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780. Re: 世界史クラブ 番外編 (祝)南極観測50周年
お名前: 柊
投稿日: 2006/11/10(15:31)
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パピイさん、こんにちは。柊です。
〉□はじめに
〉ちょうど50年前の今日(1956年11月8日)、南極観測船「宗谷」が南極に向かって出航しました。
〉その後、苦難の航海の末、日本初の南極観測を奇跡的な成功に導き、やっと戦後の復興を
〉成し遂げつつある、多くの日本人に夢と希望を与えてくれたそうです。
さすがに年齢的に、じーんと来る年代ではないですが、「お前のお父さんの従兄弟が、宗谷で南極行ったよ」と言われて以来、興味を持っています。
ただ、どこまで本当かわからないんですよね。海の仕事の多い家系なので、海上保安庁勤務までは本当だと思いますが、以前新聞を読んでいたらわきから「あ、それお前の又従兄弟」と、とあるおじさん(見た感じ多分、父より年上)を指さされましたから。
つ、つい、信じるとなると、あのおじさんとセットで信じなければいけない気が。
〉そこで南極観測ではないのですが、南極と、その周辺の自然がいかに厳しいところであるかを
〉教えてくれる本を紹介します。
冷蔵庫を、凍らせたくない物を入れるために使うところだとは聞きました。逆転の発想ですね。冷蔵庫は、プラス気温を保つためにある。
〉■The Coldest Place on Earth / Tim Vicary OBW1 ISBN:0194229394
〉アムンゼンの率いるノルウエー隊とスコットに率いるイギリス隊は共に南極を目指します。
〉二人のリーダーの違いが、一方を成功に、一方を失敗に導きますというのは簡単ですが・・・。
国の威信がかかっている時代ですね。今だと、ロケット打ち上げとかに近いんでしょうか。核だとは思いたくない。
しかしこの本、タイトルで勝手にもっと怖い本だと思っていました。
つまり、the coldest place on earthが、主人公か誰かの心の中にあると思っていたのですね。どこで勘違いしたのやら。
〉■冒険家シャックルトンの物語
〉以下、3冊は英国の冒険家シャックルトンの物語です。
〉彼は南極点到達がアムンゼンによって行われたことを知り、更なる冒険として南極大陸横断を
〉計画しましたが、南極に到着前に船が氷の海に閉じ込められて身動きが取れなくなってしまいます。
〉さらに氷は船を押しつぶします。さて、全員が生きて帰るためにはどうすれば?という話です。
海底二万海里の世界ですね。三日ぐらいは潜れる潜水艦なのに、南極の氷の下を通過するのに、三日以上かかってしまってどうしよう、という話があるのです。
酸素が薄くなる中、何とか氷の間の穴を見つけて浮上しようと奮闘して、というエピソードです。たまに、「生き物地球紀行」なんかでアザラシがやっているあれです。アザラシの場合、いくつか空気穴の候補は知っているけど、シロクマが待っている危険性がプラスされます。
というか、今でもよく、流氷観光船が閉じこめられて、もう一隻が救援に行っていますよ。
あ、救援が来ないところが違うのか。
〉多読で初めて知った人物ですが、アポロ13号と同じような大きな感動がありました。
アポロ13号? 月面着陸並みということですか。
あ、月面着陸は11号でした。チャレンジャーじゃないということは、無事帰ってきたのですね。
しかし、なぜ月に行く計画で太陽神の名前をつけなくてはならないのか。
これ、世界史クラブ的疑問になるでしょうか。
〉◇ You Wouldn't Want to Be a Polar Explorer! / Jen Green ISBN:0531162079
〉初心者のための世界史クラブ〜 Part 8 〜 You Wouldn’t Want to シリーズ紹介 (その1)でも紹介しました。
〉全ページカラーイラスト、人物はマンガっぽいデフォルメの強い絵で、当時の様子が実感できます。
長くなってきたのでこちらで、次の投稿お待ちしてますと、言っておきます。期待する人が増えるほどいいらしいので、きちんと表明せねば。
ツタンカーメンとか、クレオパトラは来年でしたっけ。クレオパトラは7世までいるんですよね。全員やってくれないかなー。
〉この本を読んでいましたので、次の本を読むとき細かな描写までイメージすることが出来、改めて
〉このシリーズの良さを再認識しました。
ありますね、そういうの。背景知識を仕入れられて、なおかつイラストでカラーというのはかなり頼りになります。
〉◇ Shipwreck at the Bottom of the World
〉 The Extraordinary True Story of Shackleton and the Endurance / Jennifer Armstrong
〉 ISBN:0375810498
最初に読んだ原書は、shipwreckの話でした。All in a dayという、何カ国もの絵本作家が合同で書いた本で……。
だんだん、コメントできることが少なくなってきました。えーい、思い切って切っちゃえ(いつものことです)。
〉□あとがき
〉「宗谷」という船は、タロジロの第三次南極観測の話で名前は知ってはいましたが、2年ほど前、
〉艦船模型を同縮尺で並べて比べて見ることができ、その小ささに驚きました。
かーなり大きいのかな。さすがにタイタニックよりは小さいだろう、ぐらいに思いますね。
〉「宗谷」それ自身の、南極観測船以外の歴史も活躍も「それって、ほんと〜!??」と言うくらい、
〉もし、日本が有人深宇宙探査船を作ることがある(笑)なら、「宗谷」と名付けて欲し〜い!!と思うくらい、すごいです。
そして、北海道最北端の地である宗谷岬から打ち上げてほしい(明らかに無理です)。いずれは、北方四島から打ち上げてほしい(何か意味が違ってくる)。
いや、でも、NASAのスペースシャトルは、エンデバーが、発見か何かで、あとはコロンビアとかかなりお国柄を反映しているので、日本もそういう方向でもいいのでは。
H2とかだと、味気ない気がします。どうしても英数字に行きたいなら、H2O2ぐらいやってみるとか。とっさに思いつく化学式はこれしかないです。あとは二酸化炭素。水の方がまだいいですね。
〉次回は、You Wouldn’t Want to シリーズ紹介 (その3)を投稿します。
〉では〜。
楽しみにお待ちしてますー♪
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