新年度の報告

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/7/17(11:51)]

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556. 新年度の報告

お名前: えすてる
投稿日: 2005/5/13(21:31)

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えすてる です。

 新年度が始まって1ヶ月半余り。

 昨年度末までに図書館にORT2セットとLLL1セットを入れてもらって、4月後半から2年生全クラスと3年生の選択クラスで多読を始めました。英語科職員は常勤4名と非常勤1名なのですが、常勤の教諭は全員が多読の授業を最低週1時間は持つようになりました。理解してくれて、協力してくれる同僚に感謝です!!

 始める前に一通り生徒に対して説明はしてあるのですが、人数が多いのと、中だるみになりがちな「2年生」ということで、本人たちがちゃんと効果を実感できるほど量を読めるのか、ちょっと不安です。でも楽しいと感じている子たちはどのクラスにも確実にいて、放課後もせっせと本を借りに来て、4月1ヶ月で60冊も(ORTですが・・)借りる子が3人いました。その反面、読めない子、本というものをまったく受け付けない子、集中できなかったり楽しめない子も確実にいて、これからどんな風にすすめていったらいいかなあと思案中です。

 多読開始後、2〜3回の授業を使って、初めて受け持った2クラスの生徒一人ずつ呼んで記録用紙を見ながら、「英語は好きか嫌いか、得意か苦手か」「英語で書いてあることを音にできるか」「本は好きか」などについて、聞き取り調査のようなことをしながら、「文法ができないとかテストの点が取れないことは気にしなくていいよ」「訳せない方が多読には、いいよ」「得意じゃなくてもだいじょうぶ!」「だいたい話がわかって楽しめればいいよ」「この調子で」と苦手意識が少しでもなくなるよう、話してみました。英語が嫌いと躊躇なく言う生徒が大多数という今の状況が、多読を通じて少しでも変わりました!という報告が1年後くらいにできるといいなと思っています。大変な道のりのような気がしていますが。

 図書館の司書の方にも、本の整理やディスプレイの仕方を教えてもらったり、5〜6人のグループに分けてソファのコーナー(図書館に一角にあります)に呼んでAETや教員が読み聞かせをしたら?とかいろいろアドバイスももらっています。いろいろな仕掛けや工夫がうまくいったら、報告しますね。

 
 それでは、みなさんHappy Reading!


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