[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/24(06:08)]
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15世紀スペイン。スペインはまだいくつもの国に別れています。グラナダを初めとするイスラム教徒の国(ジブラルタル海峡を越えると、すぐそこにアフリカがあるという立地)、レオン王国を吸収したカスティリア王国、アラゴン王国、それからナバラ王国(細かく言うとまだあるのかなー? きちんと勉強してないのでわからないです。(爆))。
Castille for Isabella[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014402 ]
カスティリアのイサベル王女が、異母兄の治める王国で生き抜いて王位継承権を守り抜く話。Carolyn MeyerのRoyal Diaries(My royal storyで復刊してくれるかなあ)がこの時代のことを描いていました。
以下Spain for the Sovereigns[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000017050 ]では、イサベルの夫でアラゴン王フェルナンド、
Daughters of Spain[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000017195 ]ではその娘たちの人生を追います。末の娘がイングランド王妃になって、キャサリン・オブ・アラゴンと呼ばれるんですよね。
このシリーズを読むと、キリスト教の自分たちだけが正しいと思っている嫌なところばかり見えてきて、結構幻滅します。
For a Queen’s Love by Jean Plaidy[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000017697 ]
スペイン王フェリペ2世についての本。以前のThe Spanish Bridegroomと言うタイトルの方がわかりやすいと思う。フェリペは父方でも母方でも、イサベルとフェルナンドのひ孫になります。
(母方でも父方でも)いとこでポルトガル王女のマリアと結婚し、それからいとこでイングランド女王のメアリ1世と結婚し、その次にフランス王女エリザベートと結婚した、その結婚生活を書いたものです。
フェリペがなぜ記録によってまるで違う性格に見えるかを追求しているところが興味深い。いや、普通に小説として読んでも面白いですけど。
最後の結婚相手、姪のアン・オブ・オーストリアの話は入っていません。
History of the Reign of Ferdinand and Isabella, The Catholic by William H. Prescott
Project Gutenbergで読めます。3volumeで、全部で何十万語あるんだろう? 1だけで14万語ありますけど。
Wordで保存してあるので検索ができて、結構便利です。でも通読はしていない。
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