Re: なるほど。「母語を読むのと同じように読む」 ですね。

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/24(05:50)]

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197. Re: なるほど。「母語を読むのと同じように読む」 ですね。

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/10/12(23:15)

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たかぽんぽん、こんばんぽん

〉〉多読三原則は、多読を(楽しく)続けるためのコツ(もしくは技術)みたいなものではないでしょうか。
〉〉(でも、非常によく出来ているとは思います。)

〉その通りだと思います。
〉でも、どうもなんか、「多読三原則」がよく出来すぎているために、
〉それにしばられてしまう人が多いんかな?というような気がしてきたのです。

〉返り読みしたいのにガマンする人とか、精読したいのにガマンする人とか、
〉辞書引きたいが…と悩む人とか。一種の呪縛ぽく見えます。
〉したいなら、したらいいじゃない?と思うんです。

〉〉私の場合、英語多読は、日本語での読書でやっていることを「英語」でやれば良いんじゃないの…と考えています。
〉〉「辞書を引かない」「分からんところは、とりあえず飛ばす」「分かる、分からないにかかわらず、つまらなくて読む気にならんものはやめ!」
〉〉なんて、日本語の読書のことを考えたら、普通は当たり前。

〉そうなんですよね。要するに、日本語での読書でやってることをやるってだけのことであって。
〉それが英語だと構えてしまうので、いや、日本語でやってるのと同じようにすればいいんだよ、と
〉わかりやすく気づかせるために、「多読三原則」があるんだと思います。

おっしゃることはよくわかります。
ただ、多読を始める前はだいたい英語は勉強するものだと思っている人が多く、勉強法を探して多読にたどり着く人もたくさんいます。そういう人に多読法を実践して、多読の効果を実感してもらうにはとりあえず「多読三原則」を守ってもらう必要があると思います。そもそも多読三原則は「勉強」としてはとんでもない方法で、普通の勉強とは全く反対の考え方です。それを納得してもらうには、とりあえずきちんと守って実行してみないとわからないでしょう。

英語の本を読むのに「好きなように」と言われても、勉強しかしたことのない人にはどうやって「好きなように」すればいいかわからないんですよ。多読を始めるにも、最初は低いレベルからおすすめ本やGRを読んでいきます。「楽しい本を読む」という感覚をつかむまでには「三原則」を守りながら何冊も本を読んでいく必要があります。

そうして自分なりに多読のやり方、好きな本の見つけ方、楽しみ方がわかってきてこそ「好きなようにすればいい」と言えるのです。
そういう状態になった人にこそ、「多読三原則に縛られる必要はない」というのが意味のあることになると思います。


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