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お名前: れな
投稿日: 2003/1/11(16:52)
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こんにちは。はじめまして。 去年の夏に「快読100万語」を読んでこちらのことを知りました。 それから何度か見に来させていただいていたのですが、いつまでもROM っているのも申し訳ないかなー、と思い、ごあいさつに参りました。 皆様よろしくお願いいたします。 さて、私はある種の「勝手に(育った)多読者」です。 3年ほど前に、どうしても続きが読みたいのに翻訳が止まってしまった とあるファンタジー小説の続きを読むために、洋書読みになりました。 私の洋書読みの経歴は、皆さんとはちょっと違っていますが、ある意味 こちらの考え方ととても近いです。「快読100万語」を読んだとき、 「あ、やっぱりそれでもいいんだー」と思って本当に嬉しく思いました。 というわけで、以下は私の実体験です。何かの参考になれば嬉しいので すが。 最初にもともとの英語歴。 大学の一般教養止まり。成績は常に中くらい。文法は苦手で、リーダー で点をとるタイプでした。 仕事でも「英文を見る」ことはあっても、読んだり書いたり喋ったり、 までは必要ないことが多いです。 最初の1冊(ファンタジーですが一般向けPB。多分10万語くらい)を 読み始めるとき、私は考えました。 「どうせわからない単語の方が多いんだから、いっそわからないまま 読めるとこだけ読んでみよう。それで内容がわかればそれでいいんだし、 やっぱりだめだったら潔く諦めよう」 幸運なことに、その本は比較的わかりやすい英文で書かれていました。大 好きな本の続きですから、世界観も特殊な用語もわかっていました。ものす ごく時間がかかりましたし、わからないところも多かったですが、楽しん で読み通すことができました。そして、その続きをもう1冊。そちらはなか なか泣ける内容で、読みながらぼろぼろ泣いてしまいました(笑)。 「ああっ、英語で読んでも泣けるんじゃん。私ってば結構読めてる?」 気をよくして、更に続きを発注。以来、通勤電車の中でPBを読むよう になりました。最初からそういう読み方をしていた私は、わからない単語 があっても辞書をひくことはありません。文章も、出てきた単語を出てき た順に読み進み、後戻りすることも区切ることも、長文の文末がどこかを 確認することもありません。本当に集中して読んでいるときには、はっきり 言って「何も考えてない」です(笑)。 初めのうちは、1ページまるまるわからない時もありましたが、5冊くら いでかなり楽になり、10冊を越えるころには、わからない単語を無意識 のうちに頭の中で勝手に分解して、「これはこの綴りが入ってるから多分 こんな意味」というような理解の仕方をして読むようになってきました。 正確な日本語に訳すことはできませんが、自分が楽しんで読むだけならそれ でいいかな、って感じです。ちなみに現在は20冊を少し越えたところ。 「あれはどこに書いてあったんだっけ?」と戻ることができるようになり ました。って、この感じ、おわかりになるでしょうか? と、こんな風にやってきました。GRを段階的に読まなくてもPBを 読めるようになった人間の一例(笑)。「本当に中身がわかってるのか?」 ですね。でも、1年ほど前に、私が10冊目くらいで読んだ本が邦訳された ので読んでみたところ、細かい部分を除けば特に問題なく理解できていま した。大丈夫みたいです(笑)。 辞書なしで、わからない単語をとばしても、洋書を読めるようになります よね。でも、そう言っても、周りの人間は誰も信じてはくれませんでし た(笑)。だから、「快読100万語」を読んで、そしてこちらの皆様の お話を読んで、同じことのできる仲間が沢山いるのだと知ってとても嬉し かったです。GRを読むのは苦手みたいなのできちんと参加させていただく のは無理そうですが、陰ながら応援してます。 とてもとても長文になってしまい、申し訳ありません。 これからも楽しんで洋書を読むお仲間が増えていくことを願っています。
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