[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(02:47)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/8(00:19)
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みなさま、こんにちは。
世界史クラブ児童書編の3回目です。
どうも「世界史」と聞いただけで逃げ出す人もいるようですので、今回は「初心者のための」という言葉をタイトルにつけてみました。
今回はまず、前回チクワさんが見つけてくれたシリーズです。
これは世界史が苦手だというチクワさんが「初めて世界史が面白いと思った」という感想をもらした本です。
このシリーズの特徴は、まず主語が「you」で書かれていることです。あなた自身がそこにいるような臨場感で語られます。そして全ページカラーイラストで、マンガっぽいというか、アメリカのアニメのようなデフォルメの強いキャラクターが描かれ、その場の雰囲気がわかりやすく伝わってきます。
レベルは3ぐらいです。
★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
アナタは中世の領主の子どもです。アナタは勇ましい騎士にあこがれます。(この騎士、どうしても悪役ヅラに見える…)。騎士になるには家を出て、ヨソの騎士のお城へ修行に行かなくてはなりません。そこではどんな修行が待っているのか?めでたく騎士になったあとの生活は?もちろん、騎士ですから戦いにも赴かなくてはなりません。当時の戦いの様子は?
★You Wouldn't Want to Be in a Medieval Dungeon!(3043語)
アナタは負傷して帰ってきた兵士です。これからどんな仕事をすればいいでしょう?そこへお城から囚人の看守になるようにお誘いがあります。当時の犯罪者や裁判は?さまざまな工夫を凝らした牢獄があります。囚人をどう取り扱うか覚えましょう。お金持ちの囚人には親切にしておけば、釈放されたときにお礼をしてくれるかもしれませんよ。
★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
アナタはエリザベス1世と同じ年に生まれました。12歳でbarber Surgeonに見習いに行きます。barberは病人を治す人です。当時はどんな病気があったか?治療法は?…ワイルドな世界にボーゼン!
★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
これまたすごいタイトルです。Sacrificeの意味がわからなくても大丈夫。中を読めばわかります。
アナタは中米の裕福な家で何不自由なく育ちました。しかしそこへアステカ人が攻めてきます。とらわれの身となったアナタはアステカの都、テノチティトランへ連行されます。そして名誉あるSacrificeに選ばれます。なにしろ、Sacrificeに選ばれるには、病気や怪我をしていたらダメ、醜くてもダメ、厳しい基準があるんですから。そして神聖な儀式が始まります。
このシリーズはほかにもあります。自分の好きなものを探してみてください。
他のシリーズもそうですが、注文したときは品切れだったけど、後で見ると入荷していることがよくあります。
それから、今回は一部の人に強力にオススメしたい本があります!
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★SIGHTSEERS PARIS 1789
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このタイトルを見て「おお!」と思った人!きっといるはず!
「PARIS」「1789」と言えば…!
そう、1789年7月14日!…それは…
オスカル様の命日!!!
…えーと、つまり、フランス革命が勃発した日ですね…。
この本は革命下のパリを旅するための「ガイドブック」です。本当にガイドブックなんです。
Change your cash into livres,sous,and deniers the French currency.とか。(フランじゃないのか)
革命を支持するならトリコロールの3色、赤、青、白を身に付けていきましょう、とか。
劇場ではオペラやバレエが行われています。新聞で演目をチェックしましょう、とか。人気の俳優はタルマです。お見逃しなく。
ルーブル宮へ絵を見に行きましょう。今一番人気があるのはジャック・ルイ・ダヴィッドです。
レベル3ぐらいで読めると思います。全ページカラーイラスト。総語数は2680語。薄いけどハードカバー、ハードカバーですけど安い。折りたたみ地図がついていますが、あまりくわしくなくて役に立ちません。バスティーユにちゃんと牢獄があるのが唯一注目すべきところでしょうか。
それから、Part1から紹介し続けているシリーズ。
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The Lands, Peoples, and Cultures Series
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世界史を知るにはまず世界の国を知ることから。
今回、やっと一つの国について3冊とも読むという経験をしました。3冊読むと、その国のことが総合的にわかります。一つの国のことですから、取り上げる角度が違うだけで似たような事柄も出てきますし、「繰り返し」の効果もあって、理解が深まります。レベル3ぐらいで読めると思います。
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★Iraq the Land(7000語)
イラクは砂漠の国。でも気候や地勢など地域差はあります。また、ここは古代メソポタミア文明発祥の地で遺跡があります。民族分布や宗教分布などもわかります。
★Iraq the People(7500語)
イラクは多民族、多宗教の国です。民族の特徴、市民生活などが身近に感じられます。また、歴史上の人物が古代ペルシア帝国から始まってアレキサンダー大王、イスラム帝国から現代イラクの基礎になった国王などいろいろ出てきます。
★Iraq the Culture(7746語)
イラクといえば古代メソポタミア文明。そして現在はイスラムの国。でも他の宗教もあります。伝統文化に現代文化が混ざる国。最後にはギルガメシュ叙事詩の紹介もあります。
最近はイラク関係の本も多数出ていますが、「イラクってどんな国?」という素朴な疑問には、まずこの3冊を読めば日本語の難しい本を読むよりずっとよくわかると思います。
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★Englamd the People(6500語)
どうもPeopleでは歴史から始まるようです。ケルト人、バイキング、アングロサクソン…。「Six Wives」のヘンリー8世、エリザベス1世。もちろん、現代のイギリス人の生活も。
★England the Culture(5900語)
美術、文学、ビートルズ。イギリス文化を形作った人々の紹介が多いです。最後にはアーサー王伝説の紹介も。でもどうしてC.S.ルイスを紹介してトールキンは紹介しない!?
★England the Land(6900語)
イギリスの気候風土が感じられます。島国といっても日本とは違う牧畜国。景観の美しい湖水地方など。
●多読をしていると、イギリスの本を読むことも多いと思いますので、こういう本で予備知識を仕入れておくと理解が深まるのではないかと思います。
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★Japan the Culture(5600語)
他の国に比べて伝統文化の記述に偏ってるような気がします。しかし、日本のことを外国人にどうやって説明すればいいか悩んでいる人にはオススメ!わかりやすい英語で言うとこうなるのか!
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★Ireland the People(7200語)
報告ごとに地道に1冊ずつ読んで、やっと3冊目。
アイルランドの歴史、市民生活、伝統行事。現在は学校でも共和国と北アイルランドの交流が図られているんですね。
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★France the Culture(5000語)
フランス文化…ファッションにアート。カトリック国でもあるので宗教行事は大切。また、パスツールやキュリー夫妻などの科学方面の功績もあります。アステリスクのテーマパークまであるとは。
★France the Land(4600語)
フランス各地の気候や特産物、パリの様子。
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●ここまで読んできて気づいたこと。
日本以外はどの国も民族が混交して形成されていることです。イラクは近代に直線で国境線が引かれたので、実際の民族分布を反映した国ではありません。しかしフランスでもケルト人、ローマ人、バイキングが次々とやってきて、「フランス民族」というものが最初からあったわけではないのです。現在では北アフリカやイスラム圏からの移民もいます。イギリスもやはりケルト、ローマ、バイキングなど次々といろいろな民族が入ってきて国を形作っていきます。
日本人は「一民族、一国家」という感覚を持ってしまいがちですが、世界の国を見ると複数の民族、複数の宗教が混在しているのはむしろ当たり前なんですね。逆に一つの民族が複数の国に別れていることも。
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さて、ここで絵本の紹介です。
バーバラ・クーニーの絵本を2冊読みました。
★OX-CART MAN (By Donald Hall Pictures by Barbara Coony)(書評あり)
おとうさんは牛を荷車につなぎます。そして家族で作った農作物や生活用品などを積み込みます。お父さんは荷車を引いてポーツマスへ行き、荷物を全て売ります。…え?牛も?荷車も?!…な〜んだ、そういうことか。
少し昔の、様々なものを自分で手作りしていた素朴でやさしい生活ぶりがうかがえます。素朴ですが、ていねいにかかれた絵が当時の雰囲気をよく伝えてくれます。じっくりながめていると、文章より絵を眺めている時間のほうが長くなったりして、まるでakoさんになった気分…(akoさん、ゴメン)
★Hattie and the Wild Wave
こちらは文章もクーニーです。Hattieの一族はドイツからやってきてニューヨーク郊外に家を構えて暮らし始めます。使用人を抱えた大きな家です。近くにはおじさん一家も住んでいて、いとこたちと共に時々訪ねてきます。Hattieは大きくなったら何になりたいか聞かれ、「Painter」と答えて笑われます。
今世紀初頭、ニューヨーク近郊の裕福な家の暮らしぶりがうかがえる本です。絵もていねいに書かれていて、OX-CART MANと同様、じっくり時間をかけてながめていたい絵本です。
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★Cathedral: The Story of Its Construction /David MacAulay著(書評あり)
中世ヨーロッパのゴシックの大聖堂はどうやって作られたのか?
当時のことですから、当然全て人力。緻密な絵で聖堂が少しずつ作られていく様子が描かれ、当時の人力パワーに圧倒されます。こんな高い塔を作るとは…。文章は少し難しいですが、絵を見ているだけでも満足。つーか、すごい…。
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さて、500万語報告でも紹介した本をもう一度。こちらは少々レベルが高めで、レベル4の後半〜5ぐらい。でもお話は面白いので、入り込めたら読み進めることができると思います。
★Chinese Cinderella / Adeline Yen Mah著(47000語)
Adelineは天津生まれで後にアメリカに渡った作家。作者の自伝的小説です。
Adelineは赤ちゃんのときにおかあさんを亡くし、お父さんは再婚します。新しいおおかあさんはAdelineに愛情を示さず厳しく接するばかり。やがて一家は上海へ移ります。そしてフランス租界のお屋敷で、ミッションスクールに通うようになります。学校では成績もよく友達もできて楽しく過ごせるのですが、どうしても友達に自分の家のことを話すことができません。しかもおかあさんはAdelineのすること全てを悪く取っては叱ります。友達の家へ招かれても行くことすらできません。おかあさんはともかく、お父さんまで冷たくてあんまりだ…。
当時の中国は日本の支配下にありましたが、フランス租界で暮らしていたAdelineの周辺ではあまり影響を受けていないようです。しかし日本が戦争に負けて撤退すると、国共内戦が始まります。裕福だったAdelineの家はむしろそのことで大きな転換を迎えます。
世界史クラブですので、国共内戦とは何かというと。
1911年、中国では清王朝が倒れ、国民党による中華民国が成立します。建国の父、孫文が亡くなった後、国民党を支配したのは蒋介石でした。その後中国では毛沢東が共産党を組織し、支持を集めていきます。蒋介石は共産党が大っ嫌い。おりしも欧米列強や日本軍に対抗するため、中国人は団結するべきだとして国民党と共産党が手を結ぶよう提案するものが出ました。しかし蒋介石はまず共産党をつぶして国内を安定させてから日本と戦うという考えでした。しかし周りの強い勧めに抵抗しきれず国・共合作を認めます。
1945年、日本が戦争に負けて撤退すると、蒋介石は共産党への攻撃を始めます。これが国共内戦です。しかし共産党は中国人民の支持を集め、中国各地を制圧していきます。なにしろ共産党ですので、地主や資本家といった裕福な人々はどんな目に合うかわからないと恐れてどんどん逃げ出します。台湾、香港、そしてさらに遠く海外へ…。ついに国民党政府は敗退し、台湾へ逃げます。
そして1949年10月1日、毛沢東は天安門で中華人民共和国の成立を宣言します。ここに国共内戦は一応終わりを告げました。しかし蒋介石は台湾でがんばって、中華民国が中国全土を支配しているという立場を取り続けました。また、国際社会、とりわけ冷戦時代の「西側」諸国は共産党の支配を認めたくないので、中華人民共和国を承認せず、中華民国が中国の正式な政府だという立場を取り続けました。
蛇足ですが、1970年の大阪万博では、中華民国のパビリオンがありました。中華人民共和国と日本の国交が樹立されたのは1972年です。国交樹立のしるしにパンダのカンカン、ランランが上野動物園へやってきて大ブームになりました。
ついでに、「シンデレラ」の物語は中国の唐の時代によく似た物語があって、それが広がったのだろうといわれています。この本では元のお話も紹介されています。
★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
著者の少女時代の空想を元にしたお話です。Chinese Cinderellaとは内容の関連はありません。
主人公は二度目のお母さんにいじめられ、お父さんからも叱られて家を出ます。そして龍侠会という秘密結社の一員になり、秘密のmissionを命じられます。…という、かなり空想的な物語です。しかし龍侠会では様々な国の混血の少年たちがいて、国や宗教を越えて手を取り合う大切さや、主人公がお父さんの気持ちを思いやるようになっていく成長ぶりなど、読みごたえがあります。
このお話では、日本を爆撃したアメリカ兵の飛行機が中国の島へ不時着した実話が元になっています。日本は敵という立場ですが、一方的な悪役ではなく公平な立場で書かれています。お話は戦争が終わるところまでは行きませんが、終戦後に日本がアメリカに占領される時のことまで見通すような示唆もあります。
ということで、今回の報告は終わりです。
もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。
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395. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part3〜
お名前: 日向
投稿日: 2005/4/8(20:40)
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杏樹さん、こんばんは、日向です!
