[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(11:36)]
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332. いやぁ、又々、どうもです。じゃ、こんなサイトは如何?
お名前: derfel
投稿日: 2004/9/22(00:53)
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杏樹さん、今晩は。
# 後ろが長いので、最初の"やりとり"部分は、割愛。良いですね?
〉〉〉しかしderfelさんは涼しい顔をしてPBの話題に混ざったり、情報提供をしてくれたり、はじめっからハイレベルな内容で驚きです。
〉〉>
〉〉 あ、喜んで貰えてるようで、嬉しいっす。では、今日から「PB案内人」とか「PBエバンジェリスト」とか名乗りましょうか?
〉それはいいですね。「めざせ!ペーパーバック」のはずなのに、まだまだPBを読む人は少なくて、情報が必要ですし。
>
近頃、PBに手をのばしてる方や、手を出そうかなって思われてる方が、続々増えて来てるようじゃないですか。めでたし、めでたし。
〉〉〉単に「原書が読みたかったから」だなんて、私も英語の本を読もうとして何冊か読んでみましたが、結局私の英語力では英語の本を読むことは出来ない、という結論を確かめただけでした。
〉〉>
〉〉 それは、最初に読んだ本との相性が悪かったんでしょう。最初は、映画や訳本、又は、小さい頃から知っている話しなどのように、筋を知ってるものから入らないと。
〉やっぱりderfelさんは「英語ができる人」なんだ…。
>
もう、又。つねつねしちゃいますよ。
〉ほんっとに読めなかったですよ、英語。学校のときもよくできませんでしたし。
〉私が最初に読んだのは「あしながおじさん」です。邦訳で何度も読んでいて内容がわかっていましたから。それを辞書を引きながら…1ヶ月ぐらいかかったでしょうか。難しかったし、わからないところだらけ。それから「メアリー・ポピンズ」を読みました。やっぱりわからなくて四苦八苦しました。それでも懲りずにエリナー・ファージョンがリライトした、英語学習者向けの注釈つきの「カンタベリー物語」を読んだら、もうまったく何が書いてあるやらちんぷんかんぷん。やっぱりそれでも懲りずに「ゲド戦記」に手を出しました。あまりにもわかりませんでした。それでも半年以上かけてコツコツ読みました。で、これだけわからない本に半年以上もかかっているなんてあまりにも効率が悪くてバカバカしい行為ではないかと悟り、英語の本を読むのは無理だと結論付けました。これが多読8ヶ月ぐらい前のことです。
〉実際多読をしてから「あしながおじさん」をリベンジしたら、辞書なしで3日で読んでしまいました。しかも内容もよくわかるようになりました。
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その4冊の内、あしながおじさんは、別として。他の3冊について。まず、「メリー・ポピンズ」ですが、店頭で手に取ったことがあると思います。映画はとても面白いですが、本の方は、感じがかなり違ってた記憶です(かなり曖昧な記憶で、そんな何んページも読んだ訳では無いので、何んとも言えませんが)。
次に、「カンタベリー物語」ですが、いくら注釈付きとは言え、はっきり言って"無謀"です。(好みからして、読みたかっただろうことは判りますが、それでも無謀で)
そして、「ゲド戦記」。SFですよね? 熊子・ル・グウィンの。訳本をしっかり読んでれば別ですが、一般にPB読み始めの方には、SFは不適当です。
と、言うのは、スペオペと呼ばれるようなものなら、宇宙海賊辺りが出てきて銀河パトロール隊らしきものとチャンチャンバラバラと相場が決まってるので、そう難しくは無いとは思いますが、そうじゃないSFの場合、設定理解に時間がかかるし、人名・地名がゲルマン系のネーミングなら良いんですが、そうじゃ無い場合、これも理解する迄時間が掛かります。
そして、熊子さんのゲド戦記ですが、訳本でも読んで無いですが、読んだ訳本の「闇の左手」の感じから言うと、多分、そういうSFの中でも骨がある部類だと思います。
だから、最初の4冊の内のその3冊は、最初にしては、歯ごたえあり過ぎのものを選んでしまったと思われます。辞書を引きながらの大苦戦、お察し致します。
〉英語が読めない、できない、という人は本当に読めないんです。だからこそレベル0から始める多読が必要なんです。今日もオフ会で話してたんですが、今まで「やさしい本」として紹介されてきた本は、英語がある程度できる人が考える「やさしい本」であって、英語が出来ない人が始めるには難しすぎるんです。でも英語ができない人が英語学習法を紹介するわけはなし。それをレベル0という徹底的にやさしい段階の本を紹介した酒井先生の発想はやっぱりすばらしい、と。
〉〉>多読がなかったら英語の本なんて絶対読めなかったです。
>
良き本(師)と良き方法に出会えて、杏樹さん、もう自分の方法を確立出来た訳ですから、他人を見る必要は無いと思いますが...
> ですからとっても英語ができる人なんだなあ、と思うのですが。
>
うーん、どうも固く思い込まれてしまってるようですが、杏樹さんが、最初の4冊の内3冊に苦しまれた原因は、どの辺にあると自分で思ってられますか?
derfelが思うには、その時の最大の障害は"単語"じゃないですか? 1つのセンテンスに、1個以上(実際は多分3個以上?)知らないか不確かな単語/イディオムがあって苦戦、次の障害が、読み方が、よく言えば「熟読」方式、つまり、日本語の順番に合うように戻りながら訳してたのでは無いですか?
で、2つめの「熟読」は、SSS/GR方式で、とりあえずは解決した..と。が、単語に関しては、トラウマになってますね? スペリングと発音の法則に気付いて無いので、発音が判らない => 音が保持出来ない => センテンス中の単語を覚えていられない => 短いセンテンスでも、文イメージを保持出来ない => 結局、文全体の意味は曖昧 ==> ページが進む程判らなくなる..と言った悪循環に陥ってたと思われます。
derfelが最初に The foundation とか Galactica patroll を読めたのは、訳本を読んでいることや、最初に読みたいと思った本だということもありますが、受験英語の最大の資産である(文脈の中で意味が判る)単語数がそれなりにあったからです。もちろん、スペリングと発音の関連、完全ではありませんが、それなりに判ってました。
杏樹さん、時間のある時にでも、以下のサイトをじっくりと御覧になってみて下さい。(部分的には、既にご紹介しているHPですが)
・松澤さんの「英語・発音・語彙」のページ。冒頭に"読むにも、書くにも発音"とあります。このサイトは内容が大量にあるので、少しずつお読み下さい。それから、もうすぐ(来月?)このHPの内容をベースにした本が出版されるそうです。
[url:http://www.scn-net.ne.jp/~language/]
・次に 鵜田(多?)氏の「30音でマスターする英会話〜UDA式30音トレーニング」のページ。
このページのお勧めの読みどころは、左端をずーっと下に下がって行った所にある「私のアメリカ体験記 〜カタカナ英語とカリフォルニアの青い空〜」です。
※.他の部分は、今は、特に読まなくて良いです。
[url:http://www.uda30.com//index.html]
・それから「英語と友達になる方法」というサイトもあります。項目の3の4つの大学の英文は読む必要はありませんが、その他の1,2,4は眼を通しておいた方が良いと思います。
特に、4のメルマガのバックナンバーでは、英文を左から右へ(頭から順番通りに)と読む為の読み方(の手順)が解説されています。75回分もあるので、少しずつどうぞ。
[url:http://www.happy-partner.com/kenja/exaenglish/index.html]
とりあえず以上です。
Hope this helps.
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derfel 拝
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