[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(11:44)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
333. Re: いやぁ、又々、どうもです。じゃ、こんなサイトは如何?
お名前: 杏樹
投稿日: 2004/9/22(02:17)
------------------------------
derfelさん、こんにちは。
〉〉やっぱりderfelさんは「英語ができる人」なんだ…。
〉>
〉 もう、又。つねつねしちゃいますよ。
だから〜…ここは英語難民が集まってるところなので、最初にPB読んでるだけで「すごい」って言われるものなんですよ。derfelさん、ご自分が「英語が出来ない」って思います?そんなこと言ったらこちらこそつねつねしちゃいますよ。
〉 その4冊の内、あしながおじさんは、別として。他の3冊について。まず、「メリー・ポピンズ」ですが、店頭で手に取ったことがあると思います。映画はとても面白いですが、本の方は、感じがかなり違ってた記憶です(かなり曖昧な記憶で、そんな何んページも読んだ訳では無いので、何んとも言えませんが)。
映画は大好きですが、原作の方のヒネたメリー・ポピンズもおもしろいです。全く違うけど両方好き。
「メリー・ポピンズ」は講談社英語文庫では星ふたつで「あしながおじさん」と一緒なので、同じぐらいのレベルだと思って選びました。読んだときの理解度も同じぐらいだったと思います。
〉 次に、「カンタベリー物語」ですが、いくら注釈付きとは言え、はっきり言って"無謀"です。(好みからして、読みたかっただろうことは判りますが、それでも無謀で)
〉 そして、「ゲド戦記」。SFですよね? 熊子・ル・グウィンの。訳本をしっかり読んでれば別ですが、一般にPB読み始めの方には、SFは不適当です。
「カンタベリー物語」は英語学習用に出ている注釈つきの本をむか〜し買ったことがあったのです。学習者用にリトールドされてますし、薄いし、抜粋ですし。
「ゲド戦記」は、SFじゃなくてファンタジーです。ファンタジーは大好きですから、異世界にはスッと入れます。まあ、魔法関係の言葉がなじみがなくて手こずったので「しまった」と思いましたが。それでも主人公のゲドにとても惹かれてしまって、それで読めないのにムリヤリ読み進みました。
〉 だから、最初の4冊の内のその3冊は、最初にしては、歯ごたえあり過ぎのものを選んでしまったと思われます。辞書を引きながらの大苦戦、お察し致します。
児童書なら読めるかも、って思ったんです。本のよみやすさレベルに関する情報が全くなかったので。「ゲド戦記」は日本語では児童書として出てますから。
〉 うーん、どうも固く思い込まれてしまってるようですが、杏樹さんが、最初の4冊の内3冊に苦しまれた原因は、どの辺にあると自分で思ってられますか?
〉 derfelが思うには、その時の最大の障害は"単語"じゃないですか? 1つのセンテンスに、1個以上(実際は多分3個以上?)知らないか不確かな単語/イディオムがあって苦戦、次の障害が、読み方が、よく言えば「熟読」方式、つまり、日本語の順番に合うように戻りながら訳してたのでは無いですか?
読めなかったのはほんっとうに単純にトータルな英語力の不足です。
単語については、デイリーコンサイスの薄い辞書を買って、本と一緒に持ち歩いて引いてました。この辞書は使いやすかったので、辞書を引くのはそれほど苦痛ではありませんでした。しかしその結果わかったのは、単語の意味をいくら辞書で引いても、文章を理解することが出来ない、ということでした。ですから多読の「辞書を引かない」に共感しました。辞書を引いても読めない本は読めません。辞書を引かないで読めるレベルの本を読む、という発想の転換に「そうか!」と思いました。
文章については、前置詞や関係代名詞でよく引っかかりました。語順どおりに読みたいという気持ちはあるのですが、関係代名詞が入ってくると、訳がわからなくなってしまうのです。それでひっくり返したりパズルのように組み立ててみるのですが、ますますわからなくなります。
私は学校時代の英語の勉強は「言葉」じゃないと思ってましたし、英文和訳ではなくて英語のままわかりたいと思ってました。ですから語順どおりに読みたいと思いましたし、英語の勉強のような熟読はしてないつもりです。いや、熟読したくてもわからないところだらけで熟読できないといった方が正しいかもしれません。結局あきらめて飛ばして先へ進むことになるんです。その点では、多読三原則の「わからないところは飛ばす」だけは実践していたといえるかもしれません。
それで、結局私が辞書なしでスムーズに読めたのがPenguin Readers Easystartsだったのです。つまり語彙200語レベルの一番最初の。それで多読セットのやさしいものから順番に読んでいったら、いつのまにか関係代名詞も前置詞も意識しないで語順どおりに読めるようになりました。この「いつのまにか」というのが多読の一番の特徴です。がんばって、苦労して勉強して、ではなくて知らない間に、なぜかわからないけど読めるようになってるんです。
〉 で、2つめの「熟読」は、SSS/GR方式で、とりあえずは解決した..と。が、単語に関しては、トラウマになってますね? スペリングと発音の法則に気付いて無いので、発音が判らない => 音が保持出来ない => センテンス中の単語を覚えていられない => 短いセンテンスでも、文イメージを保持出来ない => 結局、文全体の意味は曖昧 ==> ページが進む程判らなくなる..と言った悪循環に陥ってたと思われます。
〉
〉 derfelが最初に The foundation とか Galactica patroll を読めたのは、訳本を読んでいることや、最初に読みたいと思った本だということもありますが、受験英語の最大の資産である(文脈の中で意味が判る)単語数がそれなりにあったからです。もちろん、スペリングと発音の関連、完全ではありませんが、それなりに判ってました。
私は高校時代に英語は落ちこぼれて、受験英語は全く身についていません。単語数は中学レベルです。高校のときはリーダーの教科書もグラマーの教科書もよく理解できなくて、何を覚えたか、何を勉強したかといわれてもさっぱり…。単語をコツコツ覚える根性もなし。発音はわかります。知らない単語は間違って発音してることもありますが、中学生のときから英語の音には慣れていました。
derfelさんのように受験英語の資産、といえるほど受験英語を習得できた上、それをベースにPBを読むようになれた人、というのは絶対「まれ」です。いるところにはいるでしょう。しかし特にここには受験英語、学校英語ができなかった人やら、受験英語では英語が使えるようになれなかった、本の一冊も読めない、といって多読を始めた人やら、がたくさんいるんですから。それこそ英語を見ただけで「読めない、パス」って拒絶してしまうような。
気が向いたら「100万語通過報告」の親レスの部分でもひろって読んでみてください。100万語通過記念に、多読を始めた理由やそれまでの英語歴や、100万語読んだ経過などをまとめて書いている人が多いですから。
真剣に考えて相手をしてくださってありがとうございます。
それでは…。
▲返答元
▼返答