[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/26(03:41)]
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お名前: bigfoot
投稿日: 2005/11/5(17:59)
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桜印さん、こんにちは。理系の大学教員bigfootです。
ご紹介の本、アマゾンの案内で見させてもらいました。確かに興味深い本ですね。まだ読んでいませんが目次に
第2章 「読み」における文脈のはたらき
1.文脈がわからないと「わからない」
2.文脈による意味の引き出し
3.文脈の積極的活用
ともありました。門外漢が何ですが、これはより大事な指摘に思えます。高校時代は、専門知識に照らし合わせながら正確に判読しなければならない高度の内容の英文を読むよりも、多読により文脈に乗って行く力をつけさせるのが大事ではないでしょうか。フォニックスの本(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062564335/ref=pd_sr_ec_ir_b/250-4634050-9966632 多読する前に買った本ですが)にも、アメリカの子供の読書能力は10歳位(うろ覚えですが)を超えると見違える程、読書量が増えると書いてありました。そして日本人の子供より大人びた考えを持つ。子供自身の伸びる力を信じると簡単に言ってはいけないでしょうか。
一方、日本語で文脈を追えなければ(多読できなければ)、英語で文脈を追える(多読できる)はずがないのに、大学生協が4年間に100冊日本語の本を読もうという運動を展開しているのが現状です。御担当の生徒さんたちは違うでしょうが、最近始まった小学校での読書運動が身を結ぶことを私は期待しています。
いずれにしても、御紹介の本を読んでみようと思います。では、桜印さん、Happy Reading!
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