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448. Re: 1%の疑念 as cool as a cucumber
お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/11/9(11:04)
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たむさんへ。はじめまして。
主観の新茶です。
as cool as a cucumber が、はじめて書かれているので、ここにレスポンスします。
この比喩は、食感か、触感か、存在・形状か、効用・性質か。
as busy as a beaver
as busy as a bee
なら、ビーバーや、ミツバチが、勤勉なことから、比喩がわかる。
これらの比喩は、いわゆる直喩で、頭韻を踏むことも多いが、踏まないことも珍しくないと、ものの本に載っている。
She was as silent as a fish というのが、その例か。
Cucumber氏は、なぜ、coolか。
きゅうりが、なぜ、クールか。
きゅうりでなくて、ほかの野菜では駄目なのか。
猫の手も借りたい。
猫は、実際には役立たないが、猫の手も借りたいほど。
犬では駄目なのか。
ナスのつるには、きゅうりは、ならない。
ナスのつるには、瓜は、ならない、の方が一般的。
瓜は、きゅうりも含むが、まくわ瓜の方が、一般的。
今は、まくわ瓜は、あまり出回っていない。
とんびは、鷹を生まない。
かえるの子は、かえる。
これらが、上記ことわざの言いかえである。
とんびが、ナス、鷹が、きゅうり。
かえるは、ナスに相当する。
きゅうりの方が、ナスより、価値が高いことが前提。
いま、きゅうりも、ナスも、1年中出回っている。
きゅうりは、価格変動が大きい。
3本100円が、1本○○円に。
ナスの方が安定。
してみると、どちらが高いか、判断しかねる。
昔は、きゅうりの方が、貴重だった。
きゅうりもナスも、元来、夏の野菜。
秋ナスは、枝先のいわゆる「ウラナリ」である。
きゅうりは、栽培が難しかった。
虫が付いて。
その点、ナスの方が、虫が付かない。
今は、農薬のおかげで、きゅうりも、栽培が難しくない。
しかし、昔は、きゅうりのほうが、貴重。
そこで、ナスのつるに、きゅうりがなってくれればよいが、そうはいかない、というわけだ。
きゅうりより、大きいのが、へちま。
へちまも、へったくれもあるものか。
きゅうりも、へちまもあるものか。
きゅうりも、へちまも、くそも、へったくれもあるか、というような言い方も、あったような気がするが。
再び、秋茄子。
秋茄子(ナス)は、嫁に食わすな。
ナスは、身体を冷やす、陰性植物であるからであると、さる医者の先生(石原結實)の本にある。
意地悪説もあるが。
以下、その先生から。
ナスは、インド原産、日本には、奈良時代に輸入。
盛んに栽培される。
ナスの冷やす作用は、内服のみならず、打ち身、捻挫、やけどなど、外用薬になる。
ショウガを添えると、身体を温める陽性作用に転化する。
きゅうりは、インド等原産、日本には、平安初期に輸入。
身体を冷やす、陰性植物である。
塩を加えて、陽性にして食べる。
冷え性の人は、ぬか漬け、浅漬けが良い、とされる。
ほてり、暑気あたり、日焼け、やけど、打ち身に効く。
紫式部は、ナスは、食べただろうが、きゅうりは、間に合ったか。
冷え性だったか。
異性を見て、精神的に、また、身体的に、ほてっただろうか。
西洋ではどうか。
そこで、ネットの力を借りる。
あった。http://blogs.manapo.com/language/archives/081001000446.html
きゅうりは、いつも冷たい。この熟語、はじめて記されたのは、1732年。
イギリス詩人、ジョン・ゲイは、詩集「新しいシミリスへの新しい唄」において、"I ... cool as a cucumber could see The rest of womankind.(私は、...沈着冷静に、その他の女性たちを見ることができる。)と歌ったというのだそうだ。
1732年、きゅうりは、西洋では、どの程度、栽培が盛んであり、どのような使われ方をしたかは知らねども、これを見ると、きゅうりの食感、触感、存在、形状というより、人間に対する効用、性質から、論じているようにも思える。
どうなんだろうか。
それでは
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