停滞の神経細胞多数決理論モデルの派生モデル

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166. 停滞の神経細胞多数決理論モデルの派生モデル

お名前: 道化師
投稿日: 2004/1/6(15:41)

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こんにちは、理論家たこ焼さん、実証家ペギーさん。評論家道化師です。
このペギーさんの停滞研究に初めて参加します。

なんで、変な肩書を付けたかと言うと、
ペギーさんが、実証的に実例をコツコツと皆さんから集めてデータを作っておられ、
たこ焼さんが、論理的に理論を構築されるのに較べ、
私が、外野から野次を飛ばすが如く、ああだこうだとデータにも基づかず、
論理的一貫性にも欠けて、無責任な事を書こうとしてるからです。
だから、予め言っておきますね〜『ごめんね。』

さて、たこ焼さんの論文を拝読しました。
で、たこ焼さんも最後に

〉例えば、「感情はall or nothingだ」と書きましたが、これなど
〉「あまりに単純化しすぎ!」との批判を受けても当然だと思います。
〉(ただ、感情というものを少し詳しく観察すると、
〉「all or nothing」の側面があることは納得していただけると思います。)

と書かれていますから、改めて書く必要もないのですが、
all or nothingが理論の根幹にある気もするので、
その点について、ちょいと思う所を書きたいと思います。

たこ焼さんの「好き・嫌い」「幸・不幸」モデルは、
私の読んだ所によると、こういう事になると思います。

(無意識脳領域)         境界  (意識脳領域)
                    ¦
      ¦−(好き要因1)−→¦
      ¦−(好き要因2)−→¦
      ¦−(好き要因3)−→¦
認識対象¦             ¦−(好き)−→
      ¦−(嫌い要因1)−→¦
      ¦−(嫌い要因2)−→¦
                    ¦

これに対して、私が考えるモデルはこうなります。

(無意識脳領域)   (意識脳領域)  (行動領域)
          境界
            ¦           ¦
      ¦−−−¦(好き要因1)−→¦
      ¦−−−¦(好き要因2)−→¦
      ¦−−−¦(好き要因3)−→¦
認識対象¦     ¦          ¦−(好きとして行動)−→
      ¦−−−¦(嫌い要因1)−→¦
      ¦−−−¦(嫌い要因2)−→¦
                        ¦

つまり、好き要因1が何故、好き要因として出てくるのかは、
意識脳では解らない無意識脳領域の決定で、
この時点では51:49でも、all or nothingで出てくると思うのですが、
一つの認識対象に対しても、好き嫌い両方の様々な要因が出てくると思うのです。
その要因ひとつひとつは、意識脳で認識可能だと思うのです。
(認識しようと、自分の心を分析しようとすればの話ですが。)
そして、行動はある瞬間、一つしか選択出来ませんから、
(好き要因)(嫌い要因)を見比べた上で、どちらかの要因を切り捨てる形で、
行動を選択する訳です。
ここで、大切なのは、この要因の取捨選択で、
これは、私たち一人一人が持っている、「目的」「必要性」「快感」と言った、
価値の付与によって、つまり価値観によってなされると考えられます。
従って、(好き要因)が一つで、(嫌い要因)が99個あっても、
その(好き要因)に付与する価値が、
(嫌い要因)99個に与える価値より大きければ、
(好きとして行動)する事になる、
1:99でも1の方の行動になる事もあり得ると思うのです。
と、言う事は、(好き)(幸福)行動をしていても、
殆どの場合、(嫌い)(不幸)をも認識していると思うのです。
この選択されなかった(嫌い)(不幸)要因が、
多読の場合、「停滞感」なのではないか?と思います。

例を上げると、「私はマーリンと結婚する」と行動を決定した時、
「マーリーの笑顔が可愛い」
「マーリーの物憂げな表情が美しい」
「マーリーのボン・キュ・キュのスタイルがセクシー」
等好き要因の他に、
選択されなかった
「マーリーの憎たらしいふくれ面」
「マーリーのひどい寝相」、
「ウィノナ(ライダー)も可愛かった」
「マデリン(ストー)もセクシーだった」、
と言う嫌い・不幸要因を認識していると言う事です。
でもその時の「私」は「マーリーとの結婚」に価値を与えていたから、
「結婚する」と言う行動を選択した訳です。
しかし、時が経つに連れ、その行動を選択した価値観に変動が起きて、
又は、対象に対する認識が変わって、
「マーリーのあのスタイルは何処に行った?」
「ウィノナの方が可愛いかった」
「マデリンの方がセクシー」
又は、新たな価値観が生まれて、
「松浦アヤは可愛いなぁ〜」
と思うようになる時、変更出来ない「結婚という行動」をしていると、
倦怠期、多読の場合は「停滞」が引き起こされると思うのです。

勿論、たこ焼さんの言うように、51:49で決定された好き要因が、
次々と49:51で消されていってしまい、好き要因が無くなった時にも、
倦怠期じゃなかった、停滞は起こると思いますが、
それよりも、価値観の変動が、つまり、当所一致していた価値観と行動が、
価値観の変動と共にズレが起きた時に、
一度選択した行動はなかなか変更出来ないので、
倦怠期じゃなかった(クドイ?)、停滞が起こると思うのです。

と、ここまで書いて、たこ焼さんの言ってる事と、私の言ってる事って、
大差無い事に気づきました。
私の言ってる事は、「人間の心理って、all or nothingほど単純じゃない」
と言う反論が出た時の、たこ焼理論の補強説でした。
意味無いなぁ〜。
でも、まっ、いっか、せっかくここまで書いたんだし、
投稿しちゃえ、エイ!!


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