[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/11/23(16:33)]
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1259. Re: VIVA!!!!!!! 世界史クラブ!柊さん、COOL!!
お名前: ako
投稿日: 2008/10/25(20:42)
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柊さん、akoです。
ベルサイユ宮殿のほうも、脊髄反射??(笑)、もう脳天直撃です。
全部拝見してます。
でも、またすぐネット接続できなくなりそうとのことなので、
取り急ぎ短い投稿で申し訳ないのですが大急ぎでここに投稿します。
現在わたしも世界史クラブ開店休業中ですが、
(一番読みたいものが常に世界史モノとは限らないもので(笑))
こうして燃えている人がいて感激です。
〉 本日三度目の柊です。一番好きなことを最初にするのが多読と思っているので、
同意も同意、完全同意です!!
〉 一番好きなテューダー朝について好きなだけ好きと言ってみようと思います。
おお〜! 柊さんのテューダー総まくり、こういう個人的好みの見解を聞かせていただくの、大好きです、ガンガン行っちゃってくださ〜い。
〉 その後は多分冷静に次の投稿にいけるので。
コトがお好みの時代に関する時は冷静にならずともよろしゅうございますよ(笑)
〉 スコットランドはまだ別の国で、アイルランドは領地に入れようとしていたぐらいなので、国内ではないと思います。
まさに。
21世紀の今も、「イギリス人」同士の熱狂的(敵対的?)サッカー応援に現れてますよね。
〉 ヘンリー7世は実力で天下を取ってから、前の王家とのつながりをどうこう言っていた人で、家康っぽい感じですね。王妃のエリザベス・オブ・ヨークはプランタジネット王家の王女なので、こちらは繋がっていますね。
なるほど!(家康っぽい感じ)
この時代は、イギリスの歴史好きにも人気があるのでしょうね。
日本も、戦国時代や幕末など人気のある時代はわりと決まってますよね。
なんか、いろんな人のハートに火をつける時代なんですよね〜
燃えますよね〜
〉 この時代のおすすめはやはり、Jean PlaidyとCarolyn Meyerにつきますね。Margaret Irwinもいいですし、Ann Rinaldiも悪くないですが、先頃紹介したので、省きます。
〉 Meyerは子ども時代から30歳ぐらいまでを中心に書く児童文学作家で、Plaidyは死ぬまで書きます。大人向けの作家です。
歴史作家の個性までわかるようになるなんて、何て楽しい世界史多読!
〉Patience, Princess Catherine
〉 何しろ長いので覚悟をしないと読めません。最後まで読み通す覚悟なり、面白そうなところだけ読んであとはバッサバッサととばす覚悟なり。
なるほど! 3原則「飛ばし」の面目躍如ですね。
わたしも日本語の歴史の本の読み方は、焦点を絞って読むのでそういう感じになります。
〉Doomed Queen Anne
わー! 「I'm doomed!!!」ってな感じで血沸き肉躍ります(笑)
〉 処刑台活きジェットコースター
例え方がお見事!
〉 ヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブーリンが主人公です。前の王妃を押しのけた悪女とか色々言われていますが、イングランドには女王の前例がなかったとか、プロテスタントの台頭とか色々事情はあります。
〉 その辺の色々をきっぱりと切り捨てた潔さが、読みやすい原因でしょう。
歴史上の同じ人物の話ですものね。どこを切り取るかが面白さの勝負!
〉子ども向けに善悪をはっきりつけていないところが。
これも魅力。
〉 しかし、三人称で国もスペインやフランスも出てきて、様々な人の思惑も説明してあるので、多分英語ネイティヴでも一度では全部はわからないのでは?
