[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/11/26(04:35)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2011/2/20(22:46)
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たかぽん、こんばんは。
〉こんばんは、たかぽんです。
〉このところ、それとなく、「多読と精読」のことを考えています。
〉古代ローマの、小プリニウスという人の言葉に、こういうのがあります。
〉 aiunt enim multum legendum esse, non multa.
〉 「多読より精読すべきだと言われている。」
〉 (『ギリシア・ローマ名言集』柳沼重剛編より)
おお、ラテン語。
〉はたまた、語学の巨人、関口存男の口癖は、
〉 「第一多読、第二多読、第三多読」
〉で、上達にはこれしかない、とおっしゃっていたそうです。
〉(授業も充実していたそうですが。 『ことばの哲学 関口存男のこと』池内紀著)
ほ〜〜。
〉どうしたものか。
〉自分のことを言いますと、最近、なんとなくラテン語をやっているのですが、
〉ダーッと読む(聞く)多読と、意識的に単語や文法のことを押さえる精読と、
〉どちらも必要かなぁという気がしています。
〉ダーッと読んでばかりだと、さっぱりわかってこないし、精読ばかりだと、しんどいし。
〉でも、精読するにしても、多読的といいますか、なるべく「習うより慣れよ」的に、
〉頭に負担をかけずに、音読を楽しむ的にやったほうがいいかなぁ、とは感じます。
〉しかし本当は、最初に基本文法もガッチリ覚えてしまったほうが、いいのかもしれません。。
〉(私にはできないというだけで・・・)
文法をガッチリやったら読解力が上がるのか…?とい疑問がなきしにもあらず。
〉英語についても、何回も読んだり聴いたりした素材を、ちょっと精しめに読んでるのですが、
〉素通りしてた言葉が拾えて、おもしろいです。この本にはこんなことが書いてあったのかぁ、
〉という発見もあったり。。
〉英語で書かれたボキャビル本を、いっぱい英英辞書引きながら読んだりもしています。
楽しそうですね。
〉みなさんは、多読や精読について、どうお考えですか?
〉まぁ、何をもって「多読」や「精読」と言うのか?というところからして、
〉人によっていろいろだとは思うのですが・・・
上に書いてあるようなことが楽しかったらそれを続けていればいいんじゃないでしょうか。
私は810万語報告で「多読的精読」について書きましたけど、それは「丁寧に読む」ということでした。
「精読」の定義はいろいろあるでしょう。でも辞書を引いて、文法を調べて、隅から隅まできちんと調べて…英語が読めるようにならなかった人が多読に流れてきていることが多いわけですし、結局はそれを続けていけるかどうかでしょうね。
そして何のために文法や単語を調べるか。もしそれが続かなくて挫折するなら、わからないところは飛ばして多読した方が楽しく続けられます。
もしTOEICなど特定の目標があったら、試験対策をした方が手っ取り早いです。もし精読をしたいなら、いったい何のために「精読」するのか、それが自分が望む英語力とどう結びつくのか、そこを考えて自分にとって一番いい方法を試行錯誤してみるのがいいと思います。
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