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お名前: Julie
投稿日: 2005/2/2(16:50)
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シロワニさん、はじめまして。Julie と申します。
なかなか返事がつかなかったようですが、
まだこのサイトを見てらっしゃるでしょうか。
〉100語を通過した学習者像はどんなものでしょうか?
もう読んでらっしゃるとは思いますが、
まずは、こちらの100万語通過報告の広場を
読んでいただければと思います。
[http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&num=100]
〉それはおそらく色々なのでしょうが、こちらにはそういう学習者を身近に見ていらっしゃる方と多いと思いますのであえて質問しました。
はい、スタートのときの英語体験が異なるので、本当にいろいろです。
〉といっても、その学習者像を語る共通の'ことば'が不足しているのかもしれません。TOEIC,英検? 何か他に使えるものを使って語っていただければありがたいです。
たしかに、うまい共通の'ことば'が見つかりません(笑)。
共通して言えるのは、100万語を辞書なしで読んだ場合、
英語を英語のまま理解し、上から読んでいくことが身につきます。
わからないところにこだわらず飛ばして全体を想像する力は、
リスニングにも有効である、と多くの声が寄せられています。
それから、一字一句はうようにして読んでいたのが、
意味のかたまりでとらえられるようになっていくことです。
あえてまとめると、頭の中での処理方法が、
英文和訳を高速変換でやって日本語で理解する方法から、
英語のまま受け入れるように変化することです。
外からはあまり変化をはかれないかもしれませんが、
本人としては、英語を読むのがすごく楽で、楽しいです。
〉また、そこに到達するまでの過程についても興味があります。
〉もちろん大多数の人が日本の学校でも英語を学んでいるのでしょう。それを前提にして、たとえばGR付属のオーディオ教材の利用に力を入れたか、語法文法についても指導したか、などなどの過程の違いによって、その像がどのように変化するものか。たとえば、4技能に対する影響、正確さと流暢さに対する影響。
オーディオ素材を使ってシャドーイングをしている方もいますし、
本が読めればいいので音には興味がない方もいます。
語法文法についての指導はありません。
学習者自身が「発見」してゆきます。
「○○って△△だと覚えていたけど、本当は▽▽っていうことなのかなあ」という書き込みを散見しますし、丁寧な返答がつくこともあります。
(学習者どうしの交流です)
それは、学習者がなかから卵の殻を割り始めたときに、
親鳥が外から殻を少しとってやるようなもので、
タイミングが難しいものです。
英語が充分たまらないうちに「○○は実は▽▽である」といっても、
実感にとぼしく、混乱させるだけかもしれません。
このへんが、多読の指導は「忍」の一字といわれる所以かもしれません。
〉印象だけでも話していただければ幸いです。
〉また、関係した文献などがあればぜひ教えてください。
本当に印象だけで、すみません。
文献については、まだ読んでらっしゃらなければ、こちらをどうぞ。
酒井邦秀著『快読100万語ペーパーバックへの道』
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480087044/sss-22]
シロワニさんは、教育関係の方でしょうか。
まずは自分を実験台に(笑)
体験してみてください。
お役にたてば幸いです。
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