[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(10:37)]
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お名前: トッコトーン http://mattarit.blog118.fc2.com/
投稿日: 2008/10/26(06:30)
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はじめまして、柊さん。トッコトーンと申します。興味はあるくせに世界史を知らない世界史クラブ入門希望です!
柊さんのご投稿を拝見して嬉しくて嬉しくて出てきました!
多読を始めて1年半ほど経つのですが、最近はなかなか「これっ」と思えるものに出会えなくて「次は何を読もうか」と悩んでいるときに目にとまったのが柊さんの書評でした。もともと司馬遼太郎などの歴史物を読むのが好きだったので、「やっぱり英語でも歴史もの!」と思い立ち、書評システムで柊さんの書評を検索してCarolyn MeyerやJean Plaidyを購入していたところだったのです〜!(やっぱり女王とか王妃ってなんか惹かれちゃうんですよ。)
しかししかし、世界史なんてすっかり忘れている私は「一体何から読めばいいのだ?」という感じでしたので、今回のご投稿を拝見して順番がわかり安心しました^^。
〉一番好きなことを最初にするのが多読と思っているので、一番好きなテューダー朝について好きなだけ好きと言ってみようと思います。
ありがとうございます〜。是非是非〜!m(_ _)m
〉 Tudors(テューダーorチューダー)というのは、1400年代の終わりから1600年代に入るぐらいまでのイングランドの王家です。スコットランドはまだ別の国で、アイルランドは領地に入れようとしていたぐらいなので、国内ではないと思います。
〉 国王はヘンリー7世、ヘンリー8世、エドワード6世、メアリ1世(ブラッディ・メアリ)、エリザベス1世と、血縁で数えると3代です。Terrible Tudors [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000012547 ] が一番わかりやすい本でしょうか。
〉 ヘンリー7世は実力で天下を取ってから、前の王家とのつながりをどうこう言っていた人で、家康っぽい感じですね。王妃のエリザベス・オブ・ヨークはプランタジネット王家の王女なので、こちらは繋がっていますね。
〉 その子どもがヘンリー8世で、残りの3人の王はその子です。
〉 この辺りで一番重要なのは、ヨーロッパの他の王家同様側室制度がないことです。女子が継げないという明確な法律はないのですが、親が正式に結婚しているときに産まれた子どもでないと相続できません。この正式の定義を巡って紛糾するわけです。
なるほど〜。基礎知識の全くない私にはありがたいですっ。
Terrible Tudors、早速ポチってしまいそうですっ(汗)。(題名にも惹かれちゃう)
〉 この時代のおすすめはやはり、Jean PlaidyとCarolyn Meyerにつきますね。Margaret Irwinもいいですし、Ann Rinaldiも悪くないですが、先頃紹介したので、省きます。
〉 Meyerは子ども時代から30歳ぐらいまでを中心に書く児童文学作家で、Plaidyは死ぬまで書きます。大人向けの作家です。
ものすごくわかりやすい説明です。
手元にPatience, Princess CatherineとThe Lady in the Towerがあるのですが、やっぱりMeyerから読みます〜♪(既にこの投稿を拝見して読み始めました♪)
〉Patience, Princess Catherine
〉 MeyerのYoung Royalsの中で時系列的には一番最初ですが、書かれたのは一番最後。
〉 ヘンリー7世の長男アーサーに嫁いだ、スペイン王女キャサリンが主人公です。アーサーはすぐに死んでしまって、キャサリンは異国で1人奮闘します。アーサーの弟のヘンリーと結婚すれば、予定通りイングランド王妃になれるので、その方向で努力するわけです。
〉 私は裏も思惑もスペインの様子も何もかも書いてあるPlaidyのKatharine of Aragonの方が好きですが、何しろ長いので覚悟をしないと読めません。最後まで読み通す覚悟なり、面白そうなところだけ読んであとはバッサバッサととばす覚悟なり。
下で紹介されている3冊合本版ですよね♪実は私、最近音がないとなかなか読み進められなくなっておりまして、、、特に長いのは。。。しかぁし、見つけちゃいました!Katharine of AragonはMP3で3冊共にUnabridged版が出てます!(一つはまだ予約受付中のようですが。)触手が伸びます〜。多分買ってしまうでしょう。。(しかし、長いのであればAbridged版で聞き読みした方がいいかもなぁ〜。でもないんだよなぁ〜。。)
〉Doomed Queen Anne [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010590 ]
〉 ある種方向性がはっきりした処刑台活きジェットコースターで、Young Royalsの中でも読みやすいかもしれません。
〉 ヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブーリンが主人公です。前の王妃を押しのけた悪女とか色々言われていますが、イングランドには女王の前例がなかったとか、プロテスタントの台頭とか色々事情はあります。
