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429. Re: 初心者のための世界史クラブ〜児童書編Part4〜
お名前: チクワ
投稿日: 2005/7/12(00:54)
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杏樹部長、お疲れ様です。チクワです。
〉まず、世界史を知るには人物から入るのも一つの方法です。歴史的事実を並べられるよりも、一人の人物がどんな人生をたどったかを読む方が面白いということはよくあります。
いえてます。
〉●FAMOUS PEOPLE FAMOUS LIVES (Franklin Watts出版)
〉レベル2ぐらいの薄い本です。ほのぼのした感じの、ちょっぴりマンガっぽいイラストがたくさん入っていて、楽しい雰囲気で読みやすいです。短いのでよく知っている人なら少々物足りないかもしれませんが…。
有名な人なら、子どもの多読にもそのうち薦められそうですね!
〉「William Shakespeare」(1670語)
〉シェイクスピアはどのようにして劇作家になったのか、とか家庭生活などがわかります。子沢山で家の中がひっくり返ってるイラストなども楽しいです。
〉当時の舞台は吹きっさらしだったんですねえ。
〉シェイクスピアの兄弟は小さいときに亡くなりました。ペストのせいです。
〉…そこで思い浮かべるのは、前回紹介した本「You Wouldn't Want to be Sick in 16th Century!」。
〉時代が重なりますので、これを読むと当時の病気の様子が思い浮かびます。イラストに書いてある町並みも同じような感じで、この時代の雰囲気をつかむことができます。このように、同じような時代の本を結び付けて読むと、その時代の雰囲気をより多角的に知ることができます。
You Wouldn't Want to be sick in 16th Century!は、うちにあるので
ぜひこの多角的読書をうちで実現できるようになりたいなー。
(しかし、amazon3〜5週間待ちはつらい。そんな先の自分の経済状態は読めない(爆))
関連した英語の本を読んで、ブックリポートをB紙なんかに視覚的にまとめると
いい夏休みの自由研究とかにもなりそうだよー、みんな、とは、「押し付けない」ぞ〜。
〉このシリーズはたくさんの人が取り上げられています。ただ、アマゾンで探すと品切れのときもありますが…。興味のある人、名前だけしか知らない人など、適当にみつくろって読んでみてはいかがでしょうか。
〉シリーズ一覧から拾って見ます。
名前の後の一言解説に感心しきりです・・・
〉Louis Braille(誰?)
あ、この人は点字を発明したフランス人ですね。
だから点字自体のこともBrailleというようです。(他の言い方もあるのかな?)
DKリーダーかなんかにこの人についての本があったような。いえ、Scholastic Biographyでした。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000006301]
また、SIRのHelen Kellerにも名前が出てきます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001412]
私は・・・地元の中3の教科書に載っていたので知りました。
Braille was invented by a Frenchman, Louis Braille.
みたいな・・・受身を習うところ・・・(余計な情報〜。)
〉Roald Dahl(すでに歴史上の人物…?)
カナダ人の、カナダでは小学校の先生、っていう20代くらいの方に
カナダの子どもたちは誰の本をたくさん読みますか?って聞いてみたら
「ロウドー」って、感じに聞こえたんです。む、やっぱり知らんひとか?と思ったけど
念のためにスペルアウトしてもらったら、Roald Dahlでした。わはは・・・歴史上の人物でありながら、今もなお人気ってことでしょうか。すごーい。
ついでながら最近Danny the Champion of the Worldと、The BFGを読みました。
BFGの中の、Dahl's Chikensっていうギャグにバカうけしました。ついででした。
〉Guy Fawks
あ、Guy Fawksだ。読みたいかも。
LLLのInfoTrailに、Who Goes on the Bon Fire?っていう本がありまして
私の中では「問題」の本、なんです。
こういうことをYear2のこどもに問いかけるのかー?とショックでした。
(問いかけはタイトルのとおり。Guy Fawksか、それとも別の人物かどっちか?でWho・・・)
ネタバレにならないようにいえないな・・・
女王側、体制側に身を置かないと読めないんだな、とあとで気づきました。
日本の子どもたちに、平気かなー?
