Re: 多読的文法の楽しみ

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/24(06:00)]

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727. Re: 多読的文法の楽しみ

お名前: islaverde http://islaverde.blog76.fc2.com/
投稿日: 2006/10/25(22:53)

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パピイさん、掲示板では初めまして〜islaverdeです。

〉これをお読みの文法ファンのみなさん、
〉先日不幸本全13巻制覇したことを公表した、パピイです。

世界史クラブの話題もいつも楽しませてもらっています。

〉両方とも、掲示板読者の中に何人いらっしゃるのだろう?と思われるくらいマイナーな
〉楽しみ方ですが、「You are not alone.」が言いたくて、この投稿を書いています。

わ〜い、こういう話題は大好きで、普段は掲示板にはあまり出てこないんですが
たまらず書き込んでいます。従来の辞書をひくやり方と同じように、
参考書などの「お役立ち表現集」などで、こういった例を
「いつか使おう」とか「いつか本を読むときに使える」(使えないと思うけど)
と思ってお勉強されてる方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですけど
タドキスト(私も含めて)の方は実際に本を読んでしまっているので、
使う場所がない(笑)。あえて言えば、またどこかの本で会えるといいね〜くらいの
ものでしょうか。
でもこういう「多読的文法」楽しいです。英語雑学的知識みたいなものでしょうか。
でも本の中で実際に出会ってこそと思います。

〉「文法の楽しみ」とは言っていますが、言葉の違いや、学校では習わなかったことに
〉気づくことによって面白さを感じ、それが楽しさにつながっているようです。

私は、こういった例を見つける事で、学校で何年か習ってさっぱり役に立たない英語に
仕返ししてるんじゃないかと思う事もあります・・・

〉■私が楽しんだ例をいくつか揚げます

部分的な反応ですみません・・・でもパピイさんがあげてくださった例はどれも
へえ〜と思うものばかりでした。一部分からないものもありましたが。
(今後の楽しみにとっておきます)
この投稿は保存版にさせていただきます・・・・

〉◇ On the sofa there is an otter 〜
〉Ring of Bright Water (PGR3)の2行目に出てきます。
〉表現自体、特別な物ではありませが、いきなりsofaが、theを伴って出て来たのです。
〉その瞬間、「狭い」部屋で「ひとつしか(置け)ない」ソファの上にちょこんと座っている
〉一匹のotterのイメージが頭の中に浮かびました。

〉おおっ、“the”って、そういうことだったのね。文章は「ひとつしかないソファ」としか書かれて
〉いないのに、theの意味というより、「機能」からいろんなことが一度に想起できました。
〉この時までに読んだ百十万語は、この瞬間を迎えるためだったのね、ととってもうれしかった
〉ことを覚えています。

〉同時に「かざりじゃないのよ、冠詞は〜♪」と、中森明菜のメロディが聞こえてくるような気がしました。

冠詞(特にaとtheの違い)は私にとって、いつまでたっても存在意義さえ分からなかった
ものです。多読を始めてからぼんやりと、あ〜こんな感じなのかなあと
分かりはじめたのですが、でもなくてもいいんじゃないのという
思いはずっと持っていました。それを覆されたのが以下の文で・・・
いま本が手元なくてうろ覚えなんですが、『In Her Shoes」という本の中で
It's not a bag, it is the bag! と書いてあったんです。
(bagじゃなかったような気もしますが、こんな雰囲気の文章)
その前の内容から意味が即座に分かり、ああ、こういうことなんだ、
と衝撃とともに目からうろこが落ちた・・・
これを言うにはtheでなくちゃいけないなあ・・・とようやく納得できたの
でした。ここまで分かりやすい例はめったにお目にかかれませんが。

〉◇ I wish I was a bird.
〉学校では、I wish I were a bird. と習いましたよね。
〉以前、ある英会話学校のCMに「I wish I were a bird.」が使われていました。
〉当時、日本にきたばかりの英会話の先生(オーストラリア出身)が、
〉「日本人は正しい英語を使っているので、びっくりした。
〉米国人はI wish I was a bird.を使うよ。」と教えてくれました。

〉「ネイティブ・スピーカーが教える シンプル英文法」 パトリシア・オコナー著(DHC)にも
〉I wasではなく、I wereを使うように書いてあります。この本は、米国民むけの実用の文法書の
〉翻訳版で、著者はニューヨークタイムズ社の社員向け文法指導と執筆活動をしているとのこと。

一応、I wereが正しいことになってるんですね・・・I wasもあまりにひんぱんに
見かけるので認知されてるのかと思っていました。
私は最近、He(She) don't〜という文が気になってしょうがないです。よく見かけます。
もはやdoes notさえも言わなくなってしまったのか??と・・・
なにか私の知らない用法があるのかも?とか・・・調べてみたら文法的には
やはり間違ってるみたいなのですが。
He don't do such a thingと来たすぐあとに、but he does〜と続いて、おいおい
こっちはdoesなの〜(どうなってるんだ〜)と。
こういう文は児童書よりペーパーバックでよく見かけます。

〉読んでいても気が付かないことが、まだまだたくさんありそうで、
〉この多読的文法の楽しみは、たっぷり続けられそうです。

第二弾がいつか出るんでしょうか!?
これからも楽しみにしています。


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