[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/24(03:58)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2008/10/10(23:30)
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オレンジさん、こんにちは。
fionaさんにぶら下がります。
〉多読と語彙拡充の問題は、難しい問題だと思います。
〉少なくとも、多読では、思ったよりは語彙が増えないように感じます。
これはたしかに難しい問題です。多読で語彙を増やすにはどうすればいいか?今のところ明確な方法が示されたことはありません。ですから勉強の掲示板はこういうことを話し合うためにあると思いますので、色々な人が意見を出し合うのはいいことだと思います。
多読で語彙が増えるとしたら、それは「量」よりも「質」の方に効果があるものだと思います。英語が英語のままわかる、英語のニュアンスがわかるようになる…数が増えるというより、言葉に対する理解力が深まります。しかし「量」が必要な人にはどのように対処するべきか、これはこれからの多読法に関する課題だと思います。
そのためにはまず「量」が必要な人はどういった理由で「量」が必要なのか考えてみてはいかがでしょうか。
私は多読をしてたくさんの言葉を「英語のまま」覚えました。「単語」というより「言葉」を覚えた、という感じです。ヒストリカル・ロマンスをたくさん読んだら、現代では必要のない言葉もたくさん覚えました。しかし「語彙が増えない」と思う人が私より言葉の習得能力が劣っているとは思えませんので、その程度の増え方では足りないと感じるのでしょう。
ではどんな語彙が必要なのか、何が足りないのか?そこを考えてみたら、新たな方向性が見えてくるかもしれません。
ちなみに、私は英語の勉強はほとんどしませんので、中国語の例になりますが、多読を知る遥か以前に1000単語覚えるという教材に挑戦したことがあります。かなりがんばって詰め込んで覚えましたが、結局覚えてから「忘れないようにする」のが大変でした。それで全部覚えた後に結局何度も何度もテープを聞き返さなくてはなりませんでした。
しかしそれでも多読をしてたら、当時覚えた単語に出会うことがあります。詰め込みで覚えた単語も、多読をして出会ううちに言葉のニュアンスがつかめるようになっていきました。ですから、ボキャブラをやるのは悪くはないと思います。結局はその後に多読をしてそれらの言葉に何度も出会って、ニュアンスがつかめるようになっていった言葉こそが、本当に「身についた言葉」になると思います。
fionaさんも言っていますが、日本語と対応させて覚えた言葉はイメージの修正が必要になる場合があります。多読でその単語とたくさん出会って、英語としてのニュアンスを理解する必要があると思います。
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