〉●Rookie Read-About Holidays
〉世界の民族のお祭、お祝いを解説するRookie Readerのシリーズです。Rookie Readerですから、薄くてとってもやさしいです。ですから記述は簡単なものにとどまっていますが、「世界の国を知る」入門として読めば興味深いところが見つかると思います。主にアメリカでの各民族のお祝いの様子が書かれているようです。アメリカにこれだけ多民族がいるということですね。
ああ〜、まだ手に入れてません。
一カ国に他民族、ってぜひ子どもに紹介したいことです。
〉次はイスラム教です。
〉「Ramadan」
〉ラマダンはイスラムの暦で1ヶ月続きます。イスラム教徒にとって聖なる月です。普通「断食月」として有名ですが、ここでは聖なる月の部分を重視した記述になっています。イスラム教徒がこの月をどんな気持ちで迎えるかがよくわかります。
気持ちがよくわかるっていいですね。
ちょっと前まで、ラマダンのときはまるっきり何も食べないのかと思っておりました。
〉次は世界の国に関する本です。
〉●A True Book
〉今までの報告で紹介してきたLands, Peoples, Culturesシリーズがまだ難しいという人は、こちらはいかがでしょう。レベルは2ぐらい。1500〜2000語の薄くてやさしい本です。
シリーズ名と、レベルと語数が好きです。(笑)
〉「China」
〉漢字はletterとは言わずにCharasterって言うんですね。
ふむ。象形文字なんかもそうってことかな?
〉歴史は万里の長城を作った秦からいきなりモンゴルに飛びます。やはり西洋人にはモンゴルを出すとわかりやすいんでしょう。マルコ・ポーロもいますし。でもここに出てくるフビライ・ハーンは西洋人が書いたエキゾチックな専制君主、といった感じで、日本人が見慣れているいかにも「モンゴル」顔の肖像とギャップがありすぎます。また孔子の肖像はもっとひどいです。背景の建物が完全に西洋風…。でもモンゴル以降、明、清、辛亥革命を経て共産中国が成立するあたりの記述はわかりやすく書かれていていて、中国の入門書としておすすめできます。中国人の生活も紹介されています。食事はナイフとフォークではなくお箸を使います、子どもも小さいときからお箸の使い方を覚えます。…だって。パンダも紹介されています。か、かわいい。
読むときは、杏樹さんのご報告から、どういう点がギャップがあったり、ひどいのか踏まえて
読めるから、ラッキー。(ありがとうございます。)
秦から、モンゴルにっていきなりなことなんですね。覚えておきます。(頑張るぞ。)
〉「Asia」
〉アジアを総合的に知ることができる本です。
〉世界一高い山エベレスト、世界一標高の低い死海。多彩な気候、いろいろな動植物。短い本の中に多様なアジアの様相が紹介されています。ひとつだけ気になるのはモンゴル人をものすごい野蛮人扱いしていること。モンゴルは世界を征服してたくさんの人が殺されました、アジアで最も血塗られた時代です、でも今のモンゴルは平和な国になりました、ではモンゴル帝国が相当野蛮な国だったみたいじゃないですか。少なくとも「bloodiest」という表現はひどすぎ。西洋人にとってはモンゴルといえば恐ろしい征服者というトラウマが残り続けているのでしょうか。
bloodiestはひどいですねー。
いま、どんなお付き合い(外交や民間交流)をしてるんでしょうね〜。
〉でもそこを除けば、アジアのことがよくわかるいい本です。
〉ただ、モンゴル帝国はチンギス・ハンの征服が一段落した後は、アジアからヨーロッパにまたがる大帝国を築いたことで、モンゴルの統治が広い範囲をカバーして交通も発達して国同士の争いの少ない時期だったということだけ覚えておいて欲しいです。
あ、最後の4行は杏樹部長の解説ですね!うっかり、この本に書いてあることかと
誤解しかけました。すみませーん。
はい、部長のお教え、覚えておきます。というか、本を読むときは
またここを確認に来ます!
〉やはりアジアに関するとツッコミが多くなってしまいます。
〉でもこういったやさしい本で世界のことを知るてがかりにしてくれればうれしく思います。
熱いメッセージのこもったご報告をありがとうございました!
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