〉どうも「世界史」と聞いただけで逃げ出す人もいるようですので、今回は「初心者のための」という言葉をタイトルにつけてみました。
「初心者のための」とは、とてもありがたいです! 最近はレベルの高い本に手を出せないでいるので…(笑)
〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
〉★You Wouldn't Want to Be in a Medieval Dungeon!(3043語)
〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
このシリーズは、チェーック! 多読用ノートに控えておきます。
〉*********************************
〉★SIGHTSEERS PARIS 1789
〉*********************************
〉このタイトルを見て「おお!」と思った人!きっといるはず!
〉「PARIS」「1789」と言えば…!
〉そう、1789年7月14日!…それは…
〉オスカル様の命日!!!
おおおおおーっっっ そうだーっっっ オスカル様〜っっっ
〉…えーと、つまり、フランス革命が勃発した日ですね…。
そ、そうでした…(爆)
ハードカバーなのに安いのって、すご〜くお得ですね!
〉The Lands, Peoples, and Cultures Series
何冊か買ってはあるんですが、つまみ読みばかりです。
〉★Iraq the Land(7000語)
〉★Iraq the People(7500語)
〉★Iraq the Culture(7746語)
〉最近はイラク関係の本も多数出ていますが、「イラクってどんな国?」という素朴な疑問には、まずこの3冊を読めば日本語の難しい本を読むよりずっとよくわかると思います。
確かに。私もこの三冊は買いました。(でも、つまみ読み…)
〉★Englamd the People(6500語)
〉★England the Culture(5900語)
〉美術、文学、ビートルズ。イギリス文化を形作った人々の紹介が多いです。最後にはアーサー王伝説の紹介も。でもどうしてC.S.ルイスを紹介してトールキンは紹介しない!?
〉★England the Land(6900語)
この三冊も持っています! そうそう、トールキンが出てこなくて、私も???でした。
〉●多読をしていると、イギリスの本を読むことも多いと思いますので、こういう本で予備知識を仕入れておくと理解が深まるのではないかと思います。
しかり、です!
〉★Japan the Culture(5600語)
これは買って読もうかな、と思っています。
〉★Ireland the People(7200語)
〉★France the Culture(5000語)
〉★France the Land(4600語)
〉●ここまで読んできて気づいたこと。
〉日本以外はどの国も民族が混交して形成されていることです。イラクは近代に直線で国境線が引かれたので、実際の民族分布を反映した国ではありません。しかしフランスでもケルト人、ローマ人、バイキングが次々とやってきて、「フランス民族」というものが最初からあったわけではないのです。現在では北アフリカやイスラム圏からの移民もいます。イギリスもやはりケルト、ローマ、バイキングなど次々といろいろな民族が入ってきて国を形作っていきます。
〉日本人は「一民族、一国家」という感覚を持ってしまいがちですが、世界の国を見ると複数の民族、複数の宗教が混在しているのはむしろ当たり前なんですね。逆に一つの民族が複数の国に別れていることも。
やはり、島国であることと、江戸時代に鎖国をしていたことが影響しているんでしょうね。でも、鎖国をして良かったことが結構あったとか。
〉★OX-CART MAN (By Donald Hall Pictures by Barbara Coony)(書評あり)
素朴な絵本は、心底癒されます…ほうっ
〉★Hattie and the Wild Wave
ここのところ、じっくり絵を眺める絵本をよく読んでいるので、図書館でぜひ、探してみます。
〉★Cathedral: The Story of Its Construction /David MacAulay著(書評あり)
こういう本って、大好きです! おおおーっと驚かせてくれるのが、たまりません。ただ、字が多いと、ちと辛いですが…
〉★Chinese Cinderella / Adeline Yen Mah著(47000語)
〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
この二作、私の中では気になっていて、チェックは入っているんですが…
〉ということで、今回の報告は終わりです。
〉もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。
いろいろな本の紹介、ありがとうございます!
ああーっ いっぱい読みたいのに、追いつかないよぅっと困っている日向でした。
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399. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part3〜
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/11(00:18)
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日向さん、こんにちは。
〉〉どうも「世界史」と聞いただけで逃げ出す人もいるようですので、今回は「初心者のための」という言葉をタイトルにつけてみました。
〉「初心者のための」とは、とてもありがたいです! 最近はレベルの高い本に手を出せないでいるので…(笑)
喜んでもらえたらうれしいです。
〉〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
〉〉★You Wouldn't Want to Be in a Medieval Dungeon!(3043語)
〉〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
〉このシリーズは、チェーック! 多読用ノートに控えておきます。
ぜひぜひ。
〉〉*********************************
〉〉★SIGHTSEERS PARIS 1789
〉〉*********************************
〉〉このタイトルを見て「おお!」と思った人!きっといるはず!
〉〉「PARIS」「1789」と言えば…!
〉〉そう、1789年7月14日!…それは…
〉〉オスカル様の命日!!!
〉おおおおおーっっっ そうだーっっっ オスカル様〜っっっ
〉〉…えーと、つまり、フランス革命が勃発した日ですね…。
〉そ、そうでした…(爆)
私にはフランス革命記念日=オスカル様の命日、です。
〉ハードカバーなのに安いのって、すご〜くお得ですね!
そうですよ〜。それにとってもおもしろいですよ〜。
〉〉The Lands, Peoples, and Cultures Series
〉何冊か買ってはあるんですが、つまみ読みばかりです。
〉〉★Iraq the Land(7000語)
〉〉★Iraq the People(7500語)
〉〉★Iraq the Culture(7746語)
〉〉最近はイラク関係の本も多数出ていますが、「イラクってどんな国?」という素朴な疑問には、まずこの3冊を読めば日本語の難しい本を読むよりずっとよくわかると思います。
〉確かに。私もこの三冊は買いました。(でも、つまみ読み…)
ま、ぼとぼちどうぞ。ノンフィクションですから、どこから読んでもかまいませんし。
〉〉★Englamd the People(6500語)
〉〉★England the Culture(5900語)
〉〉美術、文学、ビートルズ。イギリス文化を形作った人々の紹介が多いです。最後にはアーサー王伝説の紹介も。でもどうしてC.S.ルイスを紹介してトールキンは紹介しない!?
〉〉★England the Land(6900語)
〉この三冊も持っています! そうそう、トールキンが出てこなくて、私も???でした。
しまった。つづりをいっこ間違えてる…。
トールキン、他にも疑問に思った人がいるなんて…。うるうる。
〉〉●ここまで読んできて気づいたこと。
〉〉日本以外はどの国も民族が混交して形成されていることです。イラクは近代に直線で国境線が引かれたので、実際の民族分布を反映した国ではありません。しかしフランスでもケルト人、ローマ人、バイキングが次々とやってきて、「フランス民族」というものが最初からあったわけではないのです。現在では北アフリカやイスラム圏からの移民もいます。イギリスもやはりケルト、ローマ、バイキングなど次々といろいろな民族が入ってきて国を形作っていきます。
〉〉日本人は「一民族、一国家」という感覚を持ってしまいがちですが、世界の国を見ると複数の民族、複数の宗教が混在しているのはむしろ当たり前なんですね。逆に一つの民族が複数の国に別れていることも。
〉やはり、島国であることと、江戸時代に鎖国をしていたことが影響しているんでしょうね。でも、鎖国をして良かったことが結構あったとか。
ただ、イギリスも島国なのにヨーロッパ大陸とのつながりは深いんですよ。いろいろな民族が混ざってますし。
〉〉★OX-CART MAN (By Donald Hall Pictures by Barbara Coony)(書評あり)
〉素朴な絵本は、心底癒されます…ほうっ
〉〉★Hattie and the Wild Wave
〉ここのところ、じっくり絵を眺める絵本をよく読んでいるので、図書館でぜひ、探してみます。
そうですか。だったらクーニーの絵本はいいですよ〜。Part1でも「Eleanor」という本を紹介しています。
〉〉★Cathedral: The Story of Its Construction /David MacAulay著(書評あり)
〉こういう本って、大好きです! おおおーっと驚かせてくれるのが、たまりません。ただ、字が多いと、ちと辛いですが…
字は多くはありません。文章がちょっとレベルが高いだけで。でも絵を見てたら飛ばしても大丈夫。
〉〉★Chinese Cinderella / Adeline Yen Mah著(47000語)
〉〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
〉この二作、私の中では気になっていて、チェックは入っているんですが…
まあ、気が向いたときにでも。
〉いろいろな本の紹介、ありがとうございます!
〉ああーっ いっぱい読みたいのに、追いつかないよぅっと困っている日向でした。
未読本がたまっていくのは、タドキストに共通の悩みですね。
それではこの中から楽しい本が見つかりますように。
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お名前: NEO
投稿日: 2005/4/8(23:42)
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タイトルに惹かれてやってきました。そして一言お礼が言いたくて!!!
世界史・・・すごく興味のある分野でずっと読みたいと思っていました。
だが、ほど良いレベルの本が分からず本当に助かります。
これなら私でも読めそう^^とうれしくなりました。
参考にさせて頂きます。
本当にありがとうございました。
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NEOさん、こんにちは。
〉タイトルに惹かれてやってきました。そして一言お礼が言いたくて!!!
やっぱり「初心者」とつけた効果でしょうか?
〉世界史・・・すごく興味のある分野でずっと読みたいと思っていました。
そういう方がいらっしゃったとは!
