Re: 英文多読授業4年間の経過報告

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/7/17(16:06)]

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[♪] 914. Re: 英文多読授業4年間の経過報告

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/4/3(00:20)

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yksiさん、報告ありがとうございました!
酒井@快読100万語!です。

AMINOさん、いつもありがとー!!

〉愛知県のある高専では、英文多読授業を導入して4年が経過しました。3〜5年(高3〜大2)各1クラス(40人、週1回通年授業)が、平成16年度から始めた2年間の授業を終えましたので、経過報告をします。
〉120人の学生の平均読書量(2年間)は30〜40万語くらい(集計中です)。また、100万語通過者は卒業生も含めて10人。Magic Tree House(やさしい児童書)が読めるようになった学生は2割くらい、典型的(読書語数が平均くらい)学生が読んでいる本は、1年目の終わりでPGR1〜CER1(YL1.0〜1.4)くらい、2年目の終わりでMMR2+〜OBW1(YL1.6〜2.0)くらい(この辺りも集計中で、かなりいいかげん)ですから、社会人タドキストやSEGの多読クラスと比べると圧倒的にゆっくりしたペースです。しかし、学校で行われる多読授業としては、まあまあ(普通)ではないかと(勝手に)思っています。

電気通信大学のえペースとほぼ同じくらいか、ちょっと早いのでは
ないかと思います。(こちらも集計中、というか、未集計というか)

〉TOEIC平均点も400点を越え、やっと、同世代の高校生、大学生平均に追いつきました(それでも、創立から40年経過して、初の快挙ということになります)。

おー、やりましたね! 

〉多読授業は、従来型の英語の授業とは別に、新規の専門科目として導入したので、当初、学生も多少混乱した面があったようですが、今では学科学生にも当たり前の学習法として定着し、図書館の年間貸出冊数が倍増する等、嬉しい副次効果もありました。
〉最近は、「電気科の学生は英語ができるようになった」と英語の先生からも、お褒めの言葉を頂けることがあり、嬉しい限りです。授業評価アンケートの評価も上昇中で、自由記述欄には「楽しい」、「多読ができて良かった」という表現が並んでいます。

英語の先生からそういう言葉が出るとは最高の褒め言葉かもしれない。
(これまではあまり多読によい顔をされなかったのではないかと
推測します。)

〉新学期からは、2学年80名の学生が、多読授業3年目に入りますので、離陸する学生も続々と出てくるものと期待しています。

〉尚、詳しくは、4月23日(日)名古屋の授業報告集会でお話しできる予定ですので、興味を持たれた近隣の方は、お越し下さればと思います。

はい、楽しみに伺います!

では、学生さんとともに、Happy reading!


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