100万語では少ない

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/6/29(18:38)]

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816. 100万語では少ない

お名前: 桜印
投稿日: 2005/11/26(03:15)

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従来の精読を排除して多読オンリーにすることは可能でしょうか?
おおざっぱな読みでもいいから量を増やして、最終的に正確な読解も可能なようにする、つまり
量から質への転化を期待するわけですが、その場合100万語程度では転化は期待できそうにないですね。
ペーパーバック10センチほどですから。
初学者への目安としてはいいですが、それから先はどうでしょうか?
あまり語数語数と騒ぐのもおかしいと思われるかもしれませんが、多ければ多いほどいいという立場に立つ以上、なにか段位のようなものを設定してみるのもいいかもしれません。1000万語で多読一級とか。
伊藤サムさんは「身長二倍」を提唱されています。これは3000万語とのことです。

ペーパーバック10センチを「文法読み」している場合は試験対策としては完璧です。リスニングもできればトイックも満点近いでしょう。
しかし多読で同じ効果を求める場合は最低でも1000万語は必要なのではないでしょうか?

ただ、多読も語数を増やすことをノルマにしてしまうとまた困ったことになるというのは予想できます。

ただ多読と「文法読み」の違いは、前者は第一言語習得に近いプロセスを経るのに対して後者はそうではない、試験が終われば忘れる知識に近いということです。

以前、ほかの板で、多読のみで会話練習などは一切しないにもかかわらず、ネイティブとの会話で言葉がぼんぼん出てきたという体験がアップされていました。知識としての文法ではなく、英文法が多読によって完全に内在化したのでしょう。教員も学生もこのレベルを目指したい。そのためにはやはり3000万語は必要な気がします。過去の投稿ではどうでしたでしょうか?みなさんどの程度読めば会話が自然とできる感覚になったのでしょうか?


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