歴史モノが好きかどうかでいろいろな感想がありそうです。
こういうのが好きなイギリス人と同じ本を読んで感想の交換ができたら楽しそう〜。多読の将来にワクワク。
〉The Lady in the Tower
〉 1人の人間としてとても魅力的で共感できるこのアンはそれだけに最後のお別れがとても名残惜しかった。断頭台でお別れだったというのも残念でしたしね。
アン・ブーリンの人生は真面目に興味惹かれます。
〉 さて、そのアンと対立するはずのメアリ1世の話もPlaidyなので単純な対立ではないですし、エリザベス1世の話もメアリ1世と対極にある対立者という割り切りやすいものではない。
良いですねー、そうこなくちゃ!(単純な対立ではない、割り切りやすいものではない、のところに反応してます)
〉 ヘンリー8世に振り回されたり憧れたりした人たちというくくりでとらえてもいいのかもしれません。
ほんとにヘンリー8世というヒトは…(笑)
〉In the Shadow of the Crown
〉 可哀想なシンデレラが悪い継母になっちゃう話とシンプルにまとめるのが失礼な気のする、でもそれ以外に紹介の言葉が思いつかない話ですね。可哀想なメアリ王女は、ブラッディ・メアリになってしまうんです。
実に面白い(=興味深い)紹介文!
〉 迷ったり悩んだり後悔したりする主人公に死ぬ時までよりそうのがPlaidy流。
一人の人物の最期まで看取ってこそ歴史モノの醍醐味がありそうです!
〉 そこを切り捨てた方がわかりやすい話には多分なるんでしょう。そういう意味でThe Other Boleyn Girl [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010589 ]がヒットするのはわかるし、「ブーリン家の姉妹」でしたっけ、映画も多分見やすい話になっていると思います。ただ、私は好きじゃないですね。
読書にしろ、映画にしろ、自分の好みの評価をして読む(見る)のが何より楽しいですもの。柊さんの感想、生き生き伝わってきます。
〉 Plaidyの場合、まず、歴史的事実が小説の都合で変えられているということはないので、その点は安心して読めます。
素晴らしい作家なのですね。
〉 死ぬまで書くというPlaidyのやり方が一つ頂点を極めていると思います。だってメアリ1世の話、途中で切ったら普通のシンデレラですから。
爆笑。
〉Queen of this Realm
〉 イングランド史上に輝かしいエリザベス1世を、陰謀に関わった疑惑にも正面から、生まれてから死ぬまで全部書いた小説です。私はこの人が一番好きなのでもっと長くてもいいと思うんですが、実際にはようやく読みきったというところです。
エリザベス女王も草葉の陰で、日本の柊さんに感動しておられることでしょう。
〉 Plaidy作品は10万語越えるのが当たり前で、20万語近いこともよくあります。20万語を越えちゃうこともあります。
〉 さて、ここまででもしかしてお気づきでしょうか。Jean Plaidyは女性が主人公のものしか書かなかったみたいなんですよ。なので、エドワード6世は無視。もともと、エドワード6世は話の種になりそうな部分がほとんどない人ですが。
爆笑Again. エドワード様、ごめん。
〉 Tudorsの特徴は議会も政党もない(議会は枢密院らしきものがあるけれども権威はないが正しいか)ということで、おとぎ話の王様に近いです。特にヘンリー8世はシンデレラの王子様か青ひげかという感じです。それが同一人物なのが歴史のおもしろさでしょうね。
とりあえず政治的な制度のことは置いておいて、
人間ドラマを中心に描ける時代なのかもしれないですね。
〉 イギリスの話なだけあって、本当に色んな作家が書いていますが、力つきたのでこの辺で。
ありがとうございました〜。
連続して紹介投稿を書くの大変でしたでしょう。
当分はどうか無理せずにご自分の読書の時間を楽しまれてくださいね。
それにしても柊さんの世界史読書の経過は素晴らしいです。
歴史全体となると漠然としてしまいますが、
お気に入りの時代があると、俄然、楽しくなります。
〉 力つきずに読んでくださった方(います?)、
いますよー。ここに!
〉 ありがとうございました。
〉 では〜。
こちらこそ素晴らしい紹介ありがとうございました!!
ご投稿のURL、只今、お気に入り登録させていただきました。
一生の保存です。
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