Re: 仏教の教えにつながる魅力

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/24(05:53)]

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255. Re: 仏教の教えにつながる魅力

お名前: ako
投稿日: 2008/10/17(21:15)

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極楽トンボさん、こんにちは。

〉akoさん、初めまして、極楽トンボでーす。akoさんもいつも個性的な投稿をなさる方ですよね。いつも楽しみに読ませてもらっています。

うわー、感激。投稿冥利で極楽にいるようです〜(笑)。
極楽気分になったのでついたくさん書いちゃいまいた。

〉〉以下、本題部分のみの引用で、内容充実の前提をすべてカットして申し訳ありません。でも前提を十分に伺った上で、本題を読み、深く感じ入りました。

〉長文の駄文をていねいに読んでくだったうえに、レスまでくださってありがとうございます。

こちらこそ、以下、長文の駄文です〜〜。

〉多読をずるずる続けている次第です。
〉〉「ずるずる」に大笑い。←自分が思い当たるからです(笑)。
〉わたしもこのままずっと子供の英語の本ばかり飛ばし読みしている変な中年オヤジのままでいるのは困ります。多読は筏にすぎないんですから。

2通りの解釈をしてしまいましたので、一応、両方かきます。
真実に近い方をご採用ください。

(1)真剣に困っておられる場合に向けたマジレス→→→3原則は必要とおっしゃりつつも、多読のための筏に過ぎない、そして多読そのものも実は筏に過ぎないのだと喝破されている極楽トンボさんであられます。ですから、極楽さんの今後の多読人生において筏の難破はあり得ないと思いました。それでももしお困りの場合、もし通勤電車などで多読されている場合でしたら、是非レベルに関わらず一番読みたいと思っている英語本とレインボーマジックの両方をお持ちになればよろしいのではと思います。その場合、お持ちになる英語本は、もちろん極楽さんが、ご自身をアイデンティファイするのに相応しいものをご自身の好みでお選びくださいませ。例・世界史愛好家の私の場合は「BBC History Magazine」です。読めないところもたくさんありますが、楽しめる箇所も多々あるのです。要はキリンとパンダを同時並行してしまうのです。本が重いなら英文雑誌や駅ホームのキヨスクで売っているその日の英字紙でもいいと思います。

(2)困りますと言いながらも嬉しそうに照れておられる場合→→→面白中年オヤジのままでいることが「できる」というのは、タドキスト男性諸氏には多いのですが、同世代日本人男性を日本全国を見渡しますと、必ずしも多数派ではないと思います。つまりこれは一種の才能であられると思います。かなり精神のゆとりのある、違いのわかる男のナントカのCMみたいで実にカッコいいです。ハードなビジネスの合間のひととき、背広の内ポケットからさり気なく出す英語版レインボーマジック。今日はどの妖精? 部下のOLの尊敬の的です。小学生女子からも尊敬と愛情のマナコ。あのオジサン、ジャックフロストのこと知ってるんだって? じゃあ普段はスーツ着て普通の大人のフリしてるけど、それは世を忍ぶ仮の姿?とウワサの的です。これから先、もし難解な洋書を読めるようになられても、ここはぜひ、子供英語本も読み続ける人でいていただけると嬉しいです。

〉〉いいですね。この筏の例え。
〉〉読ませていただいて、「守ー破ー離」を思い出しました。
〉〉芸事の世界でよく聞くのですが、そういったことが英語多読とつながってくるとは夢にも思いませんでした。

〉「守ー破ー離」ってどういう芸事で使う言葉なのですか?なんか聞いたことがあるような気がするけど。長唄かなにかでしょうか?

わたしが実際に通っているのは生け花です。
父は謡曲、姉が日本舞踊、兄が合気道などやっておりますが、
「守ー破ー離」については日本の伝統文化関係の本でよく見ます。
もとは世阿弥あたりの話らしいのですが、風姿花伝にあるのは序破急なので、守破離との関わりがどうなっているか、現在まだちゃんと知りません。
禅や能と関係があるとみています。

〉そういえば、茶道で「格より入りて格より出ずる」なんて言うらしいですよね。あれも同じですね。多読は芸事と同じだーなどと言ったら、酒井先生なんかすっごくいやがりそうですね。うふふ。

いやがりそう、いやがりそう(笑)

〉自分を自分で教育する多読とお師匠について習う芸事は当然違うところがあるでしょうけど、その違いについていまはあまりよくわかりません。

師匠につく芸事の世界も、結局は、自分の方法を自分で打ち立てるもののようですよ。何代も続いている歌舞伎役者の話など聞きますと、そのように思います。
流派や序列があるため、解釈が難しいですが、流派の流儀や師匠の命令に、ただ無批判に従うことだけが求められる、というわけでもないようです。
酒井先生はよく「離陸」という言葉で表現されてますが、
このあたりのことと関係があると思ってます。

〉〉英語、と思って始めたことでしたが、続ければ続けるほどいろいろなことに通じるものを学べて、得るものがたくさんあります。そんなことも、多読好きの人とつきあいながら続けることの楽しみのうちです。
〉〉極楽トンボさんの投稿も、歌の才能といい、いつも面白くて楽しませて頂いています。

〉多読の副産物ですね。わたしはまだあまりそういうものはありません。あ、でもレインボウマジックを読んで、これまで、ヨーロッパの知的辺境に生じた荒唐無稽なファンタジーと小ばかにしていた妖精ものも、なかなか面白そうだと思うようになったので、こんなことも副産物のうちかな。あれ、もしかしてあんなものはまともなファンタジーのうちに入らない、という意見の方もいるかもしれませんが。

もし極楽トンボさんが知的であることが何より重要だということでしたら、児童向けに書かれた妖精モノも、アカデミックに究めることは可能だと思います。私は学者ではないのでよく知りませんが、あのように児童にヒットする作品というのは、当然、ヒットするなりの要素が作品にあるからだと思いますので、そのあたりを見極めながら読むことも可能なのではないでしょうか。コドモだましのように見える妖精モノも、西洋歴史学、神話学、宗教学、社会心理学など各方面に関連濃厚だと思います。また、まともなファンタジー?というものがあるとするなら(まともでないファンタジーとは如何なるものかわからないので、一応、です)、レインボーマジックを愛好する年少読者が、その後、ナルニアやゲド戦記を読むに至るのならば、読書人口が減少していると言われて久しいネット社会到来の現在、読書を推進する力のある作品の存在意義について語るといった視点からも、知的な満足感を高めたいと思う人の読み方として可能かと思います。

ただ、世知辛い現実社会を思いますと、そういった成人の視点からいったん離れ、小学生になった気持ちで、行方不明の妖精仲間を心配しながらハラハラして読む楽しさが、わたしには格別です。……な−んてこと、極楽トンボさんはとっくにわかっておられるものと思ってま〜す。
野暮な返答で失礼いたしました〜。


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