♪The lo〜ng and winding road

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(17:47)]

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903. ♪The lo〜ng and winding road

お名前: 柊
投稿日: 2007/1/16(17:08)

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 Ryotasanさん、こんにちは、柊です。

〉〉 スペル間違っていそうな気がしますが、エルビス・プレスリーの歌でこういうのがあって(好きにならずにいられない、とか何とか)、結構いろんな人が歌っていて、何度も聞きました(いろんな歌手の人が有名な歌を歌う番組で、本人というのはまずなかった)。

〉Wise men say: only fools rush in.
〉But I can't help falling in love with you.
〉Shall I stay? Would it be a sin
〉If I can't help falling in love with you.

 思いっきり聞き間違えていたことが判明しました。でも、意味は大体合ってました。私の聞き取りの場合、最初にわかるのは場面の意味ということが結構あります。多分、単語ではなしに声に込められた感情を聞いているのだと思います(ということにしておきたい)。

〉〉 ストーンとは来ますが、歌えません。聞くのと歌うのはまた別ですね、私の場合。発音とかいうより、歌をあまり歌わないのもありますが。

〉なるほど。確かに、日本語とは発声器官の使い方が大きく違うし、普通の会話で充分な呼吸でも、歌には不充分ということもありますね。むかし『なんで英語やるの』という本で腹式呼吸の重要性を強調していました。

 そうですね、森山直太朗が好きだからといって、彼のように歌えるかというと無理だろうという、そういう感じです。カラオケなどで他の人が歌っているのを聞くと、ものすごく難しい曲だと実感しますが、本人は「さくら」でも何でも軽々歌って見えます。

 「uda式三十音」でも「ささやきトレーニング」というのがあって、ささやくと自然にお腹から声が出るという説明がありました。

〉ただし "Can't Help Falling in Love" のばあい、大きな声を出すより、マイクを口の近くに持ってきて、甘く囁くように歌った方が効果的だと思います。大声を出すのが苦手な人には向いている曲かも知れません。

 ああ、シチュエーション的にはそうですね。

〉〉 ただ本当に、対訳の歌詞を見ながらビートルズのThe oneを聞いていたときと今では、歌詞カードを見ていなくても、意味のわかり方が違います。頭ではなく、心でわかる感じです。なので、暗い曲の伝染の仕方が違います。
〉〉 そこだけ、困りますね。

〉激しく同意します。音楽だけ聴くと明るい曲でも歌詞はドーンと暗かったり、せつない失恋の歌だったりすることもありますね。

 ビートルズは結構悲しいです。Let it beは、かなりキリスト教的な感じ方がないとストーンとは来ない気がしますし。一応納得していますが、たぶん、作った人と違う納得の仕方だろうな、と。

〉〉 あと、日本語でもわからない曲はどっさりあります。英語でもきっと、英語圏の人にもわかりにくい発音のもあるはずぐらいに思っています。

〉演歌風の歌より、ポップス系の曲の方が言葉は分かりにくかったりしませんか? 実は、日本語でポップス・ロック風の歌を作るのは意外に難しいんです。
〉あれは一種の曲芸で、シェイクスピアが無理してイタリア風の韻文を書いているのと同じようなものだと僕は考えています。

 GLAYはたまに、完璧に、どこをとっても、わからなかったりします。聞き取れる単語がいくつか数えてしまうぐらいに。それが歌詞カードを見ながら一度聞いたら完璧に聞き取れるようになったので、英語のリスニングで先にスクリプトを読むなというのは本当だと実感しました。それから、ヒップホップはもう、わかることを諦めています。
 ただ、本人もファンもロックと言っていても、GLAYは演歌だと私は信じていますが(特に冬は)。しかし、ふつうの演歌で意味がわからなかったことはないですね。発音も崩さないし、はっきり歌うので。
 森山良子が音楽番組で、父親(森山久という、有名なジャズの人だそうですが)に、歌詞が伝わらなかったら、どんなにきれいな歌い方をしてもだめだと小さい頃に言われてという話をしていて、それが次の代にも伝わったのか、森山直太朗も発音が崩れません。

〉米国や英国で発売されている洋楽のアルバムに歌詞を印刷して添えるようになったのは、The Beatles の Sgt. Pepper's が最初だったと聞いたことがあります。本当に最初かどうか確かめていませんが、輸入盤のCDなど、歌詞がついていないことも多かったです。多くの人にとって歌詞は重要でなかったということかもしれません。聞き比べてみると、歌詞カードと実際に歌っている歌詞で、細かい点に違いがあることも珍しくないです。

