[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/11/25(09:18)]
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えすてるさん、リュミエールです。
この度はお返事ありがとうございます。掲示板でいつもえすてるさんの実践を「すごいなぁ〜」と思って読んでいましたので、お返事いただけて光栄です。
〉私もこの10月から選択の授業で多読を始めました。放課後や休み時間に研究室に来て、借りていく子も結構います。うちの学校の生徒もリュミエールさんのところと同じ感じなので、最初はどうかな?と思ったのですが、多読の時は、いつものにぎやかさはどこへ行ったかと思うほど、しーんとなって読んでいます。本当に不思議なくらい。
本当、不思議ですよね。今回初めて多読の授業を4日間の集中講座で行いましたが、いつもは45分授業でもなかなか落ち着かない生徒たちなのに、90分という長さを感じさせないくらい本の世界に集中していました。私が授業前のセッティングをしているうちに、早めに来た生徒たちはさっさと好きな本をワゴンから取り出し、いつのまにか自然に授業が始まっているのには驚きました。先生主導でなく、生徒主導でもこんな風にできるんだと、生徒たちから教わった気がします。それは、(まさかと思っていましたが)電通大で見せて頂いた酒井先生の授業にそっくりの光景でした。
〉やっぱり、自費で買っているんですね〜。今年はお願いして図書館でORTを1セットだけ買ってもらったのですが、あとは私も自腹を切っています。まあ、私自身が楽しんでいるので、一人で読んで終わり、よりはたくさんの子どもたちに読まれた方が本も幸せだと思っていますが。
このあたりはなかなか難しいところです。どこの公立学校も共通の悩みかと思いますが、緊縮財政の上、予算の執行時期など決まっていて、英語科としての合意が得られない出費についてはどうしても欲しければ自腹ということになってしまいます。
私としてはやはり多読指導を実践する中で実績が上がって来たら、恐る恐る科会に出してみて、それから学校として購入してもらおうという考えです。この「実績」をどう「数字」で表すかが難しいですが。でも「100万語」はわかりやすくていいですよね。
〉生徒たちには、もっとどんどん読んでほしいな、と思うのですが、無理や強制はせず、あくまで楽しんで続けて「あれ、こんなに力がついちゃってた〜」となってくれることを祈っています。
その通りですね。今回の講座で私も語数カウントや分速の測り方まで一応教えましたが、強制はしませんでした。それでも高校1年生で4日間、その時間だけで1万7千語も読んだり、絵本中心に48冊も読んでくれた生徒が出て、感激しました。
〉また様子を聞かせてくださいね。
こちらこそ、よろしくお願いします。
Happy Reading!
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