[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(09:32)]
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お名前: たむ
投稿日: 2005/10/8(09:27)
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yamasinaさん、おはようございます。
たむと申します。
プロジェクト、おもしろそうですね。
英語の先生方からいろいろお話が
聞けるとおもしろいと思います。
ところでその前に、
〉>一つには、敵はこちらがどう出ようとも多読普及に手を貸すことは
〉>ないだろう、と思われること。
〉(http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=t&id=527)
〉といった、議論に疲れてしまった諦め気分の発言とともに、挑発的行動もやむなしという風潮があります。
〉そのような行動に移る前に、今一度平和的手段でなにができるか考えたいのです。
これは酒井先生の発言をさしているのですね?
これを酒井先生の「右・左問題」と名づけて
おいて…「議論に疲れてしまった諦め気分の
発言」というふうには、私には読めなかった
のですが…。
「挑発的行動」とは、具体的には最近の酒井先生の
伊藤和夫さんへの言及・批判をさしているわけですね?
これを「挑発」ととるかどうか、私はとうぜんの批判の
ように考えます。批判された方は批判を返せばいいの
であって、それ以外のことを考えるのは私にはフェア
なことだとは思えないのです。伊藤さんは故人だそう
ですが、それなら弟子筋の人や、われこそはと思われる
方が批判を返せばいい。これは、貫かなければならない
大事なことと思います。
SSS多読法には、なんというか「毒」があります。私が
そうみるというのではなく、これをまだ知らない人
がみたら、そう感じるだろうということなのですが。
つまり、「日本語を使わない」ということです。
この1点が、すべての英語教育者たちを「震撼」させる
のではないかと思うのです。すべての英語学習法が
はじめは日本語で訳をつけて理解する、そのうち
直読直解ができるようになることを暗黙の前提に
しているように思われます。しかし、「直読直解」は
いぜん日本語訳に頼っているのではないでしょうか。
SSS多読法はこの点で明確に、最初から、そして身に
ついてしまった日本語とは別の回路で英語を読むよう
に言っています。私にはこの点がSSS多読法の本質的に
画期的な点だと思えるのです。
この「毒」については、yamasinaさんはどうお考えで
しょうか。
そうしますと、「平和的手段」というのがよくわから
なくなります。先生がほかの英語学者や学習法を
批判するのは、平和的手段ではないとお考えなので
しょうか。これは「融和的手段」とでも読み替えると
私にもぴったりくるのです。
つまり酒井先生の「右・左問題」は、「融和的手段」を
とるか、または相手が「嫌な気分」になろうとも
明確に主張していくか、という選択肢になるのでは
ないかと思います。
あたりまえのこととお叱りを受けそうですが、前提と
なる大切なポイントのように思えたものですから。
ほかのいろいろな点については、また次に参加させて
いただきます。
ではでは。
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お名前: yamasina
投稿日: 2005/10/8(14:03)
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こんにちは。レスありがとうございます。
>プロジェクト、おもしろそうですね。
>英語の先生方からいろいろお話が聞けるとおもしろいと思います。
おもしろがっていただけてありがたいです。相手の本音がみんなで共有できるといいんですが。
>「挑発的行動」とは、具体的には最近の酒井先生の
>伊藤和夫さんへの言及・批判をさしているわけですね?
