Re: 読み聞かせと多読

[掲示板: 〈過去ログ〉多読と児童英語の掲示板 -- 最新メッセージID: 461 // 時刻: 2024/11/25(15:51)]

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[喜] 65. Re: 読み聞かせと多読

お名前: えっちゃん
投稿日: 2005/2/13(20:18)

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早速こちらの掲示板にもデビューされたんですね。
絵本の読み聞かせは随分前から、取り入れている方は多いのですが、児童英語で多読指導を取り入れているのは、どのかたもこの1〜2年です。macskaまちかさんも早速仲間入り嬉しいです!!

〉本題ですが、指導の仕方で「読み聞かせ」と「多読」は具体的にどんな違いがあるのでしょうか?

多読に関しては基本は黙読です。
ですから、いままで、社会人、大学生、中高生で取組まれていたSSS多読をそのままの形で、すぐに児童英語に取り入れるのは難しいので、そこまでの導入を児童英語で丁寧に実践すると考えると分かりやすいかもしれません。
ただ、こどもは文字がよめないので、多読は最初から無理だと思われる方もいるでしょうが、音声と一緒に読む(眺め読みかな)ことによって、大人が今まで予想しえなかったような成長も見せます。音声をつけて、教室でのreading,貸し出しに取組んでいる教室も増えてきています。

導入がしやすいということもあって、児童英語でまず行われているのは、絵本の読み聞かせだと思います。
昨年度末にアンケートをしたところ、26教室から回答があったのですが、そのうち、全ての教室で読み聞かせが実践されていました。特に幼児、小学生は読み聞かせから始めると間違いありませんし、先生の負担(多読図書費、教材準備など)も少ないです。

読み聞かせにもいろいろあります。
(1) 全て英語で読む。
(2) 見開きで開いているページで逐語訳でない簡単な訳をつける。
(3) 次の展開を予想させながら、読む。
(4) 一緒に音読しながら読む。
(5) Oxford Reading Treeなどは背景のお話を加えながら、読む。(Text の他にExtended storiesという補助教材があります)
(6) 本を使っての色々なactivitiesにつなげている先生もたくさんいらっしゃいます。
   Drama,セリフ作り、など本当にいろいろです。

また、読み聞かせとは違いますが、手袋人形や指人形を使って、ごく簡単なお芝居をみせたり、エプロンシアターをやると特に幼児には人気があります。
素材に関しては 海外発注になりますが、
Lakeshore Learning Materialsなどが有名です。可愛いエプロンシアターや指人形がたくさんあります。(今サイトが改修中でアクセスできないようです)
もちろん、手作りでやっている方もいますし、日本でもネットで探すと結構いろいろなものがあります。

実際の本選びはなかなか難しいかと思いますが、英語の読み聞かせ本の紹介ではリーパーすみ子さん著の「えほんで楽しむ英語の世界」が詳しいです。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4870771756/qid%3D1108287183/250-1037980-4906612

〉絵本を取り入れた指導をする場合に、最初は読み聞かせでその次が多読とかいう順番があるのでしょうか?また、まず音を聞かせてから本を読むような指導をされている先生もいらっしゃるようですが、児童英語で多読指導をする場合、カセットやCDのような音源を入手して指導に取り入れることは必須でしょうか?

本の購入を考えた場合、読み聞かせ用の絵本としても、実際の多読指導をする場合でもおすすめ図書はOxford University PressのOxford Reading TreeやLongmanのStory streetなどです。これらのシリーズは文字なしの本からあります。
どちらもまずはstage 1~5くらいがおすすめです。

また、音声は児童英語の場合、必須だと私は思います。そういう点で、音声がついているシリーズはOxford Reading Tree, CTPの絵本、スカラスティックのsight word readers、マクミランのspringboardなどがおすすめです。
Story Streetにも音声が早くついてくれるといいなといつも思っていますが、まだです。
実際の本の購入の際はこのHPでリンクしているSEG bookshopが一番間違いないと思いますし、いろんな相談にものってくれます。

私の教室では生徒は入室時にビジネステレコのような携帯用カセットテープレコーダーを購入してもらって、導入期の本にはテープをすべてつけています。この手間がかなり大変です。

〉他のメッセージを参考に読ませていただいて疑問に思いました。児童英語教師のくせに馬鹿な質問で自分でも恥ずかしいですが、知らないままでい続けるのはもっと不味いと思い、勇気を出して書き込みました。

わたしも今でもたくさん色々な先生方に質問をしたいことがたくさんあり、地域で勉強会を開いては交流しています。一度始めると全ての先生方の実践をきくことがとても勉強になります。ですから、macskaさんの教室のこともぜひ、そのうち報告してくださいね。楽しみしています。

あ〜それから、先生が自分で多読を楽しむのが、教室の雰囲気作りに一番良いようですよ!!紹介したい本がたくさん増えます!!

また、前述した児童英語教室へのアンケートのまとめを近々SSSHPにリンクさせて、公開できる予定です。そちらにはもう少し、詳しく本のことや予算のことも含めて掲載されていますので、ぜひ、参考になさってください。


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