はじめまして! からの続き

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405. はじめまして! からの続き

お名前: 翁家
投稿日: 2006/9/3(22:17)

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Tallinnさん、こんばんは。翁家です。

タイトルの「SSSとは何?」への答えではないですが、私の意見(愚痴)を聞いて下さい。とても長くなってしまいました。読むのが面倒くさいと感じられた場合は、最後の文章だけ読んで下さい。

そもそも話の始まりは、難しいと言われる次の5つのサンプルを8割程度の理解で読み進める読書量は何百万(千万)語か?ということでしたね。

・History of Western Philosophy by Bertrand Russel
・Age of Uncertainty by John Kenneth Galbraith
・Infinite in All Directions by Freeman Dyson
・TIMEのEssayやThe Economistのカバーストーリー

それで、上から3つの本を読んだ人がいなくて、明確な回答が得られなかった。

以前、ある人の「高嶺の花と思っていたTIMEが抵抗なく読めた。どうやら500万語くらい読んで自分の中に変化を感じた」という過去ログを紹介しましたが、Tallinnさんは「TIMEは最近、読者を増やすためにレベルを下げたから参考にならない」とバッサリ切り捨てました。

上から3冊は手に入れるのが大変なので、TIME(August 28, 2006)とThe Economist(August 19TH-25TH 2006)を先週末に買って読んでみました。TIMEのESSAYもThe Economistのカバーストーリーも、なるほど難しかったです。TIMEの方は、著者の知識レベルにまで自分が達していない為、著者の論理展開についていけませんでした。The Economistのカバーストーリー(これは表紙に関連した話題、という意味ですよね)は、レバノンやヒズボラの話で、読む前から腰が引けてしまいました。

しかし、The Economistは1000円もしたので、仕事絡みの「Finance and economics」を読んだところ、日頃、仕事で接している内容なので、知らない単語はたくさんありましたが読んで内容を理解することができました。「お〜、エコノミストなんてチョロいじゃん」と今では自信満々になっています(笑)。

私の中での結論ですが、・・・。「読めるか否かは、スラスラ感や爽快感を除けば、書かれている背景知識があるかないか」につきると思います。それを「英語を何百万(千万)語読んだら、これらの本が読めるようになるのか」と聞いてくるのは、最初から自分で答えを知っているくせに「ほらほら、俺様の求めている答えが出せないだろ」と言っているような嫌な奴みたいです。

結局のところ、Tallinnさんは何を求めているのかがわかりません。本当に上の5冊を8割程度の理解力で読み進めるようになりたいのなら、多読以外の選択肢の方が良いかも知れません。「多読が良いよ」と言ってみたところで、「Russel他を読んでもみたことがない輩が何を言っても説得力がないよ」とバッサリですし、ストライク以外の話は、含蓄のある話であるにも関わらず、雑音とバッサリ切り捨てます。何だか取り付く島がありません。

英語はなにびとにとってもツールです。Tallinnさんは「読み」としてのツールなのか、ディスカッションなのか、物を売るのか買うのか・・・。何にしても、「読む」「書く」「聞く」「話す」の技量をトータルで上げて行くには私は多読が良いと感じています。少なくとも自分には合っていました。

仕事においては甘えは許されません。辞書を引いても徹夜をしてもやりきらないといけません。大勢の前でプレゼンテーションをして、受けた質問が理解できず、頓珍漢な回答をして失笑を買ってしまい、結局仕事に失敗してしまった人や、いろいろな学習法を渡り歩いた人が、ラストリゾートとして「多読」をやっているケースが多々あります。

もう少し素直に、人の意見に耳を傾けてはいかがでしょうか。「参考書を何冊やったら司法試験に受かるか」、「本を何冊読んだら医学部に受かるか」と聞かれて明快に答えられる人はいません。「私は、この先生の授業を受けて、サブノートを作ったよ。」とアドバイスをしてくれた人に、「私の質問には答えていない、期待していたものとは違う」と言っている様です。


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