>これを「挑発」ととるかどうか、私はとうぜんの批判の
>ように考えます。批判された方は批判を返せばいいの
>であって、それ以外のことを考えるのは私にはフェア
>なことだとは思えないのです。伊藤さんは故人だそう
>ですが、それなら弟子筋の人や、われこそはと思われる
>方が批判を返せばいい。これは、貫かなければならない
>大事なことと思います。
私は、学校教育に多読を普及させるのにプラスかマイナスかという視点で考えています(この点では酒井さんと一致しています)。この視点からいうと、「貫かなければならない大事なこと」であったとしても、二の次になります。
私は、現状「批判には批判で返すべきと言って批判すること」はマイナスと考えていますし、正当な批判であってもプラスにならないと思っています。まあ、ここは感覚的なところでひとそれぞれいろいろな感じ方があると思います。また、例えば、このスレッドで「頑迷な意見」で苦労した話がいっぱい出れば、私自身の感じ方が変わる可能性はあります。
>SSS多読法には、なんというか「毒」があります。私が
>そうみるというのではなく、これをまだ知らない人
>がみたら、そう感じるだろうということなのですが。
>つまり、「日本語を使わない」ということです。
>この1点が、すべての英語教育者たちを「震撼」させる
>のではないかと思うのです。すべての英語学習法が
>はじめは日本語で訳をつけて理解する、そのうち
>直読直解ができるようになることを暗黙の前提に
>しているように思われます。しかし、「直読直解」は
>いぜん日本語訳に頼っているのではないでしょうか。
>SSS多読法はこの点で明確に、最初から、そして身に
>ついてしまった日本語とは別の回路で英語を読むよう
>に言っています。私にはこの点がSSS多読法の本質的に
>画期的な点だと思えるのです。
>この「毒」については、yamasinaさんはどうお考えで
>しょうか。
「すべての英語教育者たちを「震撼」させる」は大げさだと思います。また、「しかし、「直読直解」はいぜん日本語訳に頼っているのではないでしょうか」は少し議論の余地があるかなと思います。全体としては、それほど異論はありません。
>つまり酒井先生の「右・左問題」は、「融和的手段」を
>とるか、または相手が「嫌な気分」になろうとも
>明確に主張していくか、という選択肢になるのでは
>ないかと思います。
「融和的手段」という言葉でOKです。
>ほかのいろいろな点については、また次に参加させていただきます。
是非よろしくお願いします。
ではでは
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お名前: たむ
投稿日: 2005/10/8(17:56)
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yamasinaさん、こんばんは。
たむです。
早速ありがとうございます。
〉私は、学校教育に多読を普及させるのにプラスかマイナスかという視点で考えています(この点では酒井さんと一致しています)。この視点からいうと、「貫かなければならない大事なこと」であったとしても、二の次になります。
そうですか。ここで気がついたのですが、酒井先生はこれから書かれる
本の内容について言われているんだと思います。それで、あらかじめ
先生の右すべきか左すべきかの判断を批評することはしたくないのです。
「二の次」と言われると、先生にも言い分があろうかと思うのです。
〉私は、現状「批判には批判で返すべきと言って批判すること」はマイナスと考えていますし、正当な批判であってもプラスにならないと思っています。まあ、ここは感覚的なところでひとそれぞれいろいろな感じ方があると思います。また、例えば、このスレッドで「頑迷な意見」で苦労した話がいっぱい出れば、私自身の感じ方が変わる可能性はあります。
そうですか。このこと自体をここでいろいろ話し合ってみては
どうでしょう?
〉「すべての英語教育者たちを「震撼」させる」は大げさだと思います。また、「しかし、「直読直解」はいぜん日本語訳に頼っているのではないでしょうか」は少し議論の余地があるかなと思います。全体としては、それほど異論はありません。
そうですね、大げさでした。
〉>つまり酒井先生の「右・左問題」は、「融和的手段」を
〉>とるか、または相手が「嫌な気分」になろうとも
〉>明確に主張していくか、という選択肢になるのでは
〉>ないかと思います。
〉「融和的手段」という言葉でOKです。
融和的手段をとらなければならないというのは、yamasinaさんの
意見で、それ自体も議論するということでよろしいですか?
では。
これから出かけて、明日深夜にならないと帰りません。
お返事は遅くなるかもしれませんのでご了承ください。
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こんばんは。レスありがとうございます。
"たむ"さんは[url:kb:749]で書きました:
〉〉私は、現状「批判には批判で返すべきと言って批判すること」はマイナスと考えていますし、正当な批判であってもプラスにならないと思っています。まあ、ここは感覚的なところでひとそれぞれいろいろな感じ方があると思います。また、例えば、このスレッドで「頑迷な意見」で苦労した話がいっぱい出れば、私自身の感じ方が変わる可能性はあります。
〉そうですか。このこと自体をここでいろいろ話し合ってみては
〉どうでしょう?
話し合ってみてもいいですが、私自身には議論のネタがあまりありません。憶測と推測に基づいて、「批判によって増える味方勢力<批判によって増える敵勢力」となりそうだと考え、酒井さんにご配慮をお願いしている次第ですので。
たむさんが、なにかネタを振っていただければ、なんらかの反応することはできると思います。
〉融和的手段をとらなければならないというのは、yamasinaさんの
〉意見で、それ自体も議論するということでよろしいですか?
スレッドをたてた目的からは多少ずれますが、OKです。
〉これから出かけて、明日深夜にならないと帰りません。
〉お返事は遅くなるかもしれませんのでご了承ください。
ごゆるりとどうぞ。ではでは。