 森山直太朗がよく細かい点を足すので、歌詞カードに「実際と違います」と書いてあることが多いですね。あまり意味は変わっていませんが。日本語でも、「アーティストの意向で歌詞を載せていません」という曲は見たことがあります。もっとも、これはその分しっかり聞き取ってほしいという意味だと思いますが。

 外国の曲がメロディーだけそのままで全く違う日本語歌詞がつくというのは、よくありますよね。

〉〉 シャドーイング、歌から始めるって人も結構多いんでしょうね。結構いい手かもしれないと、今思いつきました。

〉いいと思います。ただ、歌詞カードと歌の違いなど、教材の準備には経験が必要かも知れません。多読をしながら大量に聴けば段々とそういう違いも分かっては来ますが。

 試しながらやってみます。人生すべて実験です、特に趣味関係は。
 歌だったら、ずーっと同じことを言っていても飽きないかなとか、歌う癖を真似するなら、発音が(悪い意味では)気にならないかなとか、考えているところです。要は、一番横着していてもできそうな方法を模索中というか。

〉〉 世界史クラブをやっていて、最近スペインの歴史を結構学びました。それ以来、「アンダルシアにあこがれて」(毎年のように、ジャニーズのカウントダウンで聞きます)という曲を聴いても、グラナダだとか、どこまで考えて地名を選んだのかは知りませんが、別の意味に聞こえてしまいます。「グラナダの詩が聞こえた」が、イサベル一世のグラナダ陥落につながってしまって。
〉〉 予備知識だったり、年齢だったり、人生経験だったり、全然違う意味にとれてしまうことってあるんだなあと思います。

〉スペイン語で歌う「グラナダ」の話までいくと完全に脱線ですね。(^-^;)

 はい、全くの誤解、曲解です。ただ、そうやって考えて勝手に話を作るのがおもしろいです。
 意識が遠のいているときに「グラナダの歌」が聞こえるということは、この人はグラナダ陥落のために戦って命を落としかけているのだろうかとか。そして、イサベル・ラ・カトリカと呼ばれた熱狂的カトリックのイサベル一世で、しかもグラナダ陥落はイスラムとの戦いということで、カトリックとプロテスタントとイスラムの歴史がなだれ込んできます。
 現在、イスラム教徒の言い分を勉強中です。

〉19世紀米国の作家 Washington Irving は、米国の歴史小説を構想し、コロンブスの伝記から始めようとスペインへ取材に行き、住み着いてしまいました。グラナダのことが出てくる本も書きました。Tales of the Alhambra です。ギターの音楽が好きな人にお勧めの本ですが、GRなどは無いかも知れません。一番最後のエピソードだけ洋販ラダー文庫に入っていますが。

 結局、歴史小説は無理だったんでしょうか。まあ、目的と違うことをやって、結局そっちの方が楽しいというのはよくありますよね。
 洋販ラダーは和書扱いでしたね。今度探してみます。

〉〉 あらら、雑談に流れていってしまいました。失礼しました。
〉〉 多読効果は、歌以外でもいろんな場面で感じます。本当に関係ないですが、最近ちょっとぼけの入ってきた祖父との会話でさえも!

〉おもしろいですね。大量の英語を摂取するのは、脳にとって大きな刺激になるはずです。科学的に証明するのは難しいかも知れませんが。

 いえ、祖父の言葉を理解するのに、直接的にその単語の意味をとるのではなく、「たぶんこういう意味で使っている」と考えると理解しやすいという、私の側の話です。「力士が退職」とか、結構意味的には近いけど、ちょっと違うという言い回しが増えてきたので。英語はやる気ないそうです。
 ただ、全部は通じなくてもいいと思って話すようになると、結構面白い話が聞けるようになりました。地域的にも時間的にも、当たり前ですが長い道を通ってきた人なので(♪The lo〜ng and winding road)。以前は祖父の昔話が苦手でしたが、そうやってある程度の見切りをつけて、前々から聞きたかったことを聞いてとすると、なかなか楽しいです。
 日本語でも、同じ言葉でも違う意味で使っていたり、あるものが別のものの象徴になったり、日本語について考えることが多くなりました。祖父は、アザラシを小さい頃に食べていた人なので、今でもニュースでアザラシを見るとおいしそうだと思うようです。私はアザラシを見ると可愛いとしか思わないので、育ちによって違ってくるというのを、外国ではないのに感じています。


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