〉だが、ほど良いレベルの本が分からず本当に助かります。
〉これなら私でも読めそう^^とうれしくなりました。
そういっていただけて、私もうれしいです。
〉参考にさせて頂きます。
ありがとうございます。
これからも読みやすい本を探していきたいと思います。
それでは…。
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397. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part3〜
お名前: チクワ
投稿日: 2005/4/9(00:36)
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杏樹さん、こんにちは。
力作レポートをありがとうございます!!
世界史初心者チクワでございます。
チクワは言います。世界史に教科書はいらない。このレポートの本たちがあればそれでいい!
〉今回はまず、前回チクワさんが見つけてくれたシリーズです。
〉これは世界史が苦手だというチクワさんが「初めて世界史が面白いと思った」という感想をもらした本です。
シリーズを集めたかったんですが、諸事情で止まっておりました。
杏樹さんにも認めてもらえた面白さ!の本を世界史劣等生のくせに買ってみた
自分の勇気に拍手!ぱちぱち。(あ、あきれられたな・・・)
〉このシリーズの特徴は、まず主語が「you」で書かれていることです。あなた自身がそこにいるような臨場感で語られます。そして全ページカラーイラストで、マンガっぽいというか、アメリカのアニメのようなデフォルメの強いキャラクターが描かれ、その場の雰囲気がわかりやすく伝わってきます。
〉レベルは3ぐらいです。
うんうんうん、1冊だけでも読んでいるので、全部うなづけます〜。
〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉アナタはエリザベス1世と同じ年に生まれました。12歳でbarber Surgeonに見習いに行きます。barberは病人を治す人です。当時はどんな病気があったか?治療法は?…ワイルドな世界にボーゼン!
チクワが読んだ一冊はコレ。
そうそう、当時は××がないから、○○を△△するときには・・・
とかね。(これ、答はひと通りではありませーん。)
〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
〉これまたすごいタイトルです。Sacrificeの意味がわからなくても大丈夫。中を読めばわかります。
〉アナタは中米の裕福な家で何不自由なく育ちました。しかしそこへアステカ人が攻めてきます。とらわれの身となったアナタはアステカの都、テノチティトランへ連行されます。そして名誉あるSacrificeに選ばれます。なにしろ、Sacrificeに選ばれるには、病気や怪我をしていたらダメ、醜くてもダメ、厳しい基準があるんですから。そして神聖な儀式が始まります。
これ、面白そう!次はこれか、Victorian Schoolchildあたり、いってみたいでーす。
〉このシリーズはほかにもあります。自分の好きなものを探してみてください。
〉他のシリーズもそうですが、注文したときは品切れだったけど、後で見ると入荷していることがよくあります。
はーい!
〉さて、ここで絵本の紹介です。
〉バーバラ・クーニーの絵本を2冊読みました。
OX-CART MANは読みました。
Hattie and the Wild Waveはこれから。
なるほど、こういうのも世界史的ですね!
同じバーバラ・クーニーさんで、最近私が読んだものに
「Basket Moon」というのがあるんですが、
山の中で木を切って、木の皮から籠を編んで作り生活する部族の少年の話です。
都市化や生活を便利にすることを拒んで生きてきた部族の中で育つのですが
憧れていた外の世界(都会)から自分の村を見て疑問や焦り(怒りさえ)を
感じます。・・・というあたりまでにしておきます。
この部族はもう廃れてしまったんだか、その危機にあるか、という
ことでした。
やはり絵が美しい。クーニーさんの遺作だそうです。
自分と違う時代、土地、文化での生活は全て世界史ですよね!
(何か強引にまとめてますが・・・)
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〉★Cathedral: The Story of Its Construction /David MacAulay著(書評あり)
〉中世ヨーロッパのゴシックの大聖堂はどうやって作られたのか?
〉当時のことですから、当然全て人力。緻密な絵で聖堂が少しずつ作られていく様子が描かれ、当時の人力パワーに圧倒されます。こんな高い塔を作るとは…。文章は少し難しいですが、絵を見ているだけでも満足。つーか、すごい…。
はい。図書館で見つけてあります。調子の良いときにチャレンジします。
〉世界史クラブですので、国共内戦とは何かというと。
〉1911年、中国では清王朝が倒れ、国民党による中華民国が成立します。建国の父、孫文が亡くなった後、国民党を支配したのは蒋介石でした。その後中国では毛沢東が共産党を組織し、支持を集めていきます。蒋介石は共産党が大っ嫌い。おりしも欧米列強や日本軍に対抗するため、中国人は団結するべきだとして国民党と共産党が手を結ぶよう提案するものが出ました。しかし蒋介石はまず共産党をつぶして国内を安定させてから日本と戦うという考えでした。しかし周りの強い勧めに抵抗しきれず国・共合作を認めます。
〉1945年、日本が戦争に負けて撤退すると、蒋介石は共産党への攻撃を始めます。これが国共内戦です。しかし共産党は中国人民の支持を集め、中国各地を制圧していきます。なにしろ共産党ですので、地主や資本家といった裕福な人々はどんな目に合うかわからないと恐れてどんどん逃げ出します。台湾、香港、そしてさらに遠く海外へ…。ついに国民党政府は敗退し、台湾へ逃げます。
〉そして1949年10月1日、毛沢東は天安門で中華人民共和国の成立を宣言します。ここに国共内戦は一応終わりを告げました。しかし蒋介石は台湾でがんばって、中華民国が中国全土を支配しているという立場を取り続けました。また、国際社会、とりわけ冷戦時代の「西側」諸国は共産党の支配を認めたくないので、中華人民共和国を承認せず、中華民国が中国の正式な政府だという立場を取り続けました。
〉蛇足ですが、1970年の大阪万博では、中華民国のパビリオンがありました。中華人民共和国と日本の国交が樹立されたのは1972年です。国交樹立のしるしにパンダのカンカン、ランランが上野動物園へやってきて大ブームになりました。
わーい、これ、有難かったですぅ。始めてよく分かった気がします。
現在中国が主張する一国一元制度(っていいませんでした?)は、こうして歴史に照らしてみると
ちょっとごり押しっぽく感じるかなあ。
もしも終戦のときに蒋介石が攻撃をしかけなかったら、どうなっていたんでしょう?
そんな仮定はありえないのかな?
だって・・・かいつまんで言うと、攻撃をしかけたけれど相手が強そうだから逃げた、って読める・・・
(私、世界史オンチを露呈してますかぁ?読み飛ばしてくださーい。)
〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
〉著者の少女時代の空想を元にしたお話です。Chinese Cinderellaとは内容の関連はありません。
〉主人公は二度目のお母さんにいじめられ、お父さんからも叱られて家を出ます。そして龍侠会という秘密結社の一員になり、秘密のmissionを命じられます。…という、かなり空想的な物語です。しかし龍侠会では様々な国の混血の少年たちがいて、国や宗教を越えて手を取り合う大切さや、主人公がお父さんの気持ちを思いやるようになっていく成長ぶりなど、読みごたえがあります。
〉このお話では、日本を爆撃したアメリカ兵の飛行機が中国の島へ不時着した実話が元になっています。日本は敵という立場ですが、一方的な悪役ではなく公平な立場で書かれています。お話は戦争が終わるところまでは行きませんが、終戦後に日本がアメリカに占領される時のことまで見通すような示唆もあります。
面白そう!ですが、68000語。ちょっと気合い要りそうですね。
日本を公平に書いてくれているとか、終戦後を予見しているようだというところも
興味をひきますねー。
〉ということで、今回の報告は終わりです。
〉もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。
難易度の感覚は、少なくとも「You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century」では
同じでーす。
ありがとうございました!
どうか渡鬼や、金八先生より長く続けてください!
では〜。
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401. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part3〜
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/11(00:47)
------------------------------
チクワさん、こんにちは。
〉チクワは言います。世界史に教科書はいらない。このレポートの本たちがあればそれでいい!
チクワさんったら、もう〜大風呂敷広げるんだからぁ〜。
〉〉今回はまず、前回チクワさんが見つけてくれたシリーズです。
〉〉これは世界史が苦手だというチクワさんが「初めて世界史が面白いと思った」という感想をもらした本です。
〉シリーズを集めたかったんですが、諸事情で止まっておりました。
〉杏樹さんにも認めてもらえた面白さ!の本を世界史劣等生のくせに買ってみた
〉自分の勇気に拍手!ぱちぱち。(あ、あきれられたな・・・)
いえいえ、チクワさんの勇気が世界史クラブに新しい一歩をもたらしたんですよ。
〉〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉〉アナタはエリザベス1世と同じ年に生まれました。12歳でbarber Surgeonに見習いに行きます。barberは病人を治す人です。当時はどんな病気があったか?治療法は?…ワイルドな世界にボーゼン!
〉チクワが読んだ一冊はコレ。
〉そうそう、当時は××がないから、○○を△△するときには・・・
〉とかね。(これ、答はひと通りではありませーん。)
チクワさんの感想もおもしろかったですからねー。「これは読まなくては」って思いました。
〉
〉〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
〉〉これまたすごいタイトルです。Sacrificeの意味がわからなくても大丈夫。中を読めばわかります。
〉〉アナタは中米の裕福な家で何不自由なく育ちました。しかしそこへアステカ人が攻めてきます。とらわれの身となったアナタはアステカの都、テノチティトランへ連行されます。そして名誉あるSacrificeに選ばれます。なにしろ、Sacrificeに選ばれるには、病気や怪我をしていたらダメ、醜くてもダメ、厳しい基準があるんですから。そして神聖な儀式が始まります。
〉これ、面白そう!次はこれか、Victorian Schoolchildあたり、いってみたいでーす。
読んだら感想聞かせてね〜。
〉〉さて、ここで絵本の紹介です。
〉〉バーバラ・クーニーの絵本を2冊読みました。
〉OX-CART MANは読みました。
〉Hattie and the Wild Waveはこれから。
〉なるほど、こういうのも世界史的ですね!
昔の生活を「感じる」というのが大切ですから。
〉同じバーバラ・クーニーさんで、最近私が読んだものに
〉「Basket Moon」というのがあるんですが、
〉山の中で木を切って、木の皮から籠を編んで作り生活する部族の少年の話です。
〉都市化や生活を便利にすることを拒んで生きてきた部族の中で育つのですが
〉憧れていた外の世界(都会)から自分の村を見て疑問や焦り(怒りさえ)を
〉感じます。・・・というあたりまでにしておきます。
〉この部族はもう廃れてしまったんだか、その危機にあるか、という
〉ことでした。
〉やはり絵が美しい。クーニーさんの遺作だそうです。
〉自分と違う時代、土地、文化での生活は全て世界史ですよね!
〉(何か強引にまとめてますが・・・)
良さそうですね。ちっとも強引じゃありませんよ。世界史は年号や人名の暗記、と思うのは英語の辞書引き単語暗記と同じぐらい撲滅したいものです。
〉〉*******************************************************************************************
〉〉★Cathedral: The Story of Its Construction /David MacAulay著(書評あり)
〉〉中世ヨーロッパのゴシックの大聖堂はどうやって作られたのか?
