[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(02:01)]
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お名前: yksi
投稿日: 2006/7/1(15:14)
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kanaさん こんにちわ yksiと申します。
多読を授業で実践するには、クリアすべき問題があると思いますが、1)図書の確保、2)評価 は、比較的大きな問題だと思います。私見を述べさせてくださいますでしょうか?
1)図書の確保
極めてやさしい本を豊富に準備することは決定的に重要です。
我々の勤務校(高専です)では、
・Holes (YL5): SSSと出会う前に選んだ図書(やさしい!!児童小説)
・PGR0〜1(YL0.8〜1.0)
・ORT3〜5(YL0.3〜0.5)
と英文の読みやすさを三段階下げて、ようやくスムーズに多読授業を始めることができるようになりました。
近くに多退読用図書を完備した図書館等が無い場合、なんらかの手段で、図書を揃えることが大切だと思います。
また、Magic Tree Houseは、我々のところでは、多読3年目の(授業で40時間以上多読をしている)学生の3割くらいが、ようやく読みはじめることのできる(難易度の高い)本ですので、御注意下さい。
2)評価
なるべく、学生、生徒の努力と評価結果は、切り離した方が無難な気がします。多読活動が評価に直結するとなると、評価のために読む(または読んだことにしておく)ことになってしまい、活動を邪魔する傾向があるようですので。
8月下旬に(新宿で)、多読学会で授業実践報告会がありますので、参加されると参考になると思います。
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