Re: 精読のことです

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/26(04:40)]

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1136. Re: 精読のことです

お名前: pandada45
投稿日: 2011/3/26(06:56)

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pandada45 です。
 
杏樹さん こんにちは
 
杏樹さんが私と話し合いをしようとしているテーマが分かりました。
 
〉まあ、そんなところです。しかし繰り返しますが、ここでは「精読」の
方法について話し合っているつもりです。pandada45さんは多読とは全く違
う精読をしているようですが、私は多読と折り合っていける精読を考えてい
ます。
〉そして、これはあくまでも多読と折り合える精読とはこういうものではな
いか、という考察をしているのであって、私が普段どの程度それを実行して
いるかは別の話です。
 
 
私も多読と精読はいい感じに折り合いが付いていると思いますよ。
電車の中では多読、机の前では精読、歩いているときは多聴、この3つを
同じ本で同じ時期に繰り返すと(精読も繰り返します)、聞き取りが良くなり
読み取りも速くなってきました。

一番はじめに書いた
 
The Battle of The Labyrinth 多読3回精読2回多聴
The Goal 多読2回精読1回多聴
 
は多読精読多聴を別々に行なったのではなくて、それぞれ同時にしています。
 
 
〉つまり多読と精読は対立するものではない、という考えには賛同されないということですね。
 
 
上に書いたような方法で精読をしているので、対立するどころか補完するする
ものと考えています。 
 
 
〉多分辞書の使い方も違うんだろうと思います。
〉もし「辞書を引く」と言ってそれがわからない単語をこまめに引くような
方法を思い浮かべていらっしゃるなら、根本的に話が食い違っていることに
なります。
 
私はこまめに辞書で調べました。
1〜2%の単語は調べています。上に書いた8万語位の本ではおよそ
1000語程度を辞書で調べて文脈に合う説明をノートに書き写しています。
  
 
〉そもそも辞書を引いても読解力は上がりません。読解力は読むことによって
上がります。ですから辞書はあくまでも補助手段で、辞書に頼らないで内容
をつかむことが大切です。
 
 
杖は歩行の補助手段で、あくまで杖に頼らずに歩くことが大切です、という
事なのでしょうが、杖を使えば登りたい山に登れるとしたら、私は杖を使い
たいと思います。
 
水泳の教本はあくまで補助手段で、教本を読んでも泳げるようになりません。
あくまで、教本に頼らずに泳ぐことが大切です、と言われても、私はある
クロールの教本の説明に従って練習をしたところ、50歳近くになって初め
てクロールで50m泳げるようになりました。

辞書もおなじように頼ったっていいと思います。
 
 
〉SSS多読をしていたら、たくさん読んで、たくさんの言葉、たくさんの事
例に出会ううちにだんだん言葉の意味がつかめてくる、辞書の語義ではない
言葉のニュアンスを感じ取ることができるようになってくることがわかるは
ずです。そんな風に言葉を覚えていきますと、それが本当に身についた言葉
となります。私はその感覚を重視して本の内容をつかむようにしています。
ですから辞書を引いても細かい語義や定義を求めるわけではなく、まして日
本語の「訳語」は求めません。
 
 
The Battle of The Labyrinth のときは英和辞典を使いました。 
The Goal のときは途中から英英辞典に変えたところ、大丈夫だったので
英英辞典を使っています。
 
どちらも、日本語訳を作ることが目的ではないので私も「訳語」は気にして
いません。
 
 
〉はい、pandada45さんの「精読」がどんなものかはわかりました。

〉食い違いが起こるのは、多分本を読むのに求めているレベルや英語能力に
かなり落差があるんだと思います。私は英語は本当に苦手で、多読で(どん
なにレベルが低くても)英語の本を読んでいるだけで「英語の本が読めた!」
とビックリして感激しているレベルです。そしておそらく私が「精読」と言
っている程度の理解力では、pandada45さんには「精読」として認められな
いでしょう。
 
 
私が「pandada45の精読」の方法だけを説明して、多読、多聴との組み合わ
せてどのように使っているのかまで説明しなかったのは申し訳ありません。
 
 
〉一語一語ていねいに読んでも、わかる時もあればやはりわからない時も
あります。またレベルの高い本は、わからないところがあっても辞書を引い
ても必ずしも解決しません。
 
 
そうですね。
  
 
〉単語の意味は分かっても、文章全体が何を言っているかわからないこと
があります。そんな時は飛ばして先へ進みます。辞書を引いてもわからな
くて飛ばしたり、辞書を引かなくてもていねいに読んでみたらわかったり、
 
 
ええ、pandada45的精読でも、辞書を引いても分からないものは飛ばします。  
 
〉そういったフレキシブルな読み方こそが「SSS多読」的な精読だと思う
のです。
 
 
別に「SSS多読的精読」って言わないで杏樹さんは杏樹さんの「精読」を
すればよいし、pandada45はpandada45の「精読」をすればいいのではないで
しょうか?
 
ただ、精読するときには多聴を組合わせると調子が良いので、audibleを
うろついています。失敗したときに、多読の積ん読と違いかみさんには
バレないのですが、小遣いの問題でこの先続けられるか悩みどころです。 
 
ではまた。


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