[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/26(03:53)]
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多読と精読を両立させることは難しそうです。
雑な読みでもいいからたくさん読ませることを優先すべきと考えるようになりました。
雑でもいいというより雑なことに意味があるかな・・・天下り式に正しい知識を教えてもらうのはやはりよくないし。単語も文法も文脈も雑な把握でいいからとにかく読ませる。雑だが自ら獲得した知識だから教師の助力でそれを正しいものに転化してやればすごい力になるでしょう。
さて、例の本によれば、小学生2年生の国語教科書の文章すら大学生の多くが読めていない。深い読みをしていない。母語ですらそうなのですから英語で精読を期待するのは無理かもしれません。
多読はあくまで自発的な読書で、文脈が取れているか講義したりテストしたりすると多読へのモチベーションが極度に低下しそうです。
GRを読ませて多読させている学校はたくさんありますが、ある実践例によるとテストを導入すると本の貸出率が極端に低下するそうです。
高校二年まではせいぜいセンター試験レベルまでの英語を大量に読ませる
↓
量の質への転化を期待する(甘いか。ただ精読をするための基礎は作れる)
↓
高三は受験対策もかねて精読の講義を行う
というのが穏当かな
ただ一年でセンターレベルから大学入試レベルまで上げるのはたいへんだなあ。GRと入試の英文は語彙と内容が違いすぎるので困る。
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