遅まきながら、お疲れ様です

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823. 遅まきながら、お疲れ様です

お名前: 柊
投稿日: 2006/12/11(17:02)

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 パピイさん、こんにちは。柊です。
 読みたいですと書きながら、ほぼ1カ月遅れというとんでもなく遅いこの投稿です。気がついていただけるでしょうか、かなり心配。
 ともあれ、お疲れ様でしたー。(こちらも別件でお疲れだったので遅れただけで、読むだけは読んでいました。あ、フォローになってない)
 あれこれ読みたいものが増えましたが、お金がどうなっていることやら。本棚も買ってしまい、蔵書が増える準備はできましたけど。

〉■紹介 (時代順)
〉◇You Wouldn't Want to Work on the Great Wall of China! ISBN:0531124495
〉あなたは紀元前215年の中国の貧しい農夫です。悪天候・不作・重い税のことなど心配事がたくさんあります。
〉数年前、中国を統一して、冷酷かつ無慈悲な秦の始皇帝が統治してから、生活が一変してきました。
〉焚書坑儒の際、ある学者はあなたに貴重な書物を地中に隠すよう頼みますが、見つかってしまい罰として
〉5年間の北方での大きな城壁を作るつらい作業を命じられます。さて、あなたの運命は?

 杏樹さんにお勧めされて、ちょっと読んでみようかと気になっているところです。「大地の子」のとても重要なシーンで、秦の始皇帝と万里の長城についての詩も出てくるんですよ。なんだか、そういう繋がりでどんどん手を出してしまうのが、私のやり方です。

〉このシリーズ初のアジア編です。世界史クラブ部長の杏樹さんは、書評に「西洋人が書いたとは思えないほど、
〉当時の中国を正確に表現してるのに驚きます。」と書かれています。

 それを聞くと、安心して読めますね。この本どこまで正確なんだろうかと思いながら読むと、すごく気疲れしてしまって。特に、自分で書評を挙げておいて何ですが、Royal Diariesのヨーロッパ以外はその典型です。

〉◇You Wouldn't Want to Be A Crusader! ISBN:0531123928
〉時は1096年、ところはフランス王国、あなたは由緒ある家系に生まれた若く元気なナイトです。
〉法王Urban2世は、Seljuk Turksを倒し聖地エルサレムを取り戻すことを決心し、フランス国内を旅行しながら、
〉行く先々で人々に心の奮い立つ説教を行っています。

 おおよそ、十字軍というと、私、悪いイメージしかないのですが、結構宗教的な聖戦ということになっているんですね。それとも、聖戦の語源かしら。
 これも興味ありですね。キリスト教関係は、文化としては面白いので。

〉◇You Wouldn't Want to Sail With Christopher Columbus! ISBN:0531160602
〉時は1492年、ところはスペイン南西の港町Palos、あなたは10歳の少年です。ある日町に着いた、
〉Christopher Columbusという名のよそ者が、Isabella女王の援助である航海を計画しているという噂を
〉聞きました。町の人達は非協力的でしたが、野望を抱く船長らが協力しSanta Maria号ほか2隻の船が、
〉あなたを乗せて出航します。さて、そこで待ち受けている苦難とは?

 コロンブスかあ。スペインのイサベル女王にも興味があるんですよね。例によってテューダー朝がらみなんですけど。

〉◇You Wouldn't Want to Be Married to Henry VIII! ISBN:0750235969
〉あなたはヘンリー8世の統治下の英国に住む、Catherine Parr、知的で魅力的かつ敬虔な未亡人です。あなたの
〉父親は地位も高く、王室関係者とも親交があります。

 amazon、あ、日本ですけど、書評挙げときました。こちらでは結構盛り上がっているのに、全然書評なかったですね。
 この最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンがイサベル女王の娘なので、それでイサベル女王にも興味が。

〉◇You Wouldn't Want to Explore With Sir Francis Drake! ISBN:0531123936
〉表紙をめくると、エリザベスI世の自己紹介とともに、当時の世界情勢の説明があります。
〉またページをめくると、男の人が「I am Francis Drake. Some say I am a pirate!」と言っています。

 女王陛下の海賊。私の興味のど真ん中ですね。Dead Famousにも、ありましたよ。

〉あなたは、若い牧師です。1577年エリザベス女王のお気に入りのFrancis Drakeが新たな航海の同乗する牧師
〉として任命されます。あなたは、貿易のためにエジプトのアレキサンドリアに行くものだと信じていますが、Drakeの
〉航海は他の目的を持っています。さて、どこに行くのでしょう?その航海が、3年も続くと知っていたら…。