〉〉当時のことですから、当然全て人力。緻密な絵で聖堂が少しずつ作られていく様子が描かれ、当時の人力パワーに圧倒されます。こんな高い塔を作るとは…。文章は少し難しいですが、絵を見ているだけでも満足。つーか、すごい…。
〉はい。図書館で見つけてあります。調子の良いときにチャレンジします。
すでに目をつけていたんですね。その気になったらチャレンジしてみてください。
〉わーい、これ、有難かったですぅ。始めてよく分かった気がします。
〉現在中国が主張する一国一元制度(っていいませんでした?)は、こうして歴史に照らしてみると
〉ちょっとごり押しっぽく感じるかなあ。
ちょっと書きすぎかな〜とは思ったんですが、役に立ちましたか。
「一国二制度」です。香港が中国に返還されるのに、香港内では資本主義体制を当分は存続させるということです。一気に共産主義に組み込むと香港人の反発を買って統治しにくいから。
〉もしも終戦のときに蒋介石が攻撃をしかけなかったら、どうなっていたんでしょう?
〉そんな仮定はありえないのかな?
〉だって・・・かいつまんで言うと、攻撃をしかけたけれど相手が強そうだから逃げた、って読める・・・
〉(私、世界史オンチを露呈してますかぁ?読み飛ばしてくださーい。)
つまり、蒋介石の国民党が統治する中華民国が当時の正統な政府なわけです。共産党は「反乱軍」です。蒋介石は共産党が特に大キライで、日本軍よりも共産党をつぶすことを優先しようとしたぐらいで。でも中国人同士で争うより、協力して日本と戦おうという周りの意見に押されて協力しただけです。
そして日本軍がいなくなったら心置きなく鎮圧を…と、思ったら、共産党はどんどん力を蓄えて中国を制圧していたのです。なにしろ共産党は労働者の党。しかも中国の大多数の貧しい農民をも味方につけたので、圧倒的に支持を拡大し、国民党は力を失っていったのです。国民党が共産党を攻撃しなかったら、やっぱりそのまま共産党の天下になっていたでしょう。
中華人民共和国の軍隊は「人民解放軍」といいます。抑圧され、搾取されていた人民を解放した輝かしい軍隊です。それが共産党による中華人民共和国の建国神話です。
中国でかかれた物語、映画や小説などでは「解放前」に人民がどれだけ悲惨な目にあっていたか、貧しい人々を主人公にして書かれたものが多いです。ですから富裕層の立場の人が書いたものを読んだのは新鮮でした。
〉〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
〉面白そう!ですが、68000語。ちょっと気合い要りそうですね。
〉日本を公平に書いてくれているとか、終戦後を予見しているようだというところも
〉興味をひきますねー。
おもしろいので、入り込めたらどんどん読めます。ダレン・シャンや不幸本よりやさしいと思います。
〉〉ということで、今回の報告は終わりです。
〉〉もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。
〉難易度の感覚は、少なくとも「You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century」では
〉同じでーす。
〉ありがとうございました!
〉どうか渡鬼や、金八先生より長く続けてください!
そ、それは…比べるものがあまりにも…。
〉では〜。
それでは〜。
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398. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part3〜
お名前: ガビー
投稿日: 2005/4/9(21:39)
------------------------------
杏樹さん、こんばんは。
ガビーです。
今回の世界史クラブ〜児童書Part3〜も、
楽しく読ませて頂きました。
どの本も本当に面白そう・・・。
ちょっとこれから、財布と相談しなくては・・。(笑)
でも海外には面白い作りの本があるのですね。
自分が主人公に成ったつもりで読めるなって、素敵です。
日本でもこんな感じの歴史題材本があれば、
もっと子供たちに歴史ファンが増えると思うなぁ・・・。
それぞれの国の事を知る事は、本当に大事な事だと思います。
差別とは"無知"が生む物だと考えているので、
もっともっと世界の事、世界の宗教を知ろうと思います。
この紹介されてる本、ほんとに参考になります。
また、ラストに紹介されている中国が舞台の2冊は、
今異常な程、中国(映画・言語(音))へ惹かれているので、
是非レベルが上がったら読みたと思いました。
早速注文します。
短い感想で済みません。
次回もほんとに楽しみにしています。
追伸:入手した「The Silk Route〜」、お気に入りになりました。
まだまだ難しいと感じていますが、毎回読むのが楽しいのです。
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402. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part3〜
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/11(00:53)
------------------------------
ガビーさん、こんにちは。
〉今回の世界史クラブ〜児童書Part3〜も、
〉楽しく読ませて頂きました。
レスつけてくれて、ありがとうございます。
〉どの本も本当に面白そう・・・。
〉ちょっとこれから、財布と相談しなくては・・。(笑)
〉でも海外には面白い作りの本があるのですね。
〉自分が主人公に成ったつもりで読めるなって、素敵です。
〉日本でもこんな感じの歴史題材本があれば、
〉もっと子供たちに歴史ファンが増えると思うなぁ・・・。
英語圏って本当に面白い本があります。
〉それぞれの国の事を知る事は、本当に大事な事だと思います。
〉差別とは"無知"が生む物だと考えているので、
〉もっともっと世界の事、世界の宗教を知ろうと思います。
〉この紹介されてる本、ほんとに参考になります。
確かにそうです。「無知」が差別を生むと思います。
〉また、ラストに紹介されている中国が舞台の2冊は、
〉今異常な程、中国(映画・言語(音))へ惹かれているので、
〉是非レベルが上がったら読みたと思いました。
〉早速注文します。
中国に興味をお持ちなら、Lands, Peoples, Culturesシリーズにも中国はあります。またPart2で紹介したUnderstanding people in the Pastシリーズにも「Ancient China」がありまして、こちらのほうがやさしいのではないかと思います。
〉短い感想で済みません。
〉次回もほんとに楽しみにしています。
〉追伸:入手した「The Silk Route〜」、お気に入りになりました。
〉 まだまだ難しいと感じていますが、毎回読むのが楽しいのです。
紹介した本が気に入っていただけたらうれしいです〜〜。自分が好きなところだけに、他の人にも興味を持ってもらえたら。
それでは…。
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お名前: ako
投稿日: 2005/4/14(03:37)
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杏樹さん、こんにちは。部活サボりまくり部員akoです。
(実は、Haiku同好会を掛け持ちしてしまってますますヤバイ状況…)
ご投稿直後の段階から既に読んではおりました。
その場ですぐに「返答する」をクリックするまではしたんです。
でも過日、杏樹さんのTOEIC報告に衝動的返答投稿を書いたことに大反省したばかりなので、
今回は大人しく、冷静に冷静に…、時間を置きました…
やはり貴方は素晴らしい、ホンモノだ。
…というフレーズ、これまでにも何回か書いていますので、どうも言葉に重みがなくなる今日この頃ですが、やはりそれを再確認した投稿でした。
〉どうも「世界史」と聞いただけで逃げ出す人もいるようですので、今回は「初心者のための」という言葉をタイトルにつけてみました。
アタシがまったく考えたこともないことを貴方はいつも考える…
うーむ、お見事な着眼点…
杏樹さんの発想って、akoには、わき腹からいきなりくすぐられるような刺激があって、何をご返答しようか考えただけで、ワクワク、うずうずです。
その効果は、老化防止は言うに及ばず、よくセケンにて耳にする、
発想の転換、柔軟な思考、といったものをさせてもらえています。
SSSで杏樹さんと世界史クラブ!っていう展開になって、本当によかった!!
素晴らしい投稿ありがとうございました。
(既にakoは杏樹さんの業績にぶらさがってるだけ)
ということで、いったん終わるようなフリをしておいて…
実は読み直すと、やはりちょっとご返答したくなってしまったので、長文返答ご勘弁を。
〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
この You wouldn't のシリーズ、いいですねぇ。
今回のご紹介のおかげで、アタシは英語「wouldn't」に関して、カミナリマークばしばしです。
そもそも、こういう題をつける英語界の人々のセンスも面白〜
ほんとに英語人って、反語?っていうのですか、好きですねー。
No one knows. って言えばいいものを、Who knows ? って言うとか。
日本語にしてしまうと、ちょっとイジワルなくらいな言い方。
たーーーーーっくさんあることを、多読し始めてからびしびし感じてまして…。
まったく…、英語さんって…(笑)
で、このシリーズ、世界史好きが、子ども達に世界史を楽しんでもらおうという企画で作られたものだと想像しますが、
好きなものを、人に知ってもらいたい時って、単純に「楽しいよ」としか思いつかないです。
「SSSで英語をやったらきっと楽しいよ!」みたいなストレートな言い方で。
なのに、このシリーズときたら、
「キミは、ぜぇぇーーーーーったいに騎士になんかなりたいと思わないだろうね、ふっふっふ」みたいな感じで、
天邪鬼のコドモ読者を引き寄せるという作戦。
面白い!!
…そもそも、こう感じたのはあっているのだろうか。一抹の不安を感じつつ。
(ハズれていたら、きっとチクワさんが優しく諭してくれるであろう)
〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉アナタはエリザベス1世と同じ年に生まれました。12歳でbarber Surgeonに見習いに行きます。barberは病人を治す人です。当時はどんな病気があったか?治療法は?…ワイルドな世界にボーゼン!
床屋の起源が外科医だったっていう事もわかりそう!
赤と青と白の血管ぐるぐる看板の絵を書き足して、日本語版を作成したい欲望に駆られる!!
〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
〉これまたすごいタイトルです。Sacrificeの意味がわからなくても大丈夫。中を読めばわかります。
自分から犠牲になって死んでもいい、と思わせる、支配者のマインドコントロール関係のテーマに結びつければ、即、この本は、現代日本の社会問題とリンクしたものにアレンジできそう〜〜〜 う〜〜ん、面白そう〜〜
〉それから、今回は一部の人に強力にオススメしたい本があります!
ローカルに大爆笑!! アタクシもその「一部」でございます。一部!!
