Re: 読み聞かせと多読

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69. Re: 読み聞かせと多読

お名前: Yoko
投稿日: 2005/2/15(10:55)

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macskaさん、えっちゃん、こんにちは。

>>SEG Bookshop では、3月を目処に、CD付きのSpringboard
>>のセットをマクミランの協力のもと作る予定です。
〉〉(level1 -16 の16セット + CD 5枚組)

〉〉また、Literacy Land Story Street のCDですが、先日、
〉〉Longmanの部長さんとお話をしたところ、「作ります」という
〉〉お返事をいただきました。すべてのレベルについてCDが
〉〉できるかどうかは不明ですが、おそらく、Stage 1-6 については
〉〉遅くない時期にCDができると思います。

古川さん、Springboardのセット、いよいよ出るのですね。
私は、先日のマクミランのworkshopに行き、Level 3と5を買って、使いはじめていますが、CDが着くと、本格的な貸し出しにつながり、春から始める大人の多読クラスにも活躍しそうです。LongmanのCDも、楽しみです。
いつも多読の普及に力を尽くしてくださり、ありがとうございます。

〉CD付きのセットが種々あるようですが、どれがどのような特徴なのか、一覧表のようなものがあるといいなぁと思います。セットで買った方が特なのでそうしたいのですが、試しに一冊買ってみるとかしないと中身が全然わからないので、とても迷います。その一冊で全てが分るわけでもありませんし...

macskaさん、本は実際に手にとって読んでみないと、わからないですよね。
私は、何度かOxfordやLongman、Scholasticの出版社も参加しての、多読勉強会)に参加させていただいています。自らもタドキストのKiccoさん主催で、もう4回
開かれています。先月は、大阪の関西児童英語多読勉強会にも参加しました(ちなみは私は神奈川県在住です)

児童英語での多読の導入に是非使いたい本について、書いてみますね:
リスト自体は、SEGから出ている多読手帳の巻末にも書いてあります。

Oxford Reading Tree(ORTと略されます)(オックスフォード大学出版)
イギリスの小学校の多くで教科書(というか副教材)として使われているシリーズ
とにかく、絵がかわいくて、登場人物のKipper,Biff, Chipたちが子供たちは大好きです。Stage9までいくと、環境問題に関する話やいじめについても出てきます。私は、多読を始める最初は、このORTのセット(CDつき)をSEG BOOKSHOPで
Stage1〜5まで、揃えました。家の教室では、昨年4月に貸し出しを始めたのですが、半年で、Stage6以上も購入し、貸し出し始めました。9ヶ月たった今年の1月からは LongmanのLiteracy Land Story Streetもstep 6までそろえ、教室での10分間のReading Timeのとき、読んでいます。

Longman Literacy Land Story Street(Pearson Longman)
ORTと並んで、児童英語の多読では、是非つかいたいシリーズです。
ORTと比べて、stepごとに、難易度の上がり方が早く、ORTのstage 6と
LLLのStep 6を比べると、後者のほうが難しいように感じます。
児童英語では、最初の一年で、step6を読むなら、まず読み聞かせで入れておくのがいいと思います。登場人物の人種も白人、黒人、アジア系、アラブ系と多様で、車いすにのってるBillyが活躍したり、両親の離婚やいじめ、ペットの死など
日常に起こることも題材にしているので、昨年LLLのモニターをしたとき、うちの
生徒たちに両方をよんでもらった時は、中学生以上は、LLLのほうがストーリーとしては面白いと答えた割合が多かったです。
貸し出しがすぐにはむずかしいなら、シリーズの中で、いいな、面白いな、と
先生が思われる本をビッグブックで買われてもいいかもしれません。
昨年12月のタドキスト大会のイベント1で、ユーニスさんが読まれたLosing LuckyはLLLのstep 6ですが、大変感動するお話しで、子どもの心にも入ると思います。
タドキスト大会のイベント1の絵本は、SSSの別の欄で、じゅんじゅんさんたちが
まとめてくださっています。絵も見ることができます。

Springboard(マクミラン)Level 1〜Level 16
Springboardは、ORTやLLLに比べ、難易度の上がり方がおそく、Levelをあがっていっても、どんどんむずかしくなるということはないので、こどもたちにたくさん
よんでもらうには、よいと思います。
また、それぞれのレベルが、fiction5冊+ non-fiction3冊の合計8冊で構成されていて、各レベルで、生徒がどのくらい読めているか知るためのBenchmark Card
がついていて、Reading Recordsも別冊でついています。
ORTやLLLと違って、同じアーティストが同じ登場人物を描いているシリーズではないので、お話しの中にはいって読む、というよりは、いろんなテイストの本にふれさせる、non-fictionもの(チョコレートの製法、野生動物、リサイクルの方法)
に触れさせることができるので、理科がすきな男の子なんかは、すごく興味をもつ
かもしれません。

以上、私見がいっぱい入っているので、参考までにお読み下さい。

多読をはじめるにあたって、同じような悩みや迷いを抱える先生方が、お互いに情報を交換したり、本を手にとってみる機会があるのは、とても有益です。
OxfordやLongmanなど大手の出版社は、今の時期、全国ツアーをしています。
多読は児童英語の世界でも非常に注目されていて、出版社もGraded Readersや絵本に力を入れています。書きこみを拝見すると、インターネットから情報を得ていらっしゃるとのこと、出版社のHPにアクセスされると、お近くでのプレゼンテーションの日程がおわかりになると思います。

お住まいになっている、雪深い地域とはどのあたりでしょうか?
新潟にも多読で貸し出しをしている先生がいらっしゃいますし、春休みには
また児童英語多読勉強会があると思います。何かの機会に、多読に興味をもつ
先生で集まり、お話できたら、うれしいです。
そして、えっちゃんがおっしゃっていたように、多読をご自分の趣味になさると
本当に広がって生きますよ〜♪ 
ではでは Happy Reading


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