[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(09:33)]
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お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2006/5/6(21:41)
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"つむぎ"さん こんにちは。
古川@SSSです。
ミグさんやAhさんの言うとおりだと思います。
大変残念ながら、生徒は、
「単位を楽にとるためなら何でもする」
のが普通です。
大学では、教員のみなさんが想像するより
はるかに多くの学生がカンニングをしています。
しかし、学生を責めることはできません。
そう仕向けている大人達に問題があるのですから。
東京のある私立中学校でも、多読の課外指導をしていますが、
たいていの生徒は、読書記録の偽装をしていると聞いています。
一方、多読は、生徒を信頼しないとうまくいきません。
疑いだせば次々に疑念がわいてきてしまいます。
多読を語数で行うなら
「語数をごまかして書いても単位はあげるけど、
そんなことをしても英語の力はつかないよ」
というメッセージを伝えるしか無いと思います。
語数を評価にいれるということは、
記録の偽装を先生が推奨するようなものだと
思います。
実際、ある大学の英語の先生は
「多読はスゴイです。みんな
はりーぽったー とかどんどん読んでいきます。
1割の子を除いて、みんなすごい語数を読むんですよ」
と信じ込んでいました。
おそらく真相は、1割の子だけが、正直に申告している
のだと思います。不正ができても、したくない子が馬鹿を見る
のが「語数」による評価です。
語数を評価にいれるにしても、それは、10%とか
20%程度に押さえ、内容把握の試験にするか、
CLOZE TEST にするか、完全な外部試験にするか
(TOEIC, ACE, SLEP) などがよいと思います。
〉ちゃんと読んでいた場合、
〉疑われたこと自体で心を閉ざしてしまう学生さんもいるかもしれないし
〉雰囲気を悪くしたくないし…でも不正は見逃したくない…
一人でもそういう学生を出さないためには、
どんなに疑わしくても信じるしかないと思います。
不正をしても単位はとれるけど、英語の力はつかない
といい続けるしかないと思います。
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