これ以上のご返答を書いていますと、一日が何時間あっても足りませんので、ここまでで耐えます。でもちょっとだけ。
〉Change your cash into livres,sous,and deniers the French currency.とか。(フランじゃないのか)
ベルバラで、よく貧しい時代のロザリーが一日働いても「○スー」にしかならないわ…ふぅ…貧乏ってイヤね、みたいな場面があったような記憶が。あ、それは若草物語かも。ロザリーは貧しさに愚痴いったことないはずだから。
「まぁ!1リーブル金貨!」って言って、目を丸くする場面もあったような。
リーブルって金貨だったのかぁ〜〜〜
(遠い記憶の突然の浮上です。ちょっと後でマジで調べますね…世界史クラブの名誉がかかっておりますけん。勿論、貨幣の歴史の方)
〉3冊読むと、その国のことが総合的にわかります。一つの国のことですから、取り上げる角度が違うだけで似たような事柄も出てきますし、「繰り返し」の効果もあって、理解が深まります。レベル3ぐらいで読めると思います。
こういうところが、杏樹さん投稿の信用度を高めます(^^)
〉●ここまで読んできて気づいたこと。
〉日本以外はどの国も民族が混交して形成されていることです。イラクは近代に直線で国境線が引かれたので、実際の民族分布を反映した国ではありません。しかしフランスでもケルト人、ローマ人、バイキングが次々とやってきて、「フランス民族」というものが最初からあったわけではないのです。現在では北アフリカやイスラム圏からの移民もいます。イギリスもやはりケルト、ローマ、バイキングなど次々といろいろな民族が入ってきて国を形作っていきます。
〉日本人は「一民族、一国家」という感覚を持ってしまいがちですが、世界の国を見ると複数の民族、複数の宗教が混在しているのはむしろ当たり前なんですね。逆に一つの民族が複数の国に別れていることも。
以前も、国境と民族分布は違う、という話題で、杏樹さんに延々お相手していただいたことがありましたね。
そもそも「綿密に国境線を引く」という発想自体が、近代以降のものだそうですね。それでいくと現在起きている竹島問題も、近代以前には起きなかったということになり、
中央政府の権力増大にリンクして管轄範囲の問題が発生して、境界線問題が発生してきたということになりますが、管轄、管轄、と言ってたら織田裕二ドラマの「踊る大捜査線」を思い出してしまった。あれは所轄か。
ところで日本での単一民族感覚も、イメージ操作によって作為された共同幻想だそうです。
琉球、アイヌ、在日コリア、華人社会等、「日本人」も多様ですし、昨日も、日本人男性とフィリピン人女性との間に生まれた子たちのうち、両親が結婚していない場合は日本国籍がもらえない、というのは差別に当たる、といったことが問題になっているというニュースを読みました。
〉バーバラ・クーニーの絵本を2冊読みました。
〉★OX-CART MAN (By Donald Hall Pictures by Barbara Coony)(書評あり)
〉おとうさんは牛を荷車につなぎます。そして家族で作った農作物や生活用品などを積み込みます。お父さんは荷車を引いてポーツマスへ行き、荷物を全て売ります。…え?牛も?荷車も?!…な〜んだ、そういうことか。
〉少し昔の、様々なものを自分で手作りしていた素朴でやさしい生活ぶりがうかがえます。素朴ですが、ていねいにかかれた絵が当時の雰囲気をよく伝えてくれます。じっくりながめていると、文章より絵を眺めている時間のほうが長くなったりして、まるでakoさんになった気分…(akoさん、ゴメン)
ゴメンだなんてとんでもない! 思い出してもらえて光栄です! 絵本読書は、絵を見る時間の方が長いくらいです。
上京の際は、是非、池袋絵本の会へお越しになってね!
(ただ、上記紹介文を読んで、akoが最初に反応したのは「おぉっ! ポーツマス条約の都市ではないか?!」でした… やはり世界史オタ)
上海のフランス租界で暮らした人の話、素晴らしいですね。
ご紹介文によれば、すでに作者は、「アメリカ人」になっているわけですよね。
「アメリカ人」とされている2億数千万人の人々がいかに多種多様で、多くの背景を持った人々の集まりか、ということが改めて思い起こされます。
今は、アメリカと言うとつい、911、ブッシュ、イラク…といった負のイメージの連想になってしまうんですが、
やはり多様な文化を背負った人々が暮らす、底知れない魅力ある国には違いないです。
杏樹さんの中国現代史まとめも、いいタイミングでした。
少し前、台湾でものすごい大群衆のデモがあったばかりですが、ローマ法王の逝去で、バチカンと台湾と中国の関係が変化する可能性があり、注目が集まっている時期です。
〉地主や資本家といった裕福な人々はどんな目に合うかわからないと恐れてどんどん逃げ出します。台湾、香港、そしてさらに遠く海外へ…。ついに国民党政府は敗退し、台湾へ逃げます。
現在の上海も(上海に限らず中国の沿岸部は)ものすごい大都会になっていて、農村部との格差は広がる一方らしいです。
昨日、折江省(「折」は代わりの字)で、万単位の農民が暴動をおこしたそうなので、今の状況は、ちょうど杏樹さんがまとめてくださった時代に近いのではないかと感じました。ほんとに凄いタイミング。
中国史は、安定期と騒乱期の2つの時代が交互に来るパターンを繰り返していると思っているんですが(杏樹さんはいかがですか)、21世紀前半は騒乱期になるのでは、と予想しています… ここ数十年、戦乱の少ない時期だったから余計。怖い…)
〉蛇足ですが、1970年の大阪万博では、中華民国のパビリオンがありました。
これは知りませんでした!!
おりしも愛知万博! 万博史を調べるチャンス到来! ありがとうございます〜
〉ついでに、「シンデレラ」の物語は中国の唐の時代によく似た物語があって、それが広がったのだろうといわれています。この本では元のお話も紹介されています。
いやぁ〜、さすが! そうなのですかー。ありえる話ですね。
日本人が、西洋起源だと思っているものは色々ありますが、
西洋史をやると、当のヨーロッパ人自身は、中国、インド、アラブなどの絢爛たる文化文明に憧れて学んだものが大量にあるということがわかります。オリエンタリズムっていうヤツです。マホメットなくしてシャルルマ−ニュなし、なんて言葉を久しぶりに思い出しました。
〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
〉様々な国の混血の少年たちがいて、国や宗教を越えて手を取り合う大切さや、
〉日本は敵という立場ですが、一方的な悪役ではなく公平な立場で書かれています。
異民族、異宗教の共存を肯定する内容がいいですね。
作家自身が、そういう環境で育った事で、フィクションを書く場合でも、公平な視点から書ける作家になれたのかもしれないですね。
さて、はた、と気づいて見たら、杏樹さんが読まれた本の総語数の凄さ。
ここで突然、SSS英語多読に戻りますと、長いもの苦手のakoとしましては、(1冊2千語が最長記録…)杏樹さんがいったいどんな遠方へ飛んでいくのやら〜と遠い目です。この半年ほど、総語数1000語前後の絵本中心に読んでいて、その快適さが習慣になってしまって、世界史関係や一冊語数の長い本(英語は易しそうでも)には手を出さないままでした。
長さに弱いことについて、英語関係の広場で相談しようかとも思っていたところなのですが、これを機に絵本以外の本も挑戦してみようと思います。絵本でどのくらい英語に慣れたか試すチャンスにもなるかと思います。
〉もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。
客観的な姿勢をお持ちなので、世界史クラブ員として今後の参考になります。
好きな分野って「そんなの知ってて当たり前」と言われる範囲がどんどん増えて、それはそれで楽しいんだけど、自分の了見を狭めてしまいがちですものね。
でも英語を通じて、広く色々な人と交友したいと思ったら、こういう姿勢を持っていたいなあ、と思います。
ほんの1年前は、「OBW」って何? それ何の専門用語? その上「PGR」だとか「ORT」とか、何それ〜〜ひぃ〜〜SSSの世界ってそういうの覚えないといけないのぉぉ〜…なんて思っていたものです。 懐かしい…
もっとも、世界史好きから、思いっきり世界史ヒイキの発想でモノを言わせてもらえば…(趣味の板なので少しだけ趣味のことを)
世界史こそ、異文化交流のナマの現場そのもの。
世界史(21世紀の今の生々しい国際問題(現代史)も含んでの世界史)を知ることで、自分の常識や道徳はどこまで通用するのか、あるいはしないのか、
人間というのは、どこまで違い得るのか(余りに違うから余計…) あるいは多様な民族や宗教の中で、人間という生き物の最小公倍数はどこにあるのかといったことも含めて、世界史というジャンルは、あらゆる関心領域への入り口となりえる間口の広いジャンルであると確信しているものでありまーす!
従って年代と事件名の暗記を強要するのが世界史だ、といった恐るべき誤解や偏見を生むような日本の世界史教育に対してはですね、文法・訳読中心で来た旧来の英語教育に対するのと同様、強い強い異議申し立てを… …あ。熱が入りまくってしまった。
ようするに、そうならないような、易しい英語で書かれた楽しい世界史の本を見つけて、少しでも紹介することが、SSS世界史クラブのミッションなんでございますね!(どーもakoってのは暑苦しい発想しかできないらしい…我悩む故に我有り。易しい英語でデカルトの哲学本があったら嬉しいなぁ)
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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/15(01:51)
------------------------------
akoさん、こんにちは。
〉杏樹さん、こんにちは。部活サボりまくり部員akoです。
〉 (実は、Haiku同好会を掛け持ちしてしまってますますヤバイ状況…)
Haikuは見るだけで、全く参加できません。
〉ご投稿直後の段階から既に読んではおりました。
〉その場ですぐに「返答する」をクリックするまではしたんです。
〉でも過日、杏樹さんのTOEIC報告に衝動的返答投稿を書いたことに大反省したばかりなので、
〉今回は大人しく、冷静に冷静に…、時間を置きました…
うーん、akoさんはどう転んでも深く深く掘り下げてしまうようですね。もっと気軽に…と言いたいところですが、それがakoさんの自然体なら、そのまま突っ走っててください、といったほうがいいのかも。
〉やはり貴方は素晴らしい、ホンモノだ。
〉…というフレーズ、これまでにも何回か書いていますので、どうも言葉に重みがなくなる今日この頃ですが、やはりそれを再確認した投稿でした。
多読にはニセモノもホンモノもありませんよ〜。
〉〉どうも「世界史」と聞いただけで逃げ出す人もいるようですので、今回は「初心者のための」という言葉をタイトルにつけてみました。
〉アタシがまったく考えたこともないことを貴方はいつも考える…
〉うーむ、お見事な着眼点…
〉杏樹さんの発想って、akoには、わき腹からいきなりくすぐられるような刺激があって、何をご返答しようか考えただけで、ワクワク、うずうずです。
〉その効果は、老化防止は言うに及ばず、よくセケンにて耳にする、
〉発想の転換、柔軟な思考、といったものをさせてもらえています。
〉SSSで杏樹さんと世界史クラブ!っていう展開になって、本当によかった!!
いえ、単に苦手だという人に興味を持ってもらうにはどうすればいいかと思っただけで…。akoさんにはいつも誇大広告で宣伝して頂いて恐縮です。
〉素晴らしい投稿ありがとうございました。
〉(既にakoは杏樹さんの業績にぶらさがってるだけ)
〉ということで、いったん終わるようなフリをしておいて…
〉実は読み直すと、やはりちょっとご返答したくなってしまったので、長文返答ご勘弁を。
〉〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
〉この You wouldn't のシリーズ、いいですねぇ。
〉今回のご紹介のおかげで、アタシは英語「wouldn't」に関して、カミナリマークばしばしです。
〉そもそも、こういう題をつける英語界の人々のセンスも面白〜
〉ほんとに英語人って、反語?っていうのですか、好きですねー。
〉No one knows. って言えばいいものを、Who knows ? って言うとか。
〉日本語にしてしまうと、ちょっとイジワルなくらいな言い方。
〉たーーーーーっくさんあることを、多読し始めてからびしびし感じてまして…。
〉まったく…、英語さんって…(笑)
おもしろいでしょー、このタイトル。おまけに思わず「No!」と言ってしまいそうな内容。
〉で、このシリーズ、世界史好きが、子ども達に世界史を楽しんでもらおうという企画で作られたものだと想像しますが、
〉好きなものを、人に知ってもらいたい時って、単純に「楽しいよ」としか思いつかないです。
〉「SSSで英語をやったらきっと楽しいよ!」みたいなストレートな言い方で。
〉なのに、このシリーズときたら、
〉「キミは、ぜぇぇーーーーーったいに騎士になんかなりたいと思わないだろうね、ふっふっふ」みたいな感じで、
〉天邪鬼のコドモ読者を引き寄せるという作戦。
〉面白い!!
