Re: SSSとは何?

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450. Re: SSSとは何?

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/9/8(00:09)

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Tallinnさん、こんばんは。

〉〉しかし山田先生の話を引用するのは少々ズレているような気がします。「一人の作家について語るには」とうことでしたら、英文学者に任せましょう。作家を語るためではなく、自分が本を楽しむために多読するんですから。少なくともTallinnさんは仕事の必要にせまられているのではなく趣味で英語の本を読みたいんですよね。

〉いえ、仕事が優先です。必要性はいつでもあります。それを使う機会が来るか来ないかの違いだけです。前にも書きましたが、読書や英語を趣味にする気はありません(もちろん仕事としても)。

趣味ではなく、今現在仕事で必要なわけではなく、いつか仕事で必要になるときのために、ですか?
では一体何のために目標の本を読みたいのでしょうか。仕事に必要な英語を身につけるのならそのための勉強法があるはずですが。みんなが熱心にレスをつけているのは、Tallinnさんが目標本を挙げてそれを読みたいといっているからです。TOEICの点数のためとか言うならあまり反応してもらえなかったでしょう。

〉山田先生の話は少し説明がいるでしょうね。先生は大学の英語の教員が実はさして英語の力がないことを知っており、その人たちがあれやこれやと人に原書を推薦するが、本人はさして読んでないじゃないか、という意味なんです。むしろ皆さんと同じく、どんどん読めという考えなのです。だからここで引用するにふさわしいと思って出しました。まあ、この先生の右に出るほど読んだ先生がいるだろうかというような人です。

だったらそれはやはり英語の先生に対して言うことですね。
SSSが他の多読法と一番違うのは、多読三原則です。英語の先生が読みなさいと勧める本は、英語が仕事ではない、普通の人には難しすぎるんです。各人が自分のレベルで辞書を引かないで楽しんで読める本を読む、というのが今までの勉強法になかったことです。山田先生と同じように読むのではなく、自分が快適に読める方法で読むんです。

もちろん、最初はどうやって本を選べばいいか、どういう経過を辿ればいいかわからないでしょう。でもそれは自分で探りながら進んでいくのです。自分が面白いと思う本は自分にしかわかりません。それを探しながら読むんです。そのために書評や多読ブックガイドなど、レベル別にたくさんの本を紹介しているのです。

〉推定ですが、皆さんのスタート時点のグレードとその後読んだ量、そして現時点でのグレードを使えば多少参考になるデータはできるような気がします。あとはそういう仕組みをSSSで持つ気があるかどうかではないでしょうか?

私が下で提案しているデータ収集方法に開始時のレベルを加えれば近いものにはなるかもしれませんが…。

他の人も言っているように、たとえレベル0の絵本でもそこには勉強だけではわからない、ネイティブが使う英語の感覚がいっぱい詰まっています。ですからどれだけ英語が出来る人にもまずレベル0、特に絵本を読むことが勧められています。英語を一生懸命勉強してきたからこそ絵本の表現に驚いて絵本にハマってしまう人もいます。そういう人がレベル0の本から始めた場合と、本当にレベル0しかわからなくてそこから読み始めた人と表面上は区別がつきません。
書評本についているレベルはあくまでも自分が読みやすい本を探すための目安なんです。多読をしている人をグレード別に並べるのは難しいです。テストやグレードがないからこそ英語難民でも続けられる、というのが多読の特徴でもあるのです。

〉〉もしTallinnさんが書評システムに上がっている本の中で読んだものがあって、すらすらと楽しく読めるものがあれば、「これぐらいのレベルでこいうジャンルの本のお勧めを教えてください」と言えば、お勧め本を教えてくれる人は現れると思います。

〉それの逆をやりたいわけです。私のような外からくる人間の中にはそういうニーズが結構あると思います。

やはりこればかりは多読を実際にしてみないとわからないことですね。
最初は何らかの目標を持って多読を始めたとしても、いろいろ面白い本に出会って、目標にたどり着くだけではなくその過程自体が楽しめる方法だということがわかってきます。
多読を始める前は誰でも「外の人」です。半信半疑で始めたという人も、だまされたと思って試しに始めた、と言う人もいます。
実際に読んでみないとわからないことがいろいろありますので、読まない人に納得できるようにお伝えするのは難しいです。

それで、のんたさんの「HOME」体験のような例はどう思われますか。もしそういう体験が自分には必要がないと思われるのでしたら、これ以上お答えできることはありません。あとはご自分で「とにかく読む」か「やっぱりやめる」か、お決めになってください。


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