世界史クラブ:YL5以下の本 訂正後

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1587. 世界史クラブ:YL5以下の本 訂正後

お名前: 柊
投稿日: 2018/8/10(09:35)

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夏休みの世界史クラブ第2弾。YL3~5です。この辺りになると、結構小説が出てきます。

Dead Famous, Horribly Famous, Horrible Histories YL4ぐらい

この辺りは、全部同じ形式の、伝記だったり時代全体だったりするものの、マンガが入ったり、当時新聞があったらこんな感じだろうかというのが入ったり、歴史上の人物が日記を書いていたらこう書いていただろうというのが入ったりするシリーズ。かなり皮肉が効いていて、続けて何冊も読むと、時々胸焼けがします。

ブリテン島、というか、イングランドの方は時代ごとにありますし、古代ギリシャとか、フランス、スコットランド、ウェールズ、アメリカなど国ごとにあったり、Wicked Wordsなどジャンルごとにもあったりします。

マンガの形式に慣れていなかったり、歴史物特有の言葉に慣れていなかったり、その時代や国っぽく変形した文字と相性が悪かったりすると、大分読みにくくなります。私もクレオパトラの時は、「クレオパトラの秘密の日記」のエジプトっぽくしたつもりらしい文字がほとんど解読できず、何が書いてあるのかよくわかりませんでした。

Time-Trekkers YL 4

スペインのアマゾンで手に入りやすいという、不思議な英語の本。Ferdinand and Isabella, Julius Caesarほか。ちょっと遊び心はあるものの、かなり真面目に当時の情勢を書いてあるシリーズです。

My Royal Story (もしくはMy Story) Yl 4~5

色々な事件に遭遇してしまった人の日記、それから元はRoyal Diariesというお姫様の日記だったもの。色々な作者がいてKathryn LaskyやCarolyn Meyerなど、独立したシリーズを持つ作家が結構います。もっとも、人気作家のものは、その作家名で検索しないと出てこないですが。

有名どころではメアリ・ステュアート(Lasky)、シシィ、マリー・アントワネット(Lasky)、エリザベス1世(Lasky)、エカテリーナ2世、アナスタシア(Meyer)レディ・ジェイン・グレイ、エリザベス2世の妹(Wartime Princess)など。

他にもキャサリン・オブ・アラゴン(の侍女)、アン・ブーリン(の侍女)、タージ・マハルを作った皇帝とタージ・マハルに眠る皇妃の長女Jahanara(Lasky)、エリザベス1世時代のロンドン塔の管理人(?)の娘とその娘(Bloody Tower, To Kill A Queen)。他にも事件に巻き込まれちゃったシリーズでタイタニック号に乗ってしまったり、アイルランドの飢饉だったり、奴隷だったり。

このシリーズは結構、フランス語や中国語にも翻訳されて、評判がいいです。

それからCarolyn MeyerのYoung Royalsもそろそろ読める頃でしょうか。ヘンリー8世の最初の妻キャサリン・オブ・アラゴン(Patience, Princess Catherine)、その娘メアリ(Mary, Bloody Mary)、2番目の妻アン・ブーリン(Doomed Queen Anne)、その娘エリザベス(Beware, Princess Elizabeth)、と来て、海外に飛んでマリー・アントワネット(Bad Queen)、カトリーヌ・ド・メディシス(Duchessina)、までは私は良かったのですが、メアリ・ステュアート(Wild Queen)は面白くなかったなあ。そのあと、ギリシャ神話で有名なトロイのヘレンも書いたらしいです。と思ったら、私はもう1冊、ヴィクトリア女王のVictoria Rebelsも読んでました。

それからAnn Rinaldiの思いっきり現代っ子な口調の歴史物。秋はFallだったりするNine Days A Queenはレディ・ジェイン・グレイで、The Red-headed Princessはエリザベス1世です。どちらも、子ども向きじゃないエピソードは省略してあります。

絵からして滅茶苦茶怖いOnward Towards Our Noble Deathsは水木しげるの「総員玉砕せよ」の英語訳。マンガです。水木しげるの戦記物で一番いいと解説に書いてありますが、解説者が何者かはよくわかりません。南方戦線で部隊が全滅する話。

それから絵本でGenius of Islamというのもあります。イスラム社会の生んだすごい発明というのが色々書いてあって、紙を発明したのは中国人だけど、大量に生産できる仕組みを作ったのはイスラム教徒だったとか書いてあります。字がとても細かいです。

最後に少し心温まるものを。The Christmas Mystery YL5。ヨースタイン・ゴルデル(Jostein Gaarder)で、クリスマスを待つアドヴェント・カレンダーから、毎日ある女の子の冒険物語が出てくるというファンタジー、と思わせて、推理要素ありです。

こちらの投稿も全部書評があるのですが、リンクはパスで。


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