〉…そもそも、こう感じたのはあっているのだろうか。一抹の不安を感じつつ。
〉 (ハズれていたら、きっとチクワさんが優しく諭してくれるであろう)
いえもう、その通りでございます。読み終わったらやっぱり「No!」って言ってるでしょう…。昔の人ってとんでもなかったんだねー、こんな時代に生きてなくてよかったねー、なんて。騎士だって、表紙からして重い鎧を着て大変そうなんですもの。
〉〉★You Wouldn't Want to Be Sick in the 16th Century!(2751語)
〉〉アナタはエリザベス1世と同じ年に生まれました。12歳でbarber Surgeonに見習いに行きます。barberは病人を治す人です。当時はどんな病気があったか?治療法は?…ワイルドな世界にボーゼン!
〉床屋の起源が外科医だったっていう事もわかりそう!
〉赤と青と白の血管ぐるぐる看板の絵を書き足して、日本語版を作成したい欲望に駆られる!!
日本語版!akoさんの野望が燃えたようですね。
〉〉★You Wouldn't Want to Be an Aztec Sacrifice!(2862語)
〉〉これまたすごいタイトルです。Sacrificeの意味がわからなくても大丈夫。中を読めばわかります。
〉自分から犠牲になって死んでもいい、と思わせる、支配者のマインドコントロール関係のテーマに結びつければ、即、この本は、現代日本の社会問題とリンクしたものにアレンジできそう〜〜〜 う〜〜ん、面白そう〜〜
マインドコントロールじゃなくて、potionで…なんですが…。
〉〉それから、今回は一部の人に強力にオススメしたい本があります!
〉ローカルに大爆笑!! アタクシもその「一部」でございます。一部!!
〉これ以上のご返答を書いていますと、一日が何時間あっても足りませんので、ここまでで耐えます。でもちょっとだけ。
〉〉Change your cash into livres,sous,and deniers the French currency.とか。(フランじゃないのか)
〉ベルバラで、よく貧しい時代のロザリーが一日働いても「○スー」にしかならないわ…ふぅ…貧乏ってイヤね、みたいな場面があったような記憶が。あ、それは若草物語かも。ロザリーは貧しさに愚痴いったことないはずだから。
〉「まぁ!1リーブル金貨!」って言って、目を丸くする場面もあったような。
〉リーブルって金貨だったのかぁ〜〜〜
〉(遠い記憶の突然の浮上です。ちょっと後でマジで調べますね…世界史クラブの名誉がかかっておりますけん。勿論、貨幣の歴史の方)
ロザリーとオスカル様の初対面の場面ですね。1リーブル金貨が1万円相当、という但し書きがついててました。「レ・ミゼラブル」でも「スー」がよく出てきました。
〉以前も、国境と民族分布は違う、という話題で、杏樹さんに延々お相手していただいたことがありましたね。
〉そもそも「綿密に国境線を引く」という発想自体が、近代以降のものだそうですね。それでいくと現在起きている竹島問題も、近代以前には起きなかったということになり、
〉中央政府の権力増大にリンクして管轄範囲の問題が発生して、境界線問題が発生してきたということになりますが、管轄、管轄、と言ってたら織田裕二ドラマの「踊る大捜査線」を思い出してしまった。あれは所轄か。
江戸時代には領土問題で紛争はなかったんじゃないかと…。日本史はよくわからないので断言できませんが。
〉ところで日本での単一民族感覚も、イメージ操作によって作為された共同幻想だそうです。
〉琉球、アイヌ、在日コリア、華人社会等、「日本人」も多様ですし、昨日も、日本人男性とフィリピン人女性との間に生まれた子たちのうち、両親が結婚していない場合は日本国籍がもらえない、というのは差別に当たる、といったことが問題になっているというニュースを読みました。
そうですね。でも日本ではそういう人たちはマイノリティーとして「日本人」としてはまだまだ認められてないところがあります。「帰化」して言葉や習慣など全てを日本風に改めると「日本人」として認めてもらえますが、自分の出自のアイデンティティーを保持したままではいつまでも「異邦人」に見られます。
〉〉バーバラ・クーニーの絵本を2冊読みました。
〉〉★OX-CART MAN (By Donald Hall Pictures by Barbara Coony)(書評あり)
〉〉おとうさんは牛を荷車につなぎます。そして家族で作った農作物や生活用品などを積み込みます。お父さんは荷車を引いてポーツマスへ行き、荷物を全て売ります。…え?牛も?荷車も?!…な〜んだ、そういうことか。
〉〉少し昔の、様々なものを自分で手作りしていた素朴でやさしい生活ぶりがうかがえます。素朴ですが、ていねいにかかれた絵が当時の雰囲気をよく伝えてくれます。じっくりながめていると、文章より絵を眺めている時間のほうが長くなったりして、まるでakoさんになった気分…(akoさん、ゴメン)
〉ゴメンだなんてとんでもない! 思い出してもらえて光栄です! 絵本読書は、絵を見る時間の方が長いくらいです。
〉上京の際は、是非、池袋絵本の会へお越しになってね!
そうですねー、一度おじゃましたいですねー。
〉(ただ、上記紹介文を読んで、akoが最初に反応したのは「おぉっ! ポーツマス条約の都市ではないか?!」でした… やはり世界史オタ)
私も聞き覚えのある都市だなあ、とは思いましたが。
〉上海のフランス租界で暮らした人の話、素晴らしいですね。
〉ご紹介文によれば、すでに作者は、「アメリカ人」になっているわけですよね。
〉「アメリカ人」とされている2億数千万人の人々がいかに多種多様で、多くの背景を持った人々の集まりか、ということが改めて思い起こされます。
〉今は、アメリカと言うとつい、911、ブッシュ、イラク…といった負のイメージの連想になってしまうんですが、
〉やはり多様な文化を背負った人々が暮らす、底知れない魅力ある国には違いないです。
アメリカには「○○系アメリカ人」という人がたくさんいます。アイルランド系も、ドイツ系も、スペイン系も。作者は中国系アメリカ人になっているわけです。しかもアメリカで同じ中国系の男性と結婚したらしい。作者の名前のYenがもとの自分の姓で、Mahは夫の姓なんです。
それに引き換え日本では「○○系日本人」という考えがない、という話を聞いたことがあります。…と、上の話題に戻っていく…。
〉杏樹さんの中国現代史まとめも、いいタイミングでした。
〉少し前、台湾でものすごい大群衆のデモがあったばかりですが、ローマ法王の逝去で、バチカンと台湾と中国の関係が変化する可能性があり、注目が集まっている時期です。
〉〉地主や資本家といった裕福な人々はどんな目に合うかわからないと恐れてどんどん逃げ出します。台湾、香港、そしてさらに遠く海外へ…。ついに国民党政府は敗退し、台湾へ逃げます。
〉現在の上海も(上海に限らず中国の沿岸部は)ものすごい大都会になっていて、農村部との格差は広がる一方らしいです。
〉昨日、折江省(「折」は代わりの字)で、万単位の農民が暴動をおこしたそうなので、今の状況は、ちょうど杏樹さんがまとめてくださった時代に近いのではないかと感じました。ほんとに凄いタイミング。
〉中国史は、安定期と騒乱期の2つの時代が交互に来るパターンを繰り返していると思っているんですが(杏樹さんはいかがですか)、21世紀前半は騒乱期になるのでは、と予想しています… ここ数十年、戦乱の少ない時期だったから余計。怖い…)
鄧小平が文革で立ち遅れた近代化を推進するため「先に豊かになれるものから豊かになれ」といった結果、沿海の都市部がどんどん発達していきました。それを牽引力にして国全体の国力を上げようとしたのですが、ついていけない内陸部の農村と都市の格差が広がってしまいました。それで最近は「西部大開発」を唱えて、内陸部の発展を促しています。
中国人は日本人より遥かに気性が激しく自己主張が強いです。ですから何かあると騒乱につながる、ということもあるでしょう。これからの中国は共産党の権威がどこまで維持できるか、ということが重要な気がします。一党独裁は問題点はありますが、イラクのように代替政権の構想がないまま現政権が崩壊すると、国の規模からしてもイラクとは比べ物にならないぐらい世界が混乱するでしょう。ですから、今のところはとりあえず現政権の中での騒乱にとどまっておいてほしいものです。
〉〉蛇足ですが、1970年の大阪万博では、中華民国のパビリオンがありました。
〉これは知りませんでした!!
〉おりしも愛知万博! 万博史を調べるチャンス到来! ありがとうございます〜
大阪万博の本を読んだら書いてありました。当時は子どもで記憶も薄いのに、なんだかものすごいお祭だった、という印象だけが強烈に残っていて、それで実態をもっと知りたいと思って。
〉〉ついでに、「シンデレラ」の物語は中国の唐の時代によく似た物語があって、それが広がったのだろうといわれています。この本では元のお話も紹介されています。
〉いやぁ〜、さすが! そうなのですかー。ありえる話ですね。
〉日本人が、西洋起源だと思っているものは色々ありますが、
〉西洋史をやると、当のヨーロッパ人自身は、中国、インド、アラブなどの絢爛たる文化文明に憧れて学んだものが大量にあるということがわかります。オリエンタリズムっていうヤツです。マホメットなくしてシャルルマ−ニュなし、なんて言葉を久しぶりに思い出しました。
だって、古代ギリシアの科学や思想だって、ヨーロッパでは忘れ去られて、イスラム帝国で研究が進んで、それを後になってやっと勉強したぐらいですから。科学用語には「アル」(アラビア語の冠詞)のつく言葉が多い、とか。問題はそれをすっかり忘れて、自分たちは進歩した人種だと思ってしまったことですね。
〉〉★Chinese Cinderella and Secret Dragon Society / Adeline Yen Mah著(68000語)
〉〉様々な国の混血の少年たちがいて、国や宗教を越えて手を取り合う大切さや、
〉〉日本は敵という立場ですが、一方的な悪役ではなく公平な立場で書かれています。
〉異民族、異宗教の共存を肯定する内容がいいですね。
〉作家自身が、そういう環境で育った事で、フィクションを書く場合でも、公平な視点から書ける作家になれたのかもしれないですね。
〉さて、はた、と気づいて見たら、杏樹さんが読まれた本の総語数の凄さ。
私よりたくさん読んでるタドキストはいくらでもいますよ〜。だいいち、まだ一般PBも読んでませんし。最近PBをどんどん読む人が増えててすごいなーと思ってます。
〉ここで突然、SSS英語多読に戻りますと、長いもの苦手のakoとしましては、(1冊2千語が最長記録…)杏樹さんがいったいどんな遠方へ飛んでいくのやら〜と遠い目です。この半年ほど、総語数1000語前後の絵本中心に読んでいて、その快適さが習慣になってしまって、世界史関係や一冊語数の長い本(英語は易しそうでも)には手を出さないままでした。
〉長さに弱いことについて、英語関係の広場で相談しようかとも思っていたところなのですが、これを機に絵本以外の本も挑戦してみようと思います。絵本でどのくらい英語に慣れたか試すチャンスにもなるかと思います。
マジェイカ先生はどうなりましたか?Nateは読んでいるんですよね。
とりあえず自分が「おもしろい」と思える本に出会うことが大切だと思います。特にakoさんはブッククラブに入っていますから、心置きなく投げては別の本を探してみてはいかがでしょう。やっぱり自分が「おもしろい」と思うのが一番ですよ。
〉〉もしこれらの本を読んで、難易度に異議などありましたらお知らせください。私にとってはわかりやすことでも、知らない人には難しい、ということがあるかもしれませんので。
〉客観的な姿勢をお持ちなので、世界史クラブ員として今後の参考になります。
〉好きな分野って「そんなの知ってて当たり前」と言われる範囲がどんどん増えて、それはそれで楽しいんだけど、自分の了見を狭めてしまいがちですものね。
〉でも英語を通じて、広く色々な人と交友したいと思ったら、こういう姿勢を持っていたいなあ、と思います。
〉ほんの1年前は、「OBW」って何? それ何の専門用語? その上「PGR」だとか「ORT」とか、何それ〜〜ひぃ〜〜SSSの世界ってそういうの覚えないといけないのぉぉ〜…なんて思っていたものです。 懐かしい…
〉もっとも、世界史好きから、思いっきり世界史ヒイキの発想でモノを言わせてもらえば…(趣味の板なので少しだけ趣味のことを)
〉世界史こそ、異文化交流のナマの現場そのもの。
〉世界史(21世紀の今の生々しい国際問題(現代史)も含んでの世界史)を知ることで、自分の常識や道徳はどこまで通用するのか、あるいはしないのか、
〉人間というのは、どこまで違い得るのか(余りに違うから余計…) あるいは多様な民族や宗教の中で、人間という生き物の最小公倍数はどこにあるのかといったことも含めて、世界史というジャンルは、あらゆる関心領域への入り口となりえる間口の広いジャンルであると確信しているものでありまーす!
