[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/24(10:37)]
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お名前: yksi
投稿日: 2005/7/24(20:35)
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bigfootさん はじめまして、yksiです。
英語の教員ではありませんが、高専で多読授業(専門科目)をしています。
〉学生は多読に食いついてきませんが、単位を出す方向には進むまいと思っています。私は学生の自主講座のままにしたいと思います。学生全員に多読をさせようと働きかける考えは捨てました。単位認定をどうするかと必ずなりますからね。それでも全員にさせるかどうかは英語教員の方々の決めることです。
英語の先生方に多読を理解していただくのは、かなり難しいことだと思います。まず、多読と言った場合の英文のレベルと量がズレていることが多いです(YL2から始めて年間1万語で、多読になるのでしょうか?)。また、TOEICに関しても、両極端の態度を取られることが多いです。TOEIC を毛嫌いされる方が大多数ですが、TOEICにぞっこんの方は、TOEIC対策授業に行ってしまわれます。単に、英語の処理速度(コンピュータでいうと、ハードウエアに近い低レベルの情報処理能力)を測定するだけのTOEICの得点ですから、「英語運用能力が付く方法で学習し、その成果をTOEICで測定」すべく、長期間の多読の成果をTOEICで測定し、その効果を主張するのがよいと思います。ただ、そのためには、複数年の時間がかかるはずですので、じっくり、ぼちぼち、やりませんか?
〉会社を中途退職されて、学び直している人(TOEIC600以上)なんか、こんな素晴らしい英語の勉強の仕方があるんですねと大喜びでやっているのです。
〉夏休み明けに、熱心な学生達に推薦文を書いてもらうつもりです。私が何言っても成功率の低いことはよく分かりました。学生は学生の言うことを信用する。これは古川先生が言われていたことです。
社会人は英語で苦労しているので、進んで学びますが、(日本の)学生は、英語で苦労していませんので、進んで学ぶ者は少数派でしょう。最初は、わずかな単位等で誘導するのも、可能であれば、1つの手段かと思います。
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