 それは卑怯ですね。なんか、イメージが崩れてきました。

〉◇You Wouldn't Want to Sail in Spanish Almada! ISBN:0531169995
〉スペイン王フィリップ2世は、英国教会をヘンリー8世が設立したことと、カソリック教徒であるMary Stuartを
〉エリザベス女王が処刑したことに怒り、英国侵攻を計画しました。
〉英国は事前に察知し1587年4月Sir. Francis Drakeが、スペイン南部Cadizでスペイン船を先に攻撃しました。
〉王はSanta Cruzに、艦隊の出撃を命じますが、手間取っているうちに、Santa Cruzは病気で死んでしまいます。

 無敵艦隊(アルマダは日本の歴史書ではこう言うらしいです)かあ。またも興味のど真ん中。なんか今回、テューダー王朝関連多いですね。
 フェリペ二世、なんか聞いたことある。あ、メアリ一世の夫か。航海王子って異名があったような。
 英国教会の設立から、メアリ・ステュアートの処刑までって、40年ぐらいはかかっているはずですけど。しかもその間、イングランド女王と結婚していた時期があるでしょうに、フェリペなら。
 って、芸能ニュースにいちゃもんつけてるみたいになってきました。
 この時代のカトリックとプロテスタントの争いは、激しいですねえ。

 そうそう、ギリシャ奴隷の巻にもamazonで書評つけときました。何でか、あの辺りチェックが甘くて、数分後に確認すると掲載されていたことがあるんですよね。レビュー・チェックに英語わかる人がいなくて、諦めているのかと疑ってしまいましたが。

 パピイさん、このシリーズの世界史ならお好きということでしたが、私もこんな感じで(しかもこの程度で)歴史好きを名乗っています。
 王女リーズ(今読むと、時代考証皆無。榛名しおりという人の本です)にはまってエリザベス一世に関しての本を読みあさり、気がついたらテューダー王朝大体読んだのに、エリザベス一世の即位後はさっぱりわからなかったり。まあ、日本で出ている本を読み尽くして英語に入ったので、ちょっとはまり具合が激しい気がしますけど、GLAYにはまって公式ドキュメンタリーを読みまくったのと、何も変わりません。
 陰陽師から平安時代にはまろうが、チャングムから朝鮮半島の歴史にはまろうが(母が好きなので、すっかり聞き取りがよくなってきました。服とか平安時代にかなり似てます)、なんでも、歴史好きでいいような気がします。

 私の認識ってその程度なんですが、何か、世界史好きというのはもっとハードルが高いものなんでしょうかね? そっちの方が不思議なんです。
 このところお気に入りの柳広司の「はじまりの島」はダーウィンが探偵役なだけでなく、ガラパゴスに行ってから進化論を発表するまでの長い空白の謎まで解き、「シュンポシオン−ソクラテス最後の事件」では、ソクラテスがいずれ殺される運命にあることを悟りながら、そちらへ進むことを選ぶ過程が描かれ。
 そういうのを読んだら、本当の歴史ではどういう風に書かれているのかが気になるという、それだけなんですけどね。ただ、ジョセフィン・テイの「時の娘」という、原書が英語のはずの小説がありますが、日本語版は江戸川乱歩が絶賛して解説を付けているんですが、それは推理小説なんですよ。でも、探偵役がシリーズの他の本(翻訳なし)では普通の警察官の人なので、「この人は利害関係があるから証言が信用できない。この人は生まれていない頃のはずなので、又聞きで信用できない」と証言をより分けていく過程は、歴史読み物を名乗るものを書く人に爪のあかを煎じてのませたいぐらいです(歴史好きになってから、確実に悪口を言う回数が増えました)。
 そういった訳で、こういう感じの歴史好きになると、歴史家に嫌いな人が増えます(と他人を巻き込む)。
 ただ、雑談の方ではかなり別の種類の流れについての話が弾んでいるようですが(長くなってきて読んでいないので、誤解かもしれませんが)、こうやって歴史にはまっていくと、やはり流れを感じますね。この流れを感じたら、政治に関係ないからと無関心ではいられないことが、すぐにわかるような気がするのですけど。だって、誰もその流れからは逃れられない訳ですから。
 あ、ただの愚痴になってきてしまった。

 ともかく、お疲れ様でした。そして、amazon書評も頑張って下さいね(とさりげなく押しつける。さりげなくもない?)。ちなみに、あのレビュー英語で書いてもいいらしいですよ。スペイン語も見ましたし。
 とさらに話を広げておいて、
では、Happy Reading!
と逃げてしまいましょう。逃亡先は多分、テューダー朝イングランド。


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