感謝&マニアック世界史のススメ(長いです)

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697. 感謝&マニアック世界史のススメ(長いです)

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/3(16:50)

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 こんにちは、たかぽんさん。リンクを張っていただき、ありがとうございます。充分、協力していただいたと思います。

 下で盛り上がっている(参加するタイミングを逃した)You wouldn't want to beにもヘンリー八世がありましたが、それを読んでもやっぱりイメージは変わらないですね。政敵を斬って斬って斬りまくる(自分ではやらず、命令する。で、首切り役人が出てくる)。
 まあ、本人の問題だけでなく、父のヘンリー七世の王位継承権が低い(というかないに等しい)ので、自分の方が正当な王位継承者だという人が、有り余るほどいたというのもあるようですけど。
 イギリス国教会成立の経緯だとか、ルターの出現というのが及ぼした影響だとか、ヘンリー八世の伝記を読むだけで理解できそうですね。

 何年に何が起きたという年号を覚えるのは苦手ですが(必要も感じないし、徳川幕府なんてドランクドラゴンのネタで覚えたし)、

(1)ヘンリー八世が妊娠したアンと結婚するためにイギリス国教会をつくって、
(2)かろうじて覚えている年号のエリザベス一世の生年が1533年で、
(3)ヘンリー八世とキャサリン・オブ・アラゴンが結婚していたのが20年以上続き、
(4)若い頃ヘンリー八世はルター批判の文書(ゴーストライター説は当然ある)を発表したことがある。この時は熱心なカトリックだった。
と、これだけ覚えていれば、ルターの教会批判は1500年代前半、それも最初の四半世紀だろう、という結論は出ます。広辞苑によると、1517年だそうです。
 ただ単にテューダー王室のことを調べていたのに、それが世界史の出来事と繋がってしまうわけで、しかも最近、臨界に達したのかいきなり閃いて繋がることが多くなり、歴史が面白くなってきました。

 いきなり古代から現代までの流れをさらうより、興味があるところをどんどん細かくやっていって、そこから過去や未来に繋がるものを探した方が、楽しいし覚えると思います。何かと繋がっている出来事しか覚えないから、覚えているものは歴史の流れの中でこういう意味を持っているとわかっているし。

 トリビアだらけだったりしますが、犬養毅首相がクーデターで殺されて、最後の言葉は「話せばわかる」だった、というのはトリビアだと思いますが(最後の言葉語録みたいな本、ありますよね)、たとえばここで、
「この時殺されたのは犬養毅個人ではなく、「話せばわかる」という思想そのものだった」
なんて、歴史の本に書いてあるのを読んだら、トリビアじゃなくなる気がします。

 弥生時代と縄文時代ってどっちが先? と何度聞いても覚えない人間がいっても、説得力がない気もしますが。
 でも、そんな知識が貯まっていったら、何年に何が起きたしか書いていない年表でもHappy Readingできるのかもしれませんね。


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