その通りです!さすがakoさん!
〉従って年代と事件名の暗記を強要するのが世界史だ、といった恐るべき誤解や偏見を生むような日本の世界史教育に対してはですね、文法・訳読中心で来た旧来の英語教育に対するのと同様、強い強い異議申し立てを… …あ。熱が入りまくってしまった。
そうですよね、ね!ね!!!実は私も某所で似たようなことを…。
〉ようするに、そうならないような、易しい英語で書かれた楽しい世界史の本を見つけて、少しでも紹介することが、SSS世界史クラブのミッションなんでございますね!(どーもakoってのは暑苦しい発想しかできないらしい…我悩む故に我有り。易しい英語でデカルトの哲学本があったら嬉しいなぁ)
熱くてパワフルなのがakoさんの個性ですから、もう自然体でいてください。
ところでakoさん、少々お尋ねしたいことが…。
SIRやICR編の進捗状況はいかがでしょうか…。
総合的に大々的に立派な報告をもくろんでいるのかもしれませんが、読んだもの数冊だけでも少しずつ紹介するというのでもいいのではないでしょうか。やさしい本で世界史入門、というなら、SIRやICRからも紹介して欲しいんです。忙しくてできないなど事情はあるかもしれませんが、もしそうなら、次回に私が読んだものだけでも紹介してもいいんですが。akoさんがいずれは報告してくれるかと思ってわざとふれないでいるんです。もし無理なようでしたらおっしゃってください。
それでは…。
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お名前: ako
投稿日: 2005/4/19(00:50)
------------------------------
杏樹さん、こんにちは。
〉akoさんはどう転んでも深く深く掘り下げてしまうようですね。もっと気軽に…と言いたいところですが、それがakoさんの自然体なら、そのまま突っ走っててください、といったほうがいいのかも。
よくぞ言って下さいました。ありがとうございます。
「自然体」とは、本来そういうもの(個人差の大きいもの)だと思います。
アタシはこのまま突っ走って死ぬまで行く気でおりますので!
〉akoさんにはいつも誇大広告で宣伝して頂いて恐縮です。
こういう性格ですんで、一見、表現は大袈裟風に見えるかもしれませんが、
akoは「ウソは書かない」「根拠のないお世辞は書かない」「無責任は励ましは書かない」を信条にしておりますので!!(キラ〜ン…でござーます)
わかるヒトにだけ、わかればいいと思いますの。
〉〉〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
〉おもしろいでしょー、このタイトル。おまけに思わず「No!」と言ってしまいそうな内容。
そこへさらに輪をかけて、Yes, I would !! と来たらどうなることやら。
天邪鬼コドモにも負けない天邪鬼。
wouldn't の理解については、保証の一言、ありがとうございました。ほっとヒト安心いたしました。
〉〉リーブルって金貨だったのかぁ〜〜〜
〉〉(遠い記憶の突然の浮上です。ちょっと後でマジで調べますね…世界史クラブの名誉がかかっておりますけん。勿論、貨幣の歴史の方)
フランスのお金リーブルはちゃんと金貨でした。
おまけにヨーロッパ通貨の歴史についてアレコレ読み出してしまって、ここのところ身も心も、中世〜近代ヨーロッパに埋まってましたら… はっと気づいたらあっという間に時間経過… インターネットはヒトを浦島太郎にするあのケムリの出る箱だとわかりました…
〉それに引き換え日本では「○○系日本人」という考えがない、という話を聞いたことがあります。…と、上の話題に戻っていく…。
今後、明治の開国以後、日本史も世界史と連動する部分が多くなってきましたから、今後の日本社会の変化が楽しみではあります。ちょっと予想がつかなくて怖い部分もありますが。
新宿周辺を歩いてると、通り過がりの人の会話が、一日の半分以上、外国語だった日もあります。韓国語、タイ語、中国(北京)語、中国(香港?、広東)語、スペイン語。(映画で聞き覚えた言語で、意味不明ながら「それがナニ語か」という判別だけならわかる言語がいくつかあります) 大袈裟じゃなく新宿はほんとに外国人が増えましたから。
〉〉中国史は、安定期と騒乱期の2つの時代が交互に来るパターンを繰り返していると思っているんですが(杏樹さんはいかがですか)、21世紀前半は騒乱期になるのでは、と予想しています…
〉中国人は日本人より遥かに気性が激しく自己主張が強いです。ですから何かあると騒乱につながる、ということもあるでしょう。これからの中国は共産党の権威がどこまで維持できるか、ということが重要な気がします。一党独裁は問題点はありますが、イラクのように代替政権の構想がないまま現政権が崩壊すると、国の規模からしてもイラクとは比べ物にならないぐらい世界が混乱するでしょう。ですから、今のところはとりあえず現政権の中での騒乱にとどまっておいてほしいものです。
そうなるよう祈りましょう…(ここ数日の中国関係ニュースを見てビビります)
〉古代ギリシアの科学や思想だって、ヨーロッパでは忘れ去られて、イスラム帝国で研究が進んで、それを後になってやっと勉強したぐらいですから。科学用語には「アル」(アラビア語の冠詞)のつく言葉が多い、とか。問題はそれをすっかり忘れて、自分たちは進歩した人種だと思ってしまったことですね。
21世紀は、あのアッバス朝時代のイスラム最盛期を夢見てのリベンジ(テロとか戦争でなく、もっと本来のイスラムである貿易商人の面、つまり経済面での平和的隆盛)を指向した世紀になるかもと期待してるんです。千一夜物語よみなおしておこうかなー。
そうだ! 英語にあるといいなぁ!
〉マジェイカ先生はどうなりましたか?Nateは読んでいるんですよね。
〉とりあえず自分が「おもしろい」と思える本に出会うことが大切だと思います。特にakoさんはブッククラブに入っていますから、心置きなく投げては別の本を探してみてはいかがでしょう。やっぱり自分が「おもしろい」と思うのが一番ですよ。
ありがとうございます。ちょっとコドモ関係本に飽きてまして…
自分の英語力を棚に上げて言えば、哲学モノとか経済モノに飢えてます。
自分の一番の関心事を、易しい英語で読めることが一番ですよね。
媒体をブッククラブ所蔵の本に限るとなると、なかなかないかもしれません。
〉〉…たことも含めて、世界史というジャンルは、あらゆる関心領域への入り口となりえる間口の広いジャンルであると確信しているものでありまーす!
〉その通りです!さすがakoさん!
つつつつい、こちら方面になりますと、気合が入りすぎました…
〉〉従って年代と事件名の暗記を強要するのが世界史だ、といった恐るべき誤解や偏見を生むような日本の世界史教育に対してはですね、文法・訳読中心で来た旧来の英語教育に対するのと同様、強い強い異議申し立てを… …あ。熱が入りまくってしまった。
〉そうですよね、ね!ね!!!実は私も某所で似たようなことを…。
でしょ!でしょ! 「某所」のほうも読みましたとも!
英語教育と世界史教育って、ものすごく、激しくリンクしてません?!
一応ここでは、英語で趣味程度の世界史と言ってますが、世界史やってると、
SSSの色々な掲示板で話題に出てくる日本人が感じる英語学習問題は、どれも日本人の世界認識の問題だとか、世界史への関心の方向性とかいったことにそのままつながってるので、(どこかにポスト・コロニアル問題と書いていた人がいましたが、正にその通りで、これこそ西洋人にオリエンタリズム問題があると同様、旧植民地各国(と日本も含めて)世界史の主要テーマそのものだし!)どれもものすごく自分の関心事と関係が出てきて、見過ごせなくなってしまうんです。
あ〜〜 また熱が入ってしまった…
こーいうテーマの本を、レベル1の易しい英語で読める本があるならアタシはすぐにでも100万語読んでしまうでありましょう!! つくづく、フィクションには向いてない人間なのかしら……自分がわからない…
〉熱くてパワフルなのがakoさんの個性ですから、もう自然体でいてください。
ありがとうございます〜 冷えピタ貼って英語の本よみます…
〉ところでakoさん、少々お尋ねしたいことが…。
ははっ! いつかは来ると思ってました…。
〉SIRやICR編の進捗状況はいかがでしょうか…。
〉総合的に大々的に立派な報告をもくろんでいるのかもしれませんが、
さすが杏樹さん。バレてた…
〉読んだもの数冊だけでも少しずつ紹介するというのでもいいのではないでしょうか。やさしい本で世界史入門、というなら、SIRやICRからも紹介して欲しいんです。
そうですね。大々的と思うほうが間違いでした。。。。大汗。。。
〉忙しくてできないなど事情はあるかもしれませんが、もしそうなら、次回に私が読んだものだけでも紹介してもいいんですが。akoさんがいずれは報告してくれるかと思ってわざとふれないでいるんです。
ひゃー、ごめんなさーい。滝汗。。。。
お見通しの通り、忙しくてできないんじゃないんです〜
部活関係の構想は持っていながらも、これまでずっと後回しにして、絵本に耽溺していたというのが一番の理由です。
〉もし無理なようでしたらおっしゃってください。
無理ではありませんが、まだICRとSIRは、それぞれの中のレベル0と1の一部しか読んでません。レベル2で読んだのは、ICR2のFrog and Toad だけです。
それほど、この半年ほど、いわゆる一般の絵本ばかり見てました。
何しろ、ハードカバーの洋書絵本については、初めて知り始めた分野な上、
一度かかわりだすと、あまりに深くて他のことができなくなりました。
絵本読書だけをしている方がおられますが、よくわかります。
児童文学も一つのジャンルとして無限の魅力がありますが、
これに輪をかけて、絵本というジャンルも、これまた生涯を賭けるに値するすごい世界だということがわかってきたところです。
池袋の会で、絵本関係にものすごく詳しい人と接するに及び、
私はそっちは素人として、裾野で良書を鑑賞する立場で十分と思っているところです。 …と言いますか、そういった自分のスタンスがやっと見えて来たところかもしれません。そうなるまで、とにかく色々な絵本の存在を探索してましたし、その際は、すでに英語を読むため、という当初の目的を忘れたくらいです。
ですので、世界史クラブはこのようにいたしましょう。
まず杏樹さんが、現時点ですぐにでも掲示板に書けるものを、先にご報告くださいませ。
akoはその後、出なかったものから、自分にマル歴マークモノがあれば後から出します。上記に書いたとおり、読んだものにレベル2以上はありません。
世界史クラブとしてやることですから、誰が投稿したっていいんですのに、
投稿せずにとっておいて下さってありがとうございます〜
お気遣いに感涙しております〜〜
ではこれにて〜〜
------------------------------
akoさん、こんにちは。
タイトルは単にほかの人にお知らせしたいけど、独立スレを立てるほどでもないので、ということで、内容はakoさんへのお返事です。
〉〉akoさんはどう転んでも深く深く掘り下げてしまうようですね。もっと気軽に…と言いたいところですが、それがakoさんの自然体なら、そのまま突っ走っててください、といったほうがいいのかも。
〉よくぞ言って下さいました。ありがとうございます。
〉「自然体」とは、本来そういうもの(個人差の大きいもの)だと思います。
〉アタシはこのまま突っ走って死ぬまで行く気でおりますので!
