[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(03:47)]
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お名前: yksi
投稿日: 2006/4/5(19:35)
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えすてるさん こんばんわ。
yksiともうします。
私も同世代の若者に英文多読の授業をしていますが、同様に感じる点が多々あるなあと、読ませていただきました。
"えすてる"さんは[url:kb:894]で書きました:
〉多読授業を本格的に始めて丸1年が無事すぎました。
〉その前に半年ほど選択授業で10人ほどの生徒と、また放課後自主的に本を借りに来てくれる生徒たちと細々と始めてはいたのですが、去年の4月から
〉2年生全クラスで週1時間の多読を続けてくることができました。
〉8割くらいの生徒に書いてもらったアンケートも集計してみたのですが、概ね生徒たちの反応は上々で、これからも続けたい、また本校で続けていくべきだという答えが多かったです。
〉もともと英語嫌い、英語が苦手という生徒がかなり多い学校なので、始めた時は本当に1年続けていけるのか心配だったのですが、よい手応えにホッとしています。
週1時間で1年続けると、(まだまだ、試験等で測定できる変化は見えないかもしれないけれど、)始める前は英語が苦手だったとしても、かなりの生徒さんが、英語を読めるとの実感を持ち始めている頃でしょうね?多読2年目になると、変化が表に出てくる生徒さんがもっと現れ、担当教員としても(更に)嬉しくなること請け合いです。本の増強を強く感じるという、嬉しい悩みも発生するかも。
〉とにかく簡単なのを楽しんで読んで、多読の良さを実感してほしかったので、今の語数と、読んでいるシリーズやレベルを毎時間チェックして「今はこれはちょっと難しいかも。こんなのもあるから読んでみたら?」とおせっかいを焼いたり、授業前にせっせと本を選びやすいようにディスプレイ?したり、片付けたり、空き時間には書いてくれた感想にいろいろコメントを書いたり・・と私としては結構大変でしたが、生徒たちが本当に楽しんでくれ、本の話で一緒に盛り上がることもできて、彼ら彼女らの素直なコメントを読むにつけ、やってよかったなあと思います。
〉1年終えた生徒の感想としては、つまらなかったとか訳さないと不安、という声ももちろんあります。でも全体として見ると、語数のわりに冊数が多い子(つまり楽に読めるレベルのを読み尽くして、少しずつレベルを上げてきた子)ほど、多読の良さを実感できているように思います。また、教員の側がただ「読め」というだけでは、多読の良さを実感するのは難しいことも感じます。「わからなかった」と言われた時、「これは○○だから難しいかもね」とか「日本にはない習慣だよね」というように声をかけることも大切です。そのためにも教員の側が自分でも読んで、アドバイスできるだけの本の知識を持つことが必要だということも痛感しています。(忙しい中で、同僚にそのことをわかってもらって、実践してもらうことの難しさも痛感しています・・・)
ここのところ、一緒です。特に、YL1未満の本をたっぷり読んだ子は、語数が少ない割には読めるようになっているように、感じます。
また、自らの多読体験(特に、やさしい本の)が少ない場合、多読指導は難しいと思います。例えば、YL2.5くらいの児童書 (MTHとかAtoZ等)の中から好みの合うものを読んでもらい、途中にやさしい本を挟み込むような形で読んでもらえると、やさしい本の有効性も体験してもらえるのではないかなあ?
〉勉強や進学よりも、部活や遊びに熱心な生徒の多い学校なので、自主的に放課後や家で読む生徒は少ないのですが、それでもこつこつと20万語近く読む生徒もでてきています。彼女はORT、LLL、SPR、SIRをこつこつ読んで、ようやくPGRの1を読んでいるところですが、ゆっくりゆっくりレベルをあげているので、今後が楽しみです。
〉また、多読本を置いている図書館の本の貸し出し数は前年から1500冊も増え(4500冊から6000冊)、ベストリーダー(よく読まれた本)50冊の中に多読本が20冊くらい入っています。これも嬉しいことです。
これが素晴らしいですね?
〉ただ、新年度は多読をしていた時間に、文法の問題集をやるという案が担当者の同僚から出されていて、私としては今日ようやくまとめ終わったアンケートに出てきた生徒たちの声を伝えて、新2年生にもなんとか続けていくようにしてもらいたいと思っているところです。(今年やった2年生には今後も授業で続けていくつもりです。)
ここのところ、特に応援したいです(声だけで、お役にはたてませんが)。
近く(に居なければ、近県でも)で、多読授業を実践している者で交流ができると、よいですね?
〉全国の学校でHappy Readingが広がっていきますように!
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