[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(09:15)]
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こんにちは。
"杏樹"さんは[url:kb:758]で書きました:
〉〉#だから、教師はたくさんよんでいないと
〉もしかするとこれが一番の問題ではないでしょうか。
〉多読は自分が実際にやってみないと、人には指導できないと思います。
〉ですから、教師に多読を普及させるには、まず教師自身に多読をしてもらう。
〉教師に多読を実践してもらうのが、もしかすると一番の難関かもしれません。
〉…と、ふと思いました。
先日SSSのご協力を得て地元で多読講演会を開催した際、近隣の中学高校へPRに行きました。「学校にもこういう英語の本があってもいいねぇ。」と、本を揃えることには積極的な姿勢が見られました。そこで、「やってみたい子どもだけで部活のような課外授業もできますけれど、特に生徒には適切な指導が必要です。まずは先生がたくさん読んで子どもたちにアドバイスできるようになってもらいたいですね」と言いました。すると、先生自身はあまり乗り気ぢゃないことが見えてきました。
結局、講演会への教師の参加はなく、でも、先生は生徒にチラシを配ってくれたので、生徒は来てくれました。また生徒の保護者も来てくれました。そこから私設ブッククラブも始められて、多読とはどういうものなのか、今は私がアドバイザーですが、関心をもってくれた保護者を中心に、その本質が僅かずつでも定着させられるかもしれないという期待を持っています。
こんな経験から、あくまでも「学校」を通じて(学校に疎外感を与えてしまわないように)、でもターゲットを先生に絞ってしまわずに生徒や保護者へもアピールしていくのがいいと思います。先生がなかなか動かない(動けない?)場合でも、子どもや保護者から変化をもたらすことができるかもしれません。
世間一般では機関や施設などから「こうしよう」あるいは「こうしてください」と一般の人々に呼びかけることが多いですが、機関や施設の人事異動などで方針が変わると内容も変わって翻弄されてしまうことが多々あります。やはりそれを享受する生徒や保護者からの要望が確たる定着の一番のポイントではないでしょうか。
しかしそれもケース・バイ・ケースだと思います。取り組もうとする地域や学校の状況を把握した上で普及の道筋を考えられたらいいと思います。そして私自身は好きな言葉「3つの"あ"」でコツコツやっていきます。"あ"せらず、"あ"きらめず、"あ"てにせず。
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