突っ走っていくakoさんの後ろで旗でも振ってます。
〉〉〉〉★You Wouldn't Want to Be a Medieval Knight! (2800語)
〉〉おもしろいでしょー、このタイトル。おまけに思わず「No!」と言ってしまいそうな内容。
〉そこへさらに輪をかけて、Yes, I would !! と来たらどうなることやら。
〉天邪鬼コドモにも負けない天邪鬼。
〉wouldn't の理解については、保証の一言、ありがとうございました。ほっとヒト安心いたしました。
No!ということを想定したような内容ですから、アマノジャクな子どもはわざとI would!って返事をしたりして。
〉〉〉リーブルって金貨だったのかぁ〜〜〜
〉〉〉(遠い記憶の突然の浮上です。ちょっと後でマジで調べますね…世界史クラブの名誉がかかっておりますけん。勿論、貨幣の歴史の方)
〉フランスのお金リーブルはちゃんと金貨でした。
〉おまけにヨーロッパ通貨の歴史についてアレコレ読み出してしまって、ここのところ身も心も、中世〜近代ヨーロッパに埋まってましたら… はっと気づいたらあっという間に時間経過… インターネットはヒトを浦島太郎にするあのケムリの出る箱だとわかりました…
おお〜〜通貨の歴史ですか。おもしろいでしょうね〜。ディケンズを読んだら(GRで)当時のイギリスの通貨なども出てきて、ポンドじゃないのか〜と思いました。ユーロ直前までの通貨はそれぞれいつどのようにできたのか気になります。ドイツマルクはドイツ帝国が成立してから出来たのか?とか。
〉〉それに引き換え日本では「○○系日本人」という考えがない、という話を聞いたことがあります。…と、上の話題に戻っていく…。
〉今後、明治の開国以後、日本史も世界史と連動する部分が多くなってきましたから、今後の日本社会の変化が楽しみではあります。ちょっと予想がつかなくて怖い部分もありますが。
〉新宿周辺を歩いてると、通り過がりの人の会話が、一日の半分以上、外国語だった日もあります。韓国語、タイ語、中国(北京)語、中国(香港?、広東)語、スペイン語。(映画で聞き覚えた言語で、意味不明ながら「それがナニ語か」という判別だけならわかる言語がいくつかあります) 大袈裟じゃなく新宿はほんとに外国人が増えましたから。
最近は私の行動半径の中でも外国語が聞こえてくることが多いです。
そして昔は英語以外の外国語、といえばフランス語やドイツ語だったんですが、最近は圧倒的に中国語、韓国語ですね。街の標識もこの二つが併記してあることが多いです。
〉そうなるよう祈りましょう…(ここ数日の中国関係ニュースを見てビビります)
言論の自由が圧迫されるのはよくないので、デモそのものを取り締まることを要求するのではなく、暴力行為に対して何らかの対策をとって欲しいと思います。
〉21世紀は、あのアッバス朝時代のイスラム最盛期を夢見てのリベンジ(テロとか戦争でなく、もっと本来のイスラムである貿易商人の面、つまり経済面での平和的隆盛)を指向した世紀になるかもと期待してるんです。千一夜物語よみなおしておこうかなー。
〉そうだ! 英語にあるといいなぁ!
あるかもしれませんね。子供向けに書き直したものとか。見つけたら教えてください。私は東洋文庫版(日本で唯一のアラビア語原典からの翻訳)を途中まで読んで止まったままです。
ただ、アラブ世界にはアメリカに対する敵意がどうしても消えませんので、そこがいちばんのネックだと思います。アメリカはその重大さをわかっているのか…。それともわかっていてもユダヤ人社会に遠慮せざるを得ないのか…。これ以上書いたらキケンかも…?
〉〉マジェイカ先生はどうなりましたか?Nateは読んでいるんですよね。
〉〉とりあえず自分が「おもしろい」と思える本に出会うことが大切だと思います。特にakoさんはブッククラブに入っていますから、心置きなく投げては別の本を探してみてはいかがでしょう。やっぱり自分が「おもしろい」と思うのが一番ですよ。
〉ありがとうございます。ちょっとコドモ関係本に飽きてまして…
〉自分の英語力を棚に上げて言えば、哲学モノとか経済モノに飢えてます。
〉自分の一番の関心事を、易しい英語で読めることが一番ですよね。
〉媒体をブッククラブ所蔵の本に限るとなると、なかなかないかもしれません。
コドモ関係に飽きたのなら、とりあえずノンフィクション方面へ進んでみてはいかがでしょう。OFF1などそろそろ読めるのではないでしょうか。また、評判のOBW1の「Mary, Queen of Scots」や「The Coldest Place on the Earth」あたりに手を出してみてもいいのでは?またMGR2には例の「This is Oxford」のほかCambridge、London、New York、San Franciscoがあります。
〉〉〉…たことも含めて、世界史というジャンルは、あらゆる関心領域への入り口となりえる間口の広いジャンルであると確信しているものでありまーす!
〉〉その通りです!さすがakoさん!
〉つつつつい、こちら方面になりますと、気合が入りすぎました…
この際ディープな会話にずぶずぶと…。
〉〉〉従って年代と事件名の暗記を強要するのが世界史だ、といった恐るべき誤解や偏見を生むような日本の世界史教育に対してはですね、文法・訳読中心で来た旧来の英語教育に対するのと同様、強い強い異議申し立てを… …あ。熱が入りまくってしまった。
〉〉そうですよね、ね!ね!!!実は私も某所で似たようなことを…。
〉でしょ!でしょ! 「某所」のほうも読みましたとも!
おお、お読みになってましたか。
〉英語教育と世界史教育って、ものすごく、激しくリンクしてません?!
学校教育全般の問題でもあるような気がします。
〉一応ここでは、英語で趣味程度の世界史と言ってますが、世界史やってると、
〉SSSの色々な掲示板で話題に出てくる日本人が感じる英語学習問題は、どれも日本人の世界認識の問題だとか、世界史への関心の方向性とかいったことにそのままつながってるので、(どこかにポスト・コロニアル問題と書いていた人がいましたが、正にその通りで、これこそ西洋人にオリエンタリズム問題があると同様、旧植民地各国(と日本も含めて)世界史の主要テーマそのものだし!)どれもものすごく自分の関心事と関係が出てきて、見過ごせなくなってしまうんです。
〉あ〜〜 また熱が入ってしまった…
結局は外国に対してどれだけ関心を持ち、情報を得る努力をするか…ということになってくるのでしょうか。ですから私は「世界史クラブ」の中にLands, Peoples, Culturesシリーズを入れてるんです。
〉こーいうテーマの本を、レベル1の易しい英語で読める本があるならアタシはすぐにでも100万語読んでしまうでありましょう!! つくづく、フィクションには向いてない人間なのかしら……自分がわからない…
だったらノンフィクション、読みましょうよ〜。
〉〉熱くてパワフルなのがakoさんの個性ですから、もう自然体でいてください。
〉ありがとうございます〜 冷えピタ貼って英語の本よみます…
〉〉ところでakoさん、少々お尋ねしたいことが…。
〉ははっ! いつかは来ると思ってました…。
〉〉SIRやICR編の進捗状況はいかがでしょうか…。
〉〉総合的に大々的に立派な報告をもくろんでいるのかもしれませんが、
〉さすが杏樹さん。バレてた…
やっぱり?
〉〉読んだもの数冊だけでも少しずつ紹介するというのでもいいのではないでしょうか。やさしい本で世界史入門、というなら、SIRやICRからも紹介して欲しいんです。
〉そうですね。大々的と思うほうが間違いでした。。。。大汗。。。
〉〉忙しくてできないなど事情はあるかもしれませんが、もしそうなら、次回に私が読んだものだけでも紹介してもいいんですが。akoさんがいずれは報告してくれるかと思ってわざとふれないでいるんです。
〉ひゃー、ごめんなさーい。滝汗。。。。
〉お見通しの通り、忙しくてできないんじゃないんです〜
〉部活関係の構想は持っていながらも、これまでずっと後回しにして、絵本に耽溺していたというのが一番の理由です。
〉〉もし無理なようでしたらおっしゃってください。
〉無理ではありませんが、まだICRとSIRは、それぞれの中のレベル0と1の一部しか読んでません。レベル2で読んだのは、ICR2のFrog and Toad だけです。
その中で世界史クラブで紹介できそうなものはありませんでしたか?
2〜3冊でも、いえ、2〜3冊ぐらいなら短い報告で済みますから、やってみてほしいな〜と思うんですが。
〉それほど、この半年ほど、いわゆる一般の絵本ばかり見てました。
〉何しろ、ハードカバーの洋書絵本については、初めて知り始めた分野な上、
〉一度かかわりだすと、あまりに深くて他のことができなくなりました。
〉絵本読書だけをしている方がおられますが、よくわかります。
〉児童文学も一つのジャンルとして無限の魅力がありますが、
〉これに輪をかけて、絵本というジャンルも、これまた生涯を賭けるに値するすごい世界だということがわかってきたところです。
〉池袋の会で、絵本関係にものすごく詳しい人と接するに及び、
〉私はそっちは素人として、裾野で良書を鑑賞する立場で十分と思っているところです。 …と言いますか、そういった自分のスタンスがやっと見えて来たところかもしれません。そうなるまで、とにかく色々な絵本の存在を探索してましたし、その際は、すでに英語を読むため、という当初の目的を忘れたくらいです。
絵本っていくらでも奥が深くてどんどんはまりこんでいきますよね。でも他の人のまねをする必要はありませんから、詳しい人に面白い本を紹介してもらってラッキー、と思っておきましょう。
大阪絵本の会は、ほんのたまにしか出られませんが、そこでもいろいろな絵本をよく探してくるな〜と感心します。特に英語絵本の世界はすごいです。
〉ですので、世界史クラブはこのようにいたしましょう。
〉まず杏樹さんが、現時点ですぐにでも掲示板に書けるものを、先にご報告くださいませ。
〉akoはその後、出なかったものから、自分にマル歴マークモノがあれば後から出します。上記に書いたとおり、読んだものにレベル2以上はありません。
わかりました。では次の報告のときにでも。といっても、たいした冊数は読んでないんですが。
それでは〜。