動)する事になる、
〉1:99でも1の方の行動になる事もあり得ると思うのです。

確かに単純な多数決、単純な加算ではないですね。
おそらくは、価値の付与などによって「重み」が付いているのだと思います。
つまり、要因のすべてが1人1票ではなくて、
1票しか持たない要因もあれば、50票持っている要因もあるということでしょか。
そう考えると、「多数決」のままでいいですね。

〉と、言う事は、(好き)(幸福)行動をしていても、
〉殆どの場合、(嫌い)(不幸)をも認識していると思うのです。
〉この選択されなかった(嫌い)(不幸)要因が、
〉多読の場合、「停滞感」なのではないか?と思います。

なるほど、なるほど。

〉例を上げると、「私はマーリンと結婚する」と行動を決定した時、
〉「マーリーの笑顔が可愛い」
〉「マーリーの物憂げな表情が美しい」
〉「マーリーのボン・キュ・キュのスタイルがセクシー」
〉等好き要因の他に、
〉選択されなかった
〉「マーリーの憎たらしいふくれ面」
〉「マーリーのひどい寝相」、
〉「ウィノナ(ライダー)も可愛かった」
〉「マデリン(ストー)もセクシーだった」、
〉と言う嫌い・不幸要因を認識していると言う事です。
〉でもその時の「私」は「マーリーとの結婚」に価値を与えていたから、
〉「結婚する」と言う行動を選択した訳です。
〉しかし、時が経つに連れ、その行動を選択した価値観に変動が起きて、
〉又は、対象に対する認識が変わって、
〉「マーリーのあのスタイルは何処に行った?」
〉「ウィノナの方が可愛いかった」
〉「マデリンの方がセクシー」
〉又は、新たな価値観が生まれて、
〉「松浦アヤは可愛いなぁ〜」
〉と思うようになる時、変更出来ない「結婚という行動」をしていると、
〉倦怠期、多読の場合は「停滞」が引き起こされると思うのです。

ひじょ〜〜〜〜〜に、わかりやすい例ですね。(^^)
うううう、うらやましくもある。

〉勿論、たこ焼さんの言うように、51:49で決定された好き要因が、
〉次々と49:51で消されていってしまい、好き要因が無くなった時にも、
〉倦怠期じゃなかった、停滞は起こると思いますが、
〉それよりも、価値観の変動が、つまり、当所一致していた価値観と行動が、
〉価値観の変動と共にズレが起きた時に、
〉一度選択した行動はなかなか変更出来ないので、
〉倦怠期じゃなかった(クドイ?)、停滞が起こると思うのです。

確かに道化師さんの仰る通りだと思います。
いや、道化師さんが指摘された方が正解に近いのでしょうね。
「価値観の変動」とは、先の「重み」の変動のことですよね。結果として、
「意識脳での結論」が変わるのですね。
つまり、「意識脳での結論」と「行動」との間にズレが生じた時に、停滞が起きる、
ということですね。確かにそうだと思います。

(そういえば先の停滞裁判で、たこ焼は、
『日々の英語との接し方と、英語脳の内実とのギャップ・アンバランスを
検出する「センサー」が「停滞」である』
などと書いておりました。今回の道化師さんの指摘と、全く同じではないですが、
ズレ・ギャップ・アンバランスに着目した点が同類だと思います。
今回の多数決理論にはこの視点がまったくなかったですね。しまった、しまった。
前回の裁判との論理的一貫性に欠けており、
無責任かつ適当にお話を作っていましたー。あははははは)

道化師さんのモデルは、

(1)各項目について無意識脳での多数決がなされ、それらの結果である
『(好き要因1)、(好き要因2)、・・・、(嫌い要因1)、・・・』が、
意識脳に送られる。
(2)『(好き要因1)、(好き要因2)、・・・、(嫌い要因1)、・・・』に
価値観等の重みをつけ、意識脳で多数決が行われ、行動が選択される。
(3)この選択に従って行動する。
(4)意識脳での多数決の「重み」は、価値観などの変化に伴い、変動する。

ですよね?
そこで、さらに発展させてみましたー。

(1)各項目について無意識脳での多数決がなされ、それらの結果である
『(好き要因1)、(好き要因2)、・・・、(嫌い要因1)、・・・』が、
意識脳に送られる。
(2)『(好き要因1)、(好き要因2)、・・・、(嫌い要因1)、・・・』に
価値観等の重みをつけ、意識脳で多数決が行われ、「意識脳での結論」が決められる。
(3)『(好き要因1)、(好き要因2)、・・・、(嫌い要因1)、・・・』という
情報が、意識脳から無意識脳に送られる。この送られてきた情報と、
無意識脳に沈んだままだった情報とで、重みのつけた多数決が行われ、
「無意識脳での結論」が決められる。
(4)「意識脳での結論」と「無意識脳での結論」を参考にして、行動が選択される。
どちらの結論を優先するかは、人それぞれ。この選択の場所は、やはり無意識脳。
(5)この選択に従って行動する。
(6)意識脳での多数決の「重み」は、価値観の変化に伴い、変動する。
無意識脳での多数決の「重み」は、疲労・体調など(先の投稿での
「幸福度を変動させる要因」参照)の変化に伴い、変動する。

です。
道化師さんが今回指摘されたように、
「ズレ」が停滞を引き起こす
を前面に出したいと思います。
「意識脳での結論」「無意識脳での結論」「行動」
この3者のあいだのズレが、各種の問題を引き起こす、というモデルにします。
「意識脳での結論」:「無意識脳での結論」:「行動」、の順に各組合せを書いてみますと、

●読む:読む:読む = 超Happy Reading状態。
●読む:読む:読まない = 外的条件が多読を許さない状態。
●読む:読まない:読む = 多読で英語力をつけるぞ!という意思だけが先行、
空回りして、あまり読めない状態。焦りReading状態。
●読む:読まない:読まない = 英語力をつけるには多読しなくっちゃ・・・と思いつつ、
なんとなく読みたくないし、読めない状態。
●読まない:読む:読む = 実はこれもHappy Reading状態かも。仕事が忙しいのに、
試験が間近なのに、読んではいけないと頭ではわかっているのに、ついつい読んじゃう。
これも楽しいですよね。しかし、ちょっと不安定なHappy Reading状態ですね。
●読まない:読む:読まない = SSS式多読に出会う直前の状態。英語脳が潜在的に
多読を欲している状態。「多読」に気づけば、即、超Happy Reading状態へ移行。
●読まない:読まない:読む = コンダラReading状態。あるいは、学校の宿題などで
強制的に読まされている状態。
●読まない:読まない:読まない = 関心が多読から他に移った状態。
これは停滞ではないですね。

う〜ん、きれいにまとまった・・・かな?
「ズレ」があると苦しいことが多い、というモデルです。

〉と、ここまで書いて、たこ焼さんの言ってる事と、私の言ってる事って、
〉大差無い事に気づきました。
〉私の言ってる事は、「人間の心理って、all or nothingほど単純じゃない」
〉と言う反論が出た時の、たこ焼理論の補強説でした。
〉意味無いなぁ〜。

かなり補強されたと思いますよー。
いやいや、補強というより、
道化師さんのモデルを元にした新装開店!に近いのでは?
意味大ありですよ。
それに何よりも、とても楽しかったー。(^^)

〉でも、まっ、いっか、せっかくここまで書いたんだし、
〉投稿しちゃえ、エイ!!

賛成!賛成!
「迷ったら、即、投稿!」
これ、掲示板3原則のひとつね。(笑)

ではでは〜♪

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