〉 その辺の色々をきっぱりと切り捨てた潔さが、読みやすい原因でしょう。
〉Mary, Bloody Mary [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010595 ]
〉 アンの前のキャサリン王妃の娘で、アンと対立する立場のメアリ王女の話です。急にお父さんが若い女性になびいてしまって離婚を言い出す、大人な話。
〉Beware, Princess Elizabeth [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010594 ] はそのアンの娘が主人公で、後日談とも言えますね。Doomed Queen Anneから3冊通して読むと深いですね。色々切り捨てたとはいえ、子ども向けに善悪をはっきりつけていないところが。
ここら辺は円高にもなっていることだし、近日購入予定です♪
〉 さて、Plaidyも同じ人物を書いていますが、より複雑で文章もややこしいです。が、多分難しいのはほとんどが政治状況をきちんと書いたせいだと思います。
〉 まずUneasy Lies the Head [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014397 ] がヘンリー7世時代の話で、時代的には一番早いですね。
〉 katharine of Aragonは「Katherine, the Virgin Widow」「The Shadow of the Pomegranate」「The King's Secret Matter」の三作の合本で、MeyerだとMary, Bloody Maryの終了までに相当します。
なるほど〜。メモメモ。
〉 しかし、三人称で国もスペインやフランスも出てきて、様々な人の思惑も説明してあるので、多分英語ネイティヴでも一度では全部はわからないのでは?
むむぅ、そうか。でも、時間がかかるのを覚悟で読んでみたいっ。
〉The Lady in the Tower [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014397 ]
〉 アン・ブーリン、ヘンリー8世の2人目の王妃については、この作品が今まで読んだどの作家のものよりお気に入りですね。ただ、きりっと知的な表紙の肖像画が、Joanna Dennyによるとジェイン・シーモアだというのが、がくっと来ます。誰が書いたものを読んでも、ジェインはアンと正反対の、羊のようにおとなしい女性なんですが。
〉 1人の人間としてとても魅力的で共感できるこのアンはそれだけに最後のお別れがとても名残惜しかった。断頭台でお別れだったというのも残念でしたしね。
〉 さて、そのアンと対立するはずのメアリ1世の話もPlaidyなので単純な対立ではないですし、エリザベス1世の話もメアリ1世と対極にある対立者という割り切りやすいものではない。
いやぁ、どこまで理解できるかちょっと怖いですが、このうきうき好奇心で読み進められるといいなぁ。
〉In the Shadow of the Crown [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010701 ]
〉 可哀想なシンデレラが悪い継母になっちゃう話とシンプルにまとめるのが失礼な気のする、でもそれ以外に紹介の言葉が思いつかない話ですね。可哀想なメアリ王女は、ブラッディ・メアリになってしまうんです。
〉 迷ったり悩んだり後悔したりする主人公に死ぬ時までよりそうのがPlaidy流。
シンデレラってそういう話だったんですかっ。知らなかった〜。
〉Queen of this Realm [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010781 ]
〉 イングランド史上に輝かしいエリザベス1世を、陰謀に関わった疑惑にも正面から、生まれてから死ぬまで全部書いた小説です。私はこの人が一番好きなのでもっと長くてもいいと思うんですが、実際にはようやく読みきったというところです。
〉 Plaidy作品は10万語越えるのが当たり前で、20万語近いこともよくあります。20万語を越えちゃうこともあります。
AudioBookはカセット版を購入できるけど100ドルする〜っっ。そのうちMP3になって安くでてこないかなぁ〜。(しかし20万語なんていったら何時間ものになるんだろう・・・^^;)
〉 Tudorsの特徴は議会も政党もない(議会は枢密院らしきものがあるけれども権威はないが正しいか)ということで、おとぎ話の王様に近いです。特にヘンリー8世はシンデレラの王子様か青ひげかという感じです。それが同一人物なのが歴史のおもしろさでしょうね。
なるほど〜。本の表紙だけを見ていると青ひげバージョンばかりですよね。。
〉 イギリスの話なだけあって、本当に色んな作家が書いていますが、力つきたのでこの辺で。
本当にありがとうございました!楽しかったです。
〉 力つきずに読んでくださった方(います?)、ありがとうございました。
ハイっ、います、います!何度も何度も読み返しちゃいました。(ついでに過去の投稿も復習しました。ついでのついでに(?!)いろいろポチってしまいました・・・。)また是非いろいろ教えてくださいませ〜m(_ _)m
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