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1653. 英文法学習で、読書速度が急激加速?&語彙数の謎 長文ご免
お名前: 柊
投稿日: 2015/12/24(17:34)
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この1,2ヵ月、英語もフランス語もスペイン語も読めすぎて、自分でもどうしたのか不思議に思っている柊です。そこで、理由を考えてみました。
英文法の勉強をしたのですが、大した勉強ではなくて、「名詞を装飾するのが形容詞で、副詞も含めて色々装飾できるのが副詞。順番では冠詞、副詞、形容詞、名詞という順番に並ぶ」という程度のことを勉強しただけですが、多分そのせいで、フランス語とスペイン語の読書速度が一気に上がりました。何しろ、もとが中学校も行っていないもので、日本語でも「副詞ってなーんだ?」と言われたらわからないレベルだったので、この程度の勉強でも一気に加速するという。
逆に、このレベルがわかっていなくても、一般の小説が読めるという、多読の凄さを表すのかもしれません。
英語はアルクで簡易テストを受けてみたのですが、基本の3000語が身についていないという結果が出ました。ところが、以前にやった海外の語彙テストでは1万語越えという結果が出ているのですね。
不思議だなーと思いつつ、コリンズ・コウビルドの学習者用辞典をめくって確かめてみました。10ページ見て意味のわかる単語を数え、ページ数から語彙数を割り出すという方法です。8000語あるという結果になりましたが、それより重要なことには、理由がわかりました。
星印のついている超重要単語がわからないことがある一方で、もっと難しい単語(特にフランス語由来とか)がわかったりするのです。つまり、難しい単語がどれぐらいわかっているかに着目すると語彙数が多く出て、基本単語を確認すると語彙数が少なく出るわけです。
これだけ基本単語がズタボロで、なぜ大人用の推理小説が半日で読めたのか不思議ですが、多読に必要な重要単語と一般の基本単語が違う、正確には私の多読に必要な重要単語と、ということかもしれません。ということは、語彙増強とかやってみたら、今までもやがかかったようになっていた現代小説のもやが取れるのかしらん、と思ったり(歴史小説はもやがないんですが)。
多読で伸びが頭打ちになってきた気がしたので、他の方法を試してみたのですが、続けるのが大変で、続けるという意識もなく続く多読はすごいなーと思いました。あと、多読じゃない方法だと、続けるほどにネイティブとの差を思い知らされて、という人が多いみたいで、お気楽に続けるのがさらに難しいみたいだな、とも思いました。
私だけかもしれませんが、海外サイトに英語で書き込んで「お前の英語は下手だから言ってることが信用できん」と書き返されても、「じゃあ、日本語勉強してみろ。こっちは勉強してやってるんだぞ」と、とっても偉そーにしていられるのは、多分、多読のおかげです。いや、大体話題は、日本のマンガの翻訳が、日英読み比べた結果、誤訳になっているという話なのですが。
もうちょっと文法的に正しい英語を書いて、そういう言われ方をされなくなりたいと思いつつ、「通じてるから怒ってるんだろ」と高をくくってはいます。
文法は大事だけれども、私の場合は最初に多読をやってから文法でないと、続かなかったし、変なコンプレックスが抜けなかっただろうな、と思いました。私より文法がわかるはず(多読はしないけど)の父にNate the Greatのとある巻を読ませたところ、「英語にもくだらない本ってあるんだな」と言っていました。私も、最初の頃は英語の本は正しくて重要なことばかり書いてあるものだと思っていました。
自分なりのバランスで、多読しつつ勉強していくのが、今のところ私には合っているようです。以上、長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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