Re: 多読を学校教育に

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/7/1(04:24)]

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747. Re: 多読を学校教育に

お名前: たむ
投稿日: 2005/10/8(09:27)

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yamasinaさん、おはようございます。
たむと申します。

プロジェクト、おもしろそうですね。
英語の先生方からいろいろお話が
聞けるとおもしろいと思います。

ところでその前に、

〉>一つには、敵はこちらがどう出ようとも多読普及に手を貸すことは
〉>ないだろう、と思われること。
〉(http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=t&id=527)

〉といった、議論に疲れてしまった諦め気分の発言とともに、挑発的行動もやむなしという風潮があります。

〉そのような行動に移る前に、今一度平和的手段でなにができるか考えたいのです。

これは酒井先生の発言をさしているのですね?
これを酒井先生の「右・左問題」と名づけて
おいて…「議論に疲れてしまった諦め気分の
発言」というふうには、私には読めなかった
のですが…。

「挑発的行動」とは、具体的には最近の酒井先生の
伊藤和夫さんへの言及・批判をさしているわけですね?
これを「挑発」ととるかどうか、私はとうぜんの批判の
ように考えます。批判された方は批判を返せばいいの
であって、それ以外のことを考えるのは私にはフェア
なことだとは思えないのです。伊藤さんは故人だそう
ですが、それなら弟子筋の人や、われこそはと思われる
方が批判を返せばいい。これは、貫かなければならない
大事なことと思います。

SSS多読法には、なんというか「毒」があります。私が
そうみるというのではなく、これをまだ知らない人
がみたら、そう感じるだろうということなのですが。
つまり、「日本語を使わない」ということです。

この1点が、すべての英語教育者たちを「震撼」させる
のではないかと思うのです。すべての英語学習法が
はじめは日本語で訳をつけて理解する、そのうち
直読直解ができるようになることを暗黙の前提に
しているように思われます。しかし、「直読直解」は
いぜん日本語訳に頼っているのではないでしょうか。

SSS多読法はこの点で明確に、最初から、そして身に
ついてしまった日本語とは別の回路で英語を読むよう
に言っています。私にはこの点がSSS多読法の本質的に
画期的な点だと思えるのです。

この「毒」については、yamasinaさんはどうお考えで
しょうか。

そうしますと、「平和的手段」というのがよくわから
なくなります。先生がほかの英語学者や学習法を
批判するのは、平和的手段ではないとお考えなので
しょうか。これは「融和的手段」とでも読み替えると
私にもぴったりくるのです。

つまり酒井先生の「右・左問題」は、「融和的手段」を
とるか、または相手が「嫌な気分」になろうとも
明確に主張していくか、という選択肢になるのでは
ないかと思います。

あたりまえのこととお叱りを受けそうですが、前提と
なる大切なポイントのように思えたものですから。

ほかのいろいろな点については、また次に参加させて
いただきます。

ではでは。


